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2013年03月25日

2013年J2第5節 横浜FC-ファジアーノ岡山「変わり目」

岡山・後藤のスポンサー看板を飛び越える姿に、昨年の川又をだぶらせた。ぽっかり空いたエアポケットにクロスを許し鮮やかに決められて、それが決勝点になる。2年前の関のボーンヘッドも含めると、3年連続で横浜は岡山に0-1で屈している。



試合開始から横浜が再三再四攻略を許していたのは松下がケアする1ボランチの両側。この広いスペースをぽっかり空けたままで横浜は岡山に何度も侵入を許した。西嶋のいた左サイドは集中的に突破を許し、武岡、寺田が戻らないといけなかった。特に後半、岡山が石原を入れてカウンターの色合いをはっきりさせてから思うように前にも進めなくなった。佐藤を入れて2ボランチにしたが、ハードワークする岡山を相手に抗しきれなかった。



それが前線でのパワー不足につながり、最後カウンターで持ち上がってもフォローは誰もいない、中に走り込んでいる選手はいない、だからサイドでごちゃごちゃとボールを回しては、苦し紛れのシュートを打たされる。奪われる。尤も、それは岡山の意図であるのだが。
キャンプの練習試合を見ているがセレッソ戦でも岡山戦でも、1ボランチは不安定で攻撃は遅いし、守備はスペースを使われた。とは言っても1トップの形も機能しておらず、理想と現実の狭間で難しいところ。



前半、縦へ突破していく内田がいたからそのギャップのスペースを使ってカウンターも何本か良い形があったが、負傷で内田が下がると小野瀬以外に縦への意識が薄れ、数的優位でも足もボールも止まってしまった。
野上や松下もだが、指示があったのかはわからないがサイドに上がった時にクロスを殆ど蹴らない。細かいパスを回している間に相手に戻られてどんどんこじ開けられなくなってしまった。

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2013年03月18日

2013年J2第3節 ガンバ大阪-横浜FC「3/4よりも先に行けるか。それが重要だ。」

このゲームの主審は家本氏。J1で笛を吹いてもおかしくない同氏がこのゲームの担当になったという事は、Jリーグもこのゲームを大きな試合と捉えているからに他ならない。スコアレスに終わったゲームとは言え、両者の我慢比べが見えた玄人向きの好ゲームだった。

前半横浜はガンバのパスワークに苦しんだ。特に中盤の松下のプレスを外されて、バイタルエリアを追いかけながら守り、その低い位置に人数を掛けたことで前線の押し上げが出来ずカウンターの形であっても相手の守備陣の方が多いという状況で攻め手が少なかった。
また、高い位置からガンバのプレッシャーを受けて、松下、高地という横浜のポゼッションの中心選手が次々にミスパスやプレスでボールを失い、攻勢を受け続けた。ただ、森下、スンジンの両CBがレアンドロをゴールから遠ざけ、野上、西嶋が藤春、丹羽の突破も身体を張って守った。柴崎も2本決定機を止めた。横浜は守備の集中が高かったから、次第にガンバがボールを回しているだけになっていった。



反面横浜は大久保がポイントを作る事が出来るが、どうしてもガンバ守備陣をこじ開けられないまま前半が終わった。

後半、流れが横浜に来る。攻め疲れなのかガンバにミスが増える。前半あれだけ動いていたボールが、人が止まってボールも止まってしまった。味方を追い越す動きが減り横パスを繰り返した。横浜は運動量が落ちない。



先に動いたのは横浜だった。田原、佐藤を入れて中盤のギアをアップ。ガンバのボールを保持するラインが下がり、横浜の前線からのプレスがかかり始めた。寺田、武岡がチャンスを作ったが、ペナルティエリア付近でのプレーの精度を欠きゴールまでは至らず。

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posted by おかき at 04:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2013観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月11日

2013年J2第2節 横浜FC-徳島ヴォルティス「ここはホームだ。呪いの鎖を断ち切れ!」

後半16分、徳島・那須川に素晴らしいボレーシュートを決められた。キャンプの時から守備があまり良くないのは知っているが、2度のリードを守りきれない。特に2点目の失点シーンなどは、外にボールを出して意図的にゲームを切っておけばあのシーンはなかったのではと感じてしまう。またホームで勝てないのか、、、そんな不安が脳裏をかすめた。

今年の横浜はボールをつなげる事、しかもそのポゼッションは前進するためという意識の元で掲げられているが、守勢の時はゲームを切ることも必要だった。低い位置でつなごうとして中途半端なボールを奪われてしまうよりも、流れを止めるというのも一つの戦い方だった。最初の失点もバタバタしていた中でフリーで徳島・柴崎にシュートを許していた。



新加入の野上の先制点は、過去から脱却して新しい未来を予感させるのは十分な力強いものだった。直前の打ち合わせで示し合わせたのか、大久保がファーに流れながらFKを折り返すと野上が相手守備陣のプレッシャーをはね除けてヘディングシュートを流し込んだ。



そこから横浜はペースをやや落とすものの、相手を敵陣に釘付けにして攻撃を繰り返した。前節に比べて大きく進歩していた。寺田、高地からサイドの武岡、内田、あるいは市村と好き放題にパスが出ていた。最後の部分で崩しきれないところこそあったが、形は実りつつある。



同点に追いつかれても、後半開始5分。寺田の左足のミドルシュートで徳島を突き放した。これでも横浜はゲームを決めきることも、締めることも出来ず那須川のゴールを許して追いつかれてしまう。

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posted by おかき at 03:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2013観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月04日

2013年J2第1節 FC岐阜-横浜FC「不破関を破る」

その昔、まだ都が飛鳥にあった時代、岐阜の地に天武天皇が不破関を築いた。越前の愛発関、伊勢の鈴鹿関と並ぶ日本三大関であった。都が飛鳥にあって、東の地域の反乱などに備える為であったという。その東からの攻撃に備えた関の様な、岐阜の強固な守備に横浜は苦戦を強いられた。

2013年、厳しいシーズンを予感させる様な立ち上がりだった。昨年最下位争いをしていた岐阜のハードなマークの前に決定的なシーンを中々作る事が出来ず、無得点のまま後半に突入。それでも後半35分に野崎が岐阜の体力が落ちてきたところでカウンターから先制ゴールを挙げると、その6分後には内田がスルーパスに抜けてGKとの1対1も制して追加点をたたき込み何とかゲームを制した。



きっとどこかに横浜には慢心があった。いつか点が取れるだろうという。前半横浜は自分達がボールを保持して敵陣でゲームを進める事が出来た。だが、これはカウンターを狙う岐阜の一つの戦い方。今年加入した元インテルという経歴を持ったデズモンドと関田という強固な2人が1トップの大久保にボールを収めさせず、そして最後は身体を張って全員でシュートコースを消すという徹底した戦いに引き込まれ、横浜は消耗した。



昨年4位ではあっても守備陣はほぼ総取っ替えの横浜はサイドを活用して攻めきるまでに至らない。西嶋、市村は守備では貢献したが攻撃では存在感を示せなかった。これは彼らの問題というよりも、キャンプを見ている限りサイドをどう崩すのかという部分が中々成熟してなかったように感じた。
開幕戦であり連携が微妙に足りていない部分があったが、それを途中交代で入った選手で吹き飛ばせるのだから横浜の選手層は厚いといっても過言ではない。

2対1の数的優位は決められないが、サイドに逃げながら押し込んだ野崎の美しいゴールで関所の閂を破ると、内田のゴールがとどめとなった。

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posted by おかき at 03:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 横浜FC2013観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする