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2018年05月21日

2018年J2第15節 横浜FC-ジェフユナイテッド千葉「Replace」

アディショナルタイムの千葉のゴールは、横浜の勝ち点3を1に変えてしまった。長いロングボールにラリベイと戸島が競り合い、こぼれたボールに体を投げ出しながらボレーシュートを清武が決めて同点となった。静まり返る横浜側と歓喜に沸く千葉側という対照的なムードで試合は終了となった。もう少し言えば、途中から出てきた選手がゴールを決める千葉と、途中から出てきた選手が競り合いで弾き飛ばされる横浜というのが終盤のゲームの流れを象徴していたともいえる。

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それでもだ、横浜は前半開始早々に野村のゴールで先制した。佐藤謙介からレアンドロ・ドミンゲスから北爪と渡り、北爪の浮き球のパスに反応した野村が前節戸島が決めたようなフワリと浮かすループシュートを決めた。流れるようなパスワークは見事だった。その後も横浜は、ショートカウンターのような形で千葉のサイド封じ込めてボールを奪っては速攻からチャンスを作った。横浜の5-3-1-1を支えているのは両サイドの北爪と武田だ。この選手の位置が横浜の状況を物語ると言ってもよい。
千葉もつなぐことに執心して、サイドでのプレスバックにハマって攻撃の形を見いだせないまま時間だけが過ぎていった。横浜としては、サイドはサイドバックとボランチで挟み込んでボールを奪ったらサイドバックが一気に駆け上がる戦術。だからこそ縦にいける北爪、武田が重宝されている。

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前半サイドからの攻撃を考えていた千葉は、後半2トップの指宿、ラリベイに早めに当ててから押し上げる戦術に変更しこれが当たる。川崎は指宿とのマッチアップで後手を踏み簡単にボールを収められてしまう。手を打った千葉が攻勢に出る。
後半5分、横浜と千葉の選手がボールに競り合い、ボールがサイドラインを割った。当初副審は横浜ボールとしていたが、主審は千葉ボールと宣言。主審の方がプレーしている場所に近く、両選手が背を向けていたとは言えよくある光景だったが、横浜の選手は主審に詰め寄り抗議をする。とは言えこれで抗議が翻ることはないのだが、そのモヤモヤした空気のまま千葉の指宿にドリブル突破を許し、パスを受けた船山にミドルシュートを決められてしまい同点に。

横浜の選手はゴールの後も抗議をするが、それよりもスローインでもフワッとした空気のまま切り替えられてなかったのが問題。この試合の主審のレベルは低かったが、それでも彼の誤審で失ったゴールはなかった。同点にされてイライラを吐き出せたのが後半16分。レアンドロ・ドミンゲスのドリブルはファウル気味に止められたが、こぼれ球を加速して拾った北爪がクロス。ファーサイドで待っていた佐藤が放ったシュートは千葉DFの足に当たり、逆方向に転がり横浜は逆転。さらにその2分後には、イバからの横パスをつないだ佐藤のパスをレアンドロ・ドミンゲスが右足で叩くとゴールに吸い込まれていった。

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逆転して突き放して最高の展開となったはずだったが、この空気はすぐにしぼんだ。横浜は右サイドを突破され、途中出場のホルヘ・サリーナスのクロスを逆サイドにいた矢田が落として、再び船山がゴールを叩き込んで1点差。そこからは一進一退の攻防で、イバがペナルティエリアで倒されるもノーファウルで、抗議したタヴァレス監督は退席になるなど、ヒートアップする中でゲームは進んでいく。

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posted by おかき at 03:17| Comment(0) | 横浜FC2018観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月14日

2018年J2第14節 横浜FC-ロアッソ熊本「持ってる?持ってない?」

横浜FCサポーターが安どの表情を見せたのは、レアンドロ・ドミンゲスの浮き球のパスに反応し、この日チーム4点目となるゴールをループシュートで決めた後だった。残り10分で横浜は3-0から反撃に遭い2失点で1点差。あわや追いつかれる事も頭をよぎったそんな試合になってしまった。それにしても、3-0でゲームを終わらせてくれないのがタヴァレス監督。3点目を見て、2人を交代させたがその交代で入った新井のミスからボールをつながれ失点。大卒の選手は若いとは思わない。ゲーム勘がなかったと擁護すれば彼の為になるのだろうか。その後も新井はゲームに流れに入れず。投入の意図はわかるけど、結果的に残念な結果になってしまった。タヴァレス監督は持っていないのだろうか。

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ゲームは序盤から横浜のペースで進んだ。佐藤謙介とカルフィン・ヨン・ア・ピンが負傷から戻ってきた。両サイドの北爪、武田は運動量を求められるが、渡邊が中盤の底に入り、左右の佐藤謙介、野村がボールを散らして展開する形。特に右サイドでは佐藤謙介がゲームに落ち着きをもたらし、野村が左サイドをかき回す。奪ったボールはレアンドロ・ドミンゲスに預けて前に。
ただ、5バックでボールを奪って前線に出ていくが、1トップでは距離がありイバがフィニッシャーになる機会は少なく、ボールを回すことに腐心させられ結構ストレスが溜まっている感じもする。前節もそうだが、レアンドロ・ドミンゲスがどれだけ輝けるか。昨年イバ中心の攻撃陣が、今年はレアンドロ・ドミンゲス中心にシフトしている影響を感じさせられる。後々去就に影響がなければ良いのだが。

