最近の記事

2013年04月29日

2013年J2第11節 水戸ホーリーホック-横浜FC「つかんだ勝ち点1か、失った勝ち点2か」

試合終了の笛が鳴って崩れた松下の姿が徒労感を象徴をしていた。勝てた試合。誰もがそう感じていたはずだ。前の試合から、怪我人や週3試合あるという過密日程も考慮したのかスタメンが大きく変わった。序盤水戸に危ないシーンを作られるが、それを相手のミスで乗り切ると徐々にかみ合ってきた。
高地が良い動きをしている。松下と寺田の間に入って1.5ボランチの様な形でゲームをコントロールしていた。彼の低い位置からゲームメイクする長所が、松下からゲームメイクの負担を減らした事で中盤を支配する事が出来た。また、水戸もプレスもやや中途半端で前線の鈴木、山村と後2列とで差があったのも助かった。



自由にゲームを作れるからロングボールも生きる。前半15分後ろからのボールに抜け出そうとした武岡を水戸・尾本が引っ張り倒してPK獲得。これを武岡自身が冷静に決めて横浜が先制点を奪った。これで気落ちしたのか、動きが緩くなった水戸を尻目に、味をしめた横浜はまたしてもロングボール一発で右サイドを抜け出した野崎にパスを通し、これを豪快に決めて2点目を獲得。



ただ、ここから勝負あったと思ってしまった。選手も口々に言うようにその後はずっと最近絶好調の水戸の攻撃を跳ね返すだけで精一杯だった。続きを読む
posted by おかき at 08:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2013観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月22日

2013年J2第10節 横浜FC-ヴィッセル神戸「翼は必ず甦る」

後半17分に松下が下がる。リードした状況の京都戦でこそ途中で退いたが、追いかける展開でこの戦術はやや驚いた。良くも悪くも松下の1ボランチは山口監督の戦術の一つだったからだ。田代が強力にボールをキープし、ポポ、マジーニョがそこに前を向いてボールに絡む神戸の攻撃陣を粘ってはいるが、殆ど止められていなかった。



先制を許し、中里を入れて佐藤とのボランチにしてから横浜に流れがやってきはじめた。右サイドから武岡のクロスに前線までオーバーラップしてスンジンがヘッドを合せて後半29分、同点に。これで勢いを吹き返した横浜は果敢に攻めるが、縦への攻撃を止められると徐々に萎んでしまった。



田代が強力にボールキープが出来るが、大久保が中々勝てない横浜はどうしてもクサビを入れられずに外から外へと遠ざけられてしまう。また中央の崩しも呼吸が合わず神戸・田中の存在が大きく見える。崩しのテンポが一つ遅い。

続きを読む
posted by おかき at 07:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 横浜FC2013観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月18日

2013年J2第9節 横浜FC-V・ファーレン長崎「振り上げた拳の先にあるもの」

(ゴール裏に仲間がいる事はわかっていますが今回は書かせてください。)
最後まで黒津が試合後に起きた騒動を眺めていた。彼が昨年まで所属していた川崎は、最近でこそ勝ちがなくブーイングに包まれるというチームだが、それ自体がニュースになるという位全体的に温和なサポーター気質。そこで長年育った彼にとっては一種のカルチャーショックだったのかも知れない。優勝や昇格を掲げているとは言え、ここ数試合ホームで勝てないと水を撒いたり、選手に詰め寄ろうとする感覚は信じがたいものだったと容易に推測出来る。



試合内容は実は本当に悲観すべき内容ではなかった。前線からプレッシャーをかける長崎の守備網を抜けてゴールをどう奪うのか。焦点はそこで、ここで怯んでしまうと3バックで中盤に人員を多く割く長崎の術中に嵌まる。3バックの弱点とされるサイドのスペースの崩し方が雑でゴールまでは中々迫る事は出来なかったが、右サイドの武岡、野上はショートパスでそこをかいくぐってチャンスを生み出し、前半長崎の俊足・山田を封じ込めていた。

先制点は横浜だった。クロスそのものの数は少なかったが、武岡が切り込み前線で待っていた大久保がファーサイドからニアにヘディングでボールを流し込んだ。拳を突き上げる大久保。2試合連続でゴールを決めたストライカーの拳の先には、横浜の未来がある。



ところがである。西嶋がオーバーラップで足を痛めてそのまま退場。中里を出そうとしていたところを止め、10人のままの状態の間に長崎・金久保にミドルシュートを決められて流れを渡してしまう。森下を左に、武岡を右サイドバックにしてなんとか立て直そうとするが、長崎に振り回されてしまう。
続きを読む
posted by おかき at 05:39| Comment(6) | TrackBack(0) | 横浜FC2013観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月08日

2013年J2第7節 横浜FC-ロアッソ熊本「僕らは照らし続ける 君にやわらかな光を」

前半西嶋がダイビングヘッドで飛び込んだシュートもポストに嫌われてしまった。後半にも至近距離から放った中里のシュートも熊本GK南のスーパーセーブに弾かれ頭を抱えた。



横浜は前半からバタバタした展開だったが、それでもその姿はどこかこの日の強い風の中を懸命に飛ぼうとする小鳥のよう。風に煽られ流されても自分達の今できる事をする。主審のバランスを欠いた流し気味のジャッジにもひるむことなくファイトした。それが苦しい戦いながらも、わずかに安定感を生んでいた。



しかし、風上だから攻勢に出られるというものでもなく、黒津の頭を越すボールが何度もあったように距離感が難しく、シュートも力加減一つで明後日の方向に飛んでいく。熊本の出足に苦しみ押し込まれ、柴崎がスーパーセーブで止めるシーンもあったが、絶望的な状況ではなかった。



ここ5戦勝利のない横浜。苦しい苦しい戦い。後半横浜が先手を握って攻撃を仕掛ける時間が増えたが、まだフィニッシュへの意識が低くどこか他人事になっている。最後のラインを突破するその瞬間に遠回りして相手が守りきってしまう。

続きを読む
posted by おかき at 05:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2013観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする