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2013年05月27日

2013年J2第16節 栃木SC-横浜FC「タテとタテ」

試合前に主に栃木サポーターが期待度ナンバーワンの投票を行ったところ、第1位はクリスティアーノだった。その期待度の高さのまま、栃木は彼にボールが渡った時に怖さが2倍になっていた。鋭く縦へ縦へ入っていこうとする。視野も広いし、足技も上手い。期待度も高い訳だ。

さて、横浜はこの左サイドを如何に止めるかが生命線。西嶋が攻撃参加を抑えてこの部分を献身的に守れば、内田もやや下がりながら左サイドをケアしていた。これで怖さは遠のいた。今シーズン初めて採った2ボランチも十分に機能して、中盤では大きな崩れは見られない。



近藤に当ててからクリスティアーノを縦に行かせたい栃木、盾を構えてじっと反撃の機会を窺う横浜。前半からどちらの流れでもなく、お互いが相手の良いところを消しながらの消耗戦が展開された。



バランスが崩れたのは栃木・パウリーニョの負傷退場だった。彼が下がった事でサビアを前線に入れてクリスティアーノを中盤に下げ、近藤を右に置いた事で横浜が前進した。ボールの出所がやや下がって栃木の前線の2枚がかみ合っていなかったからだ。
ただ横浜は佐藤、中里がボールを動かしながら栃木ゴールに何度も迫るが、シュートがポストを2度叩いたり決定的な形を作れずにいると栃木にチャンスを与えてしまう。

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2013年05月20日

2013年J2第15節 ギラヴァンツ北九州-横浜FC「優しい男」

横浜の選手は、なんと優しいのだろうと思いながら90分が過ぎていた。北九州に牙をむいたのは、前半の大久保のヘディングだけ。残りの時間は、相手の壁を優しく撫でるようにパスを連ねただけだった。例えそれでも、その1点を守りきれるなら、そこに目をつぶって結果として良しと言えたかも知れないが、後半同点にされてからも覇気がないままゲームは終わりを迎えたのだった。



私は時折"殺す"という言い方をする。殺すというのは、無論ゴールにつながる相手の急所を刺すパスの事であるが、横浜のパスはどうにもこの"殺す"パスが少ない。横浜には殺傷能力の高い選手は多くいるはずだが、相手ゴールに迫るとそこではなく、その一つ前のプレーを選択して相手が楽をできてしまう。



前半のゴールは、その優しい戦場の頭上を越えたゴールだった。ケガから戻ってきた西嶋のクロスに大久保のヘディング一閃。今まで方程式がなくて攻撃では迷っていた部分がかなりあったはず。これで西嶋も大久保に入れたら決めてくれるという自信を深めるかも知れない。

しかし、このゴールが横浜のアドレナリンを引き出す事にはならなかった。その後もパスは何となく回るが、それ以上は攻め込めない。北九州は2枚ラインがしっかり敷かれてるのもあるが、回す事が目的になってしまって、最後は誰に出す、誰が決めるという部分がはっきりしていないから、強い当たりが来るとミスをしてしまう。「2列目の選手が飛び出す」という約束事がはっきりしていた北九州とは対照的だった。

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2013年05月13日

2013年J2第14節 横浜FC-愛媛FC「無難な勝ち点1」

黒津が空に向かって何かを叫びながら下がってくる。前半にあったビッグチャンスを外した後悔なのか、あるいはその後も見せ場も殆ど作れなかった自分に活を入れたのか。



この試合横浜は前半から中盤で愛媛のボールを奪い続けては、どんどん攻撃を仕掛けるという一方的な展開。愛媛・トミッチに集まるボールを寺田、松下、佐藤が徹底的にマークをして分断した結果、中盤で優位に立ってゲームを進める事が出来た。黒津がGKと1対1になったシュートを外したが、まだまだこれからと思っていた。
ところがそれも前半30分頃から停滞し始める。特に左サイドバックの森本が攻撃に参加出来ない事を見透かされ、縦を止められると下げるしかできなかった。そして結局右の武岡に展開するしかないという厳しい状況に。前半の最後はまるで翼を失った鳥の様におびえながらバックラインでボールを回すしか出来ないという呆れる内容になってしまった。



後半、その優位を活かすために小野瀬を入れたり、やや3バック気味な3-4-3として前線に力を割いたが、そういった采配もまるで効果がないとしか思えないほど自陣にべったり張り付いた相手を崩す事が出来ずに時間だけが経過していった。

もちろん崩し自体はシーズン序盤に比べれば格段に進歩しているが、フィニッシュの直前の部分で中々かみ合わない。野崎は果敢に飛び込むが簡単にカットされ、松下は迷っている間に囲まれてしまう。サイドからのクロスもあったが、後半大久保がほぼフリーで放ったヘディングもゴールを逸れていった。

試合は0-0のスコアレスドローとなった。
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2013年05月07日

2013年J2第13節 横浜FC-アビスパ福岡「不運を嘆くな。伸びる芽は苦難を乗り越えて空に向かう」

前半38分に福岡・堤に事故のようなゴールを決められてしまう。コーナーキックのこぼれ球から放ったミドルシュートにとっさに反応して、方向が変わってゴールを許した。前半、他にもクロスバーを叩くシュートを放たれたが、このゲームで福岡に許した決定的なシーンはこの2つ位と言ってもよかった。



前半風下の横浜はボールを保持できず、また福岡のラフ気味の強いプレスに苦戦を強いられる。東京Vとは異なり4バックの福岡では、中々サイドにスペースが作れない。何度か武岡、小野瀬が突破するがクロスが単調で福岡の守備陣を破る事が出来ない。
逆にカウンターの様な形で攻め込まれるが、特に右サイドの武岡や野上が懸命に福岡の左サイドを止めていた。だが、前半終了が近づくにつれて連続で押し込まれその流れを切れないまま不運な形で失点してしまった。



後半風上になって見違えるような動きを取り戻す。また福岡も1点を守りにやや下がって対応した事で、横浜がゲームの主導権を握った。野崎を入れて、永井を入れて攻撃陣をテコ入れ。ただ、スペースを消されると中々相手の守備の網をかいくぐれない。大久保の振り向きざまのシュートも力なくGK水谷がキャッチ。



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2013年05月04日

2013年J2第12節 東京ヴェルディ-横浜FC「眠れぬ夜は誰のせい」

夜が明けてもまだ眠れないでいる。どうしてだろう。勝利の夜だというのに。不安なのは、フミンの投入から流れを自分達で悪くしたこと。スンジンの負傷でフミンを入れて、かつ布陣を切り替えて勝手に自分達で苦しくしてしまった。フミン自身の出来というよりも、流れを悪くした後に何とかラッキーで逆転できたという印象が強い。



前半からゲームの主導権は横浜にあった。前半開始早々に野崎がスルーパスに抜け出してシュートを放つシーンを見て、これはいけると感じた。4-4-1-1で臨んだ布陣が機能し、ボールを中盤でまさしく狙い通り嵌めて奪うことが出来ていた。前線では大久保がボールをいとも容易く収めてMFが飛び出す理想のゲーム展開。
前半25分、右サイドで切り返した小野瀬がディフェンスラインの裏に走り込んだ大久保へのクロスをあげ、これを大久保がコースを変えて横浜が先制。J2最少失点の東京Vからクロス一本でゴールを奪った。
その後も水戸戦の様に緩むことなく、高原を外に追い出し縦に鋭い小池を止めてほぼ盤石の状態。これで前半を終えた。



後半ヴェルディは高原を中央に固定させて、よりサイドの縦への突破に重きを置き始めた。武岡が狙われ始めている。それでも東京Vのパスが合わなかったり、最後の部分で決死のクリアで難を逃れる。
その時である。スンジンがベンチに下がっていく。途中で入ったのはフミン。そして松下がセンターバックに下がりシステムを5バックに。この辺りから雲行きが怪しくなる。サイド攻撃よりも中盤でボールを奪えなくなる。連携の出来ていない選手がいきなり入りプレスがかからない、ボールが動かない。正直いって失敗だった。後半21分コーナーキックのマークが甘く決められるが、マークしていたのはそのフミンだった。
結局彼はこの試合宙をさまようが如くフィットしないままだった。

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posted by おかき at 10:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2013観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする