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2014年03月23日

2014年J2第4節 横浜FC-モンテディオ山形 「新しい歴史を刻め」

山形サポーターの「勝利をつかめ、歴史を刻め」というコールを耳にしながら感じていた。石崎監督、ディエゴ、そして黄色いユニフォーム。この3つを聞いて横浜FCサポーターなら誰もが思い出す2006年の柏レイソルとの激闘。革命が始まった春の三ツ沢での完勝劇、心も体も疲弊した真夏の柏の葉、豪雨の三ツ沢決戦、満員の柏サポーターを沈黙に陥れた激闘の日立台。黄色い壁は常に立ちはだかった。しかしながら、その柏を2勝1敗1分と退けて横浜は悲願を達成した。
その3つは時の流れを経て、山形からやってくる。横浜が最後にホームで山形に勝利したのも2006年。今年本当に昇格したいのなら、再びやってきた黄色い壁を超えていかなければならない。



前半27分小野瀬がペナルティエリア正面に立つ。自分が倒されて得たPKを、自分で決めようとする積極的な姿勢だった。一瞬それに戸惑って湧くスタンド。山口監督が試合語の記者会見で話したように、今までの小野瀬になかった積極性が垣間見えた瞬間だった。「自信がある」と小野瀬本人はそれがさも当然のように話し、そして当然の様に決める。横浜FCが先制した。



前半からゲームのペースは山形にあった。ディエゴは相変わらずの存在感を示し、中盤を制していく。ただ、横浜は一つ決定的に負けていない部分があった。山形の山田、舩津というサイドを完璧に押さえ込んでいた事だ。山田のビルドアップを寺田、小野瀬がコースを消して効果的なオーバーラップは許さない。昨年まで富山にいた舩津は中盤が主戦場でサイドバックでは残念ながら本来の力は発揮出来ず、市村にボールを奪われるか緩いクロスを左足で上げるのが精一杯で、機能していたとは言えなかった。

また前線からのプレスも時間を追う毎に効果的にかかりだし、山形・當間がボールを持つ時間が増えていく。前半本当に失点の臭いがしたのは、右からのボールがポストをかすめた時と終了間際のFK位で前評判の高い山形相手に良い戦いをしている。



後半も構図は殆ど変わらず。ただ、松下が負傷交代した影響が出始め、バイタルエリアが開き始める。無論チームとしても、小野瀬が状況によっては中に絞って対応するが、前半のそれよりも危険度は増していた。後半17分、左から上がったクロスを山形・中島に決められて同点にされてしまう。
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posted by おかき at 03:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 横浜FC2014観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月10日

2014年J2第2節 栃木SC-横浜FC 「萌えずして花は咲かず」

栃木SCが主催して一万人の「花は咲く」の合唱を聴きながら、栃木阪倉監督の事を考えていた。横浜FCサポーターなら知ってるだろう。彼が1999年からコーチとしてチームを支えていた事を。そして、夢の島で監督代行として昇格した仙台に激しい打ち合いで4-3と強く迫ったゲームをまだ覚えている方も多いだろう。そしてリトバルスキー体制2期の後にチームを離れ、そして今年から栃木の監督に就任。阪倉コーチが描いた夢の場所がここだったのかはわからないが、きっと今花が咲いているのだろう。



さて横浜は前節でプレーの内容からまだキャンプで撒いた種から芽が出ていない事を露呈してしまった。氷点下近い気温の中での戦いとは言え、味方の連携を確かめるようにパスを繰り返し、ゴールに迫る覇気は殆ど感じられなかった。きっとまだどこも本来の力を出していないとは言え、昨年のように序盤から低迷してしまうと終盤いくら結果を出したところで話にならない。そういう意味で、この試合でどうギアを上げてくるのかまさしく芽が出て来るのかを見ておく必要があった。



ところが横浜のその目論見はもろくも崩れる。開幕戦で千葉を破った栃木はホームという事もあり、前線から積極的にプレッシャーをかける。特に中盤の松下はプレッシャーに晒されてボールを前に運ぶことも難しい。残念ながら安のポジショニングが怪しい。松下でノッキングしているのだから、サポートして散らさなければならないが、彼はスピードに欠け中盤で有効なポジションにいない。守備でも1対1では強いが、スペースを埋めきれない。

その状況は失点に繋がる。前線でパクがボールを失い、強く寄せなかった栃木・廣瀬から出たスルーパスを栃木・瀬沼に決められてしまう。後ろのDFにポジションの指示をしている余裕のある場面ではなかった。瀬沼の動きを全く見えていなかった。後半にかけて徐々によくなっているので、今後ゲーム勘の部分などを取り戻すのに期待したい。

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posted by おかき at 08:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2014観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月03日

2014年J2第1節 横浜FC-愛媛FC 「あわせる」

春の陽気はどこへやら。閑古鳥が鳴くスタジアムに降る冷たい雨はまるで修行のようだった。グランドの状況も思ったよりも良くない。足を取られるから、どうしても切り返しで後手を踏み、前半最初のうちは愛媛にサイドを大きく使われて揺さぶられた。ただ、徐々にその攻撃になれて横浜がボールを奪う事が出来る様になり、後半は一方的な展開だった。



後半5分愛媛・林堂の退場で、数的有利になる前から横浜はプレスを前線から行うようになり愛媛のサイドを押さえ込んだ。そこからは横浜が一方的にゲームを支配し続けた。愛媛は後半に放ったシュートは1本。横浜は守備の状態が良く、ドウグラスを中心に身体を張って愛媛の攻撃を押さえ込んだ。だからこそ攻撃陣は数的有利の状況で一度でもネットを揺らさないといけなかった。



ただシーズン序盤だからなのか、何かかみ合っていない。一番気になったのは、セカンドトップに入った飯尾がゴールに背を向けてパスを受けている事。前半一度だけオフサイドになったが体勢を崩しながらスルーパスを出したが、そういう役割こそ彼の仕事のはず。足下の技術の高さが中々生かせない状況だった。



新外国人のパクもホナウドもインパクトのある結果は残せなかった。パクは1トップでありながらボールを収められない事も多く、結局それが飯尾にボールが集まる原因にもなった。

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posted by おかき at 07:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2014観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする