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2013年08月26日

2013年J2第31節 横浜FC-ガンバ大阪 「近そうで遠い道 遠そうで近い道」

後半43分。中島のクロスに田原が合わせて横浜は2-2の同点に追いついた。このゴールは遠回りした道をやっと戻って来たとしか感じなかった。



1-1の状況で、後半14分野崎に代えて新加入のパトリックを入れたがこれが完全に采配ミス。同点になってやや余裕の出てきたガンバ相手によい形でゲームを運べている中で、自分達でそれを明け渡してしまった。意図は、縦に鋭い突破を見せて調子の良い永井をサイドにおいて、ややカウンター気味にパトリックを抜けさせて、その前線と中盤の間にカズが入る形を狙っていたようだ。
しかし、運動量のないカズ、守備をしないパトリックを並べた事で、ガンバは前線からのプレッシャーが殆どなくなり中盤が好きなようにゲームを組み立て始める。前半からガンバの猛攻に耐え続けていた横浜は、サイドを振り回され疲弊し堪えるのが精一杯になっていく。



この交代からずっと押し込まれる事約10分。コーナーキックからガンバ・藤春がミドルシュートを叩き込み逆転。これが首位の力なのか、上位と下位の差なのか。少しバランスを触ったら横浜は手も足も出なくなった。この失点の直後に、カズを下げてナ・ソンスを投入。この交代で永井を再び最前線に入れるのだから、最初のパトリックの投入はもったいなかった。今年の山口監督の交代は勘所が良くない。自分で自分の首を絞めている。



それでも終盤に田原を投入し、システムも4-3-3に変更。両サイドを縦にいきたがるソンスとパトリックにした事でゲームはやや持ち直し、ガンバの運動量が下がった事や決定機を外してくれたお陰で事なきを得る。
そして、後半も残りわずかとなったところ、中央のパス交換から左サイドをフリーで突破していた中島から鋭いクロスが入ると、ファーサイドの田原が合せて同点に追いついた。前半4分にゴールを決めてから殆ど守りに時間を割いていた横浜がいともたやすく同点に追いついた。

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posted by おかき at 03:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 横浜FC2013観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月19日

2013年J2第29節 横浜FC-京都サンガF.C. 「おおきに」

もう前線に戻る事はなかった。チームが先制点を挙げた後は山口監督の指示の下、途中出場のストライカー大久保は最終ラインでハイボールを跳ね返し続けた。山口監督も終盤は声を枯らし声にならない声を送り選手を鼓舞し続けた。その結果、前線に人を並べて一点への執念を見せる京都を退けたのだった。



連敗街道に入って迷走した監督の策も序盤から風下の京都に押し込まれるばかりだった。高地と松下の関係があまり良くなく、食いついてはいなされて中をこじ開けられる。ただ、シュートは枠を外れ、決定的なシーンもこの試合から再び先発に戻ったシュナイダー潤之介がスーパーセーブで得点を許さない。



課題は攻撃面だった。大久保を外して、黒津を起用するも不発。そしてこの試合で永井と寺田という2トップ、あるいは縦の関係を選択したが、この形が攻撃で機能する事はなく迷走ぶりを露呈。足下にボールが入った時、京都の選手は前を向かせないという強い意識だからだろうか激しいプレッシャーがかかり、中々前を向けないままだった。



押し込まれる事が多かった前半から一点後半は横浜に流れが向く。前半あれだけ手こずった駒井、横谷、山瀬の運動量が落ち、逆にサイドの武岡、野崎がサイドをかき回して押し込み始める。そして、決定的だったのは大久保の投入。ディフェンスラインにプレッシャーがかかり、京都は受け身になっていく。

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posted by おかき at 08:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2013観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月05日

2013年J2第27節 横浜FC-ギラヴァンツ北九州「これは厳しい」

「厳しいねぇ」それは自分の近くの観客が試合後呟いた言葉だ。それは試合内容にではなく、ブーイングをしたゴール裏に向けてのものだった。自分はこの言葉には否定的である。この試合内容では横浜を愛して止まない人間なら怒って当然の試合だった。



前半から何がしたいのかわからない展開だった。人によってサッカーを理解する方法は違うが、守備を見るときはそのチームがボールをどこで奪いたいかを理解する。どこで奪おうとしているのか、奪えているのか奪えていないのか。奪えていないのは、自分の問題か相手の問題か。そして、自分の問題なら何が意図した通りではないのかを考える。
選手が口を揃えているように、前半は横浜がどこでボールを奪いたいのか全くわからなかった。サイドに追い込んでいる訳でもないし、中盤で囲もうとしている訳でもない。何度も何度も1対1を作られて疲弊しただけだった。



ボールを高い位置で奪えないから、攻め上がりも遅く横浜が形を整える頃には既に北九州は準備万端で手ぐすねを引いていた。攻撃陣の横パスを何度も見なければならないのはこれが原因だった。とは言え、そこから無策で殆ど何も出来なかった事のエクスキューズにはならない。パスを繋いでイニシアチブを取るなら、自分達も動いてスペースを作る事をしなければならないが、連動した動きは皆無と言ってよかった。



前半スコアレスドローで終えたが、監督が「我慢比べ」と言っている意味が理解できなかった。失点こそしていないが、あまりに厳しい内容だった。
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posted by おかき at 08:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2013観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする