徳島の昔からの風習では、雛を流すのが当たり前だったそうだ。
流さなければ「嫁に行き遅れる」と言われていたものだ。
何の因果か、徳島城
博物館では「ひな人形の世界」という雛祭りの
伝統を伝える小さな企画展が行われていたのだった。
雛といえば、今年横浜FCの選手は昨年と比べ大幅に入れ替わり
経験も少ないまさに「雛」の様な若い選手も増えた。それでも
ポイントポイントには経験値のある選手、例えば仙台時代に都並監督の
下で昇格争いを経験した中田洋介、
広島時代に昇格を経験した八田らが
加入したとは言え、昇格の為の切り札とは言えないのも事実である。
その経験の少ない雛達が、昨年最下位の徳島に苦戦する。
やはりチームを入れ替えた事が影響しているのだろう。中盤で
パスを繋ごうとするが、どうしていいのかわからずとりあえず
前線のアンデルソン、長谷川に放り込もうという意識で
ゲームを
作ろうとするが、それが簡単に実る筈もない。
都並監督が「うまく中盤を構成して攻撃に結びつける事」と
試合後に語ったがその意図は浸透していなかった。

中盤を徳島が良い形を作り出す。そこにいたのは"EL ARTISTA"玉乃。
昨年まで横浜FCに所属していた玉乃は、その持ち前の突破力を
存分に生かし徳島の攻撃の中心になっていた。
徳島の
サポーターが自虐的に語る「玉乃
システム」が機能している。

そしてもう一人は、柏から加入したドゥンビア。この身体能力の
高いコートジヴォアール人が前を向いてスピードに乗った時は、
数人掛かりで止めに行かなければ簡単に抜かれてしまう。
だが助かったのは、昨年許したゴールの時の様な抜群の決定力が
影を潜めていた事。ヒヤっとする場面も
シュートが枠に飛ばず
肝を冷やす。
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