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この日好調だったレアンドロ・ドミンゲスのキックからゲームは動いた。後半10分風上のコーナーキックで巻いたボールはそのままゴールを急襲。熊本GK・佐藤が逆を突かれながらも、ボールを叩きつけるようにボールを弾きだしたが、それに反応した佐藤謙介がヘディングでボールを押し込み横浜が先制点を挙げた。ここから横浜に良いリズムが生まれた。
さらにその10分後の後半20分。レアンドロ・ドミンゲスのパスを受けたイバが左足一閃。GK佐藤の手をかすめながらゴールに転がったボールを、野村が押し込んで追加点。ストライカーとしては、イバのゴールにさせてやりたかったが、野村が反応するのはサッカー選手としては自然な事。とは言え、これで気持ちよくなったイバのプレーにキレが戻りつつあるのは良い影響だろう。

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posted by おかき at 03:34| Comment(0) | 横浜FC2018観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月09日

2018年J2第13節 FC町田ゼルビア-横浜FC「これを苦しいだなんて言えない」

町田市陸上競技場は、一部では天空のスタジアムなどと言われてはいるが、隣町の相模原在住の自分にとって、ここが相模原以外では最も近いスタジアムで不便を感じたことはない。野津田車庫からスタジアムに向かう竹林を超えることが話題になるが、あの程度でへばっているようではスタジアムでは戦えないだろう。スタジアムとは、サッカーで言えば2つのチームの決闘の場所なのである。それを登るのは、ホームチームもアウェイチームも同じ。いわば戦場に赴く者の身体検査をしているである。こと、横浜にとって言えば三ツ沢の丘を登る方が断然きついはず、あの程度の竹林で音を上げるケツを蹴り上げてしまえ。



試合が始まってケツを蹴り上げないといけないのは選手達だったと気が付かされる。試合開始3分で失点。右サイドを簡単に破られ、ゴール至近距離から許したシュートをGK辻が弾いたところに飛び込んだ町田・鈴木が先制点を挙げる。辻がキャッチできなかったことを責める声もあるが、至近距離からの1対1の強烈なシュートを受け止めて弾くなというのは酷。どちらかというと、町田の攻撃の起点となっていた左サイドからの侵入と、中島の突破を抑えきれなかったのが失点の主な原因だ。



町田のマッチデープログラムにもある様に、町田の攻撃は左サイドにかなり偏っている。それをわかっていて止められない。前節讃岐戦がよかったのは、中島と木島のタイプの違いでもある。木島はスピードで抜けたいタイプ、フィジカルコンタクトを厭わない力強さのある中島の方がボールを収めるのは上手。そこでしっかり起点を作られて、中盤で挟み込めなかった。気迫に押されてなのか、齋藤は守備に入る回数も少なく、ポジションをとればボールを奪われる。前節讃岐戦が良かったのではなく、やはり讃岐がひど過ぎただけだった。


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2018年05月03日

2018年J2第12節 カマタマーレ讃岐-横浜FC「頭をもたげる」

内容もよく勝利できたという声の片隅で言うなら、このゲームはクリーンシートで終わらなければならなかった。よかった面は沢山ある。それは後程にして、一つ一つの失点が昨年横浜を徐々に蝕んでいったことを忘れてはいけないはずだ。勝ち点3が1に、1が0に、そして得失点が苦しくなる。残り試合が少なくなりゲームでの得失点の比重が重くなっていき結果的に昇格を果たせなかった。そんな思いが頭をもたげた。

このゲームの入りは非常に良いものだった。スタメンからイバ、佐藤、中里を外して、戸島、齋藤功、野村を起用。1週間で3試合行われる中でのターンオーバーを敷いたのもよくわかるし、布陣の意図も汲み取れる。野村をインサイドハーフで使ったのが効果的で、彼はサイドを駆け上がるだけの選手でない事をサポーターに知らしめた。武田、レアンドロ・ドミンゲスとの連携が良く、運動量もありしっかりと彼をサポートしていた。そして齋藤功は、序盤こそ自身で「ディフェンスが苦手」と言う様に奪い方で拙い部分もあったが、攻撃面ではスペースでボールをしっかり受けては散らし、預けては前にというプレーに可能性を感じていた。
このゲームで言えば、3ボランチだが、野村と齋藤功は前線にも積極的に顔を出し、時には最終ライン近くでプレーもして8人で守るという感じはしなかった。

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讃岐は序盤からDFが蹴ってくるばかりでラインを低く構える横浜としては苦しいことは殆どなかった。唯一、GK辻が触れてCKにしたシュート性のボールくらいだろうか。横浜の低い守備陣の前にボールを奪われてゲームを全く作れない。レアンドロ・ドミンゲス、野村は素晴らしいコンビで讃岐陣内に切り込むので、讃岐としては前と後ろで距離が遠くなり全体的に孤立する展開となった。それと気になったのは、讃岐GK清水のプレー範囲が思った以上に狭く、横浜のクロスに殆ど飛び出さないので、クロスのこぼれ球を拾って厚みのある攻撃を横浜は仕掛けることができた。ただ前半、全体的に1対1でしつこく戦う横浜のファイト溢れるプレーで讃岐を圧倒するも、ゴールを割ることはできなかった。

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ところが後半、思いもよらぬところで横浜にゴールが生まれた。後半開始早々、CKのこぼれ球を野村が前線にクロス、このふわりと弾んだボールに讃岐の選手はお見合いして足が止まり、そのこぼれ球を拾った戸島が讃岐GK清水の股の間を抜くゴールで先制。後半開始ということで集中力が欠けていたのだろうか、あっけないゴールとなった。


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posted by おかき at 23:07| Comment(0) | 横浜FC2018観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする