昨年J2で凌ぎを削った柏を三ツ沢で迎え撃つ横浜FC。約1ヶ月ぶりにここに
戻り3連敗の悪い流れを食い止めたいところ。
横浜駅から見て西側にある三ツ沢。17時キックオフのこの開催で、ここ5試合
未勝利の柏を夕陽になぞらえ沈ませたいと思ったのは私だけではないはず。
柏はフランサ、アルセウの二人の外国人を出場停止で欠き、
横浜にすれば
勝利への期待が高まる材料だった。

スタメンを見て感じたのは、凌ぎあいになると思った。横浜は前節もスタメンで
出場した山口を起用した事と、柏はボランチに永井を当てた事だ。
ボランチでどう捌くか。横浜・高木は「攻撃を仕掛けるパスの精度」と山口を
評しており、彼が縦にサイドにどうボールを散らすのかが横浜の生命線。
柏・永井はFKも蹴る等ボールの正確性と攻守のバランスに優れた選手。
試合は落ち着いた立ち上がりを見せる。人は、特に柏の選手はボールを持って
前を向いてから早かったが、それまでは横浜のカウンターを恐れてというより、
フランサがいないパスを仲間で確かめている感じに近かった。

横浜はここ2戦スタメンに戻ってきた奥のFKが冴える。前半序盤だけで、
太田、早川へと決定的なボールを供給し、得点への期待を抱かせる。
ところが事件が起こった。柏・鈴木の負傷退場。前へのクロスボールに
飛び出して横浜DFと競った時に顔を蹴られたか激突したか、軽い脳震盪になり
担架に乗せられたまま退場。

この退場が横浜を弱腰にしてしまう。悪いという呵責の念でもあったの
だろうか、日本人の多くが持つ「(鈴木は死んではいないが)死人を悪く
言わない」風潮が影響したのか、どうしてもラインが下がる。
この日の柏なら多少ラインが下がる事は悪くはなかった。
バイタルエリアに侵入してくるのが、永井か山根ならば強気で突破してくる
選手ではないからだ。山口がここ数戦出場していないのは、ここだ。
2列目から飛び出してくる選手を捕まえきれずに失点していた。
ただ比較的パスタイプの永井なら、そしてアンカータイプの山根なら
正面のこの位置は怖くなかった。
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