最近の記事

2014年04月30日

2014年J2第10節 カマタマーレ讃岐-横浜FC 「のびたうどん のばした足」

この試合観戦の為に香川に2日前から入って、前日は香川各地でうどんを何杯も食べた。どれもツルツルシコシコしてコシがあって美味しい。讃岐うどんはコシが命というのも頷ける。うどんは麺が延びきってコシがなくなると、極端に味が落ちる。この日終盤の讃岐の采配は麺からコシを奪い去ってしまった。



コシとは腰とも言う。それは身体の要所だ。その要所のアンドレア、高橋、そして高木という3枚のカウンターはここ5戦で勝利のない横浜の脅威だった。前半8分の高木のシュートは僅かに枠を逸れたが、彼らが懸命に走り前線でキープし、また守備でも高木は横浜の心臓である寺田を何度も潰して存在感を出していた。



讃岐・高木のそのシュート以外さしたる見せ場も無いまま時間だけが過ぎていく。ゲームが動いたのは讃岐の選手交代からだった。アンドレアに代わって福家を入れて左サイドとし、高橋に代えて沼田を入れて福家を1トップの位置に。狙いは消耗してきた横浜守備陣の裏を取る事だったが、ここをしっかりとドウグラスがケアし脅威はすっかりなくなってしまった。18位の横浜相手とは言え、あれだけコシの効いたサッカーを展開していたのに、延びた麺は歯ごたえを失ってしまった。

続きを読む
posted by おかき at 04:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2014観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月27日

2014年J2第9節 横浜FC-湘南ベルマーレ 「波を受け止めるな。波は乗るものだ」

3日間の非公開練習を経て臨んだ実戦で披露されたのが、5バックという奇策だった。5-1-3-1というもので、攻撃時にはサイドの選手が長い距離を走って攻撃をサポートし、守備時には4+1の形でスライドしてサイドからの突破を食い止める戦術だった。その見立てが嵌まったのが先制点だった。左サイドを永田がプレッシャーをかいくぐり突破すると、折り返したボールに走り込んだのは右サイドバックだった小池。右足を一閃すると、湘南のゴールネットを揺らした。前半5分。



しかし、この5バックが90分継続出来るはずもなく、湘南にサイドのスペースを明け渡す様になり、自陣で苦しい時間帯が続く。懸命に耐えるが、同点弾を許したのはロングボールからだった。ディフェンスラインの裏に抜け出した湘南・岡田に中盤の永木から追い越す様なボールが入り、フリーで放ったシュートは横浜ゴールを捉えた。前半17分湘南が同点にする。



横浜の選手達の何人かは落ち着け落ち着けとシグナルを送っているが、目論見が崩れた衝撃が止まぬまま前半22分には逆転を許してしまう。左サイドからの侵入を許し、対応した中島が足を滑らせて転倒、そこに湘南の選手の蹴ったボールが手に当たり、ハンドを取られてPKを献上。そのボールを再び・岡田に決められてしまう。



その後粘っていたが、前半43分には、FKのロングボールをウェリントンに合わされて、通常なら悠々とGKがキャッチできる様な力のないボールだったが、GK南はかなり飛び出しており無人のゴールにボールに吸い込まれていく。永田がヘディングでクリアしようにもやや遅く、弾いたがネットに突き刺さった。

この3点目がゲームの流れを決める得点となってしまった。後半開始からホナウド、フェリペを投入して反撃するもゴールを奪う事は出来ないまま横浜は神奈川ダービーで敗戦を喫してしまった。

続きを読む
posted by おかき at 00:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 横浜FC2014観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月21日

2014年J2第8節 ジュビロ磐田-横浜FC 「小雨の後は、晴れ間かそれとも嵐か」

試合終了しても、磐田の選手は吉田主審に詰め寄っている。残り10分でホナウドを倒してPKを与えた事に対しての抗議や事情説明を求めるものなのだろう。とは言え、前半に磐田のもらったPKも正直怪しいもので、それを考えたら帳尻合せだという事に気が付かなくてはならない。小雨が降り続く中での磐田の選手の抗議には苛立つというよりも呆れてしまった。



前半開始5分。飯尾が落としたところに安が絡み、最後は黒津が放ったシュートがいきなり磐田のゴールネットを揺らす。ここ3試合無得点の攻撃陣が火を噴き、上位の磐田から先制点を奪った。だが、その後が良くない。ほぼ一方的に押し込まれる。特に松井の左サイドをケア出来ない。スライドさせられてしまい、そこが空き対応が一枚遅れてしまう。松井、駒野という日本代表クラスの選手に翻弄される。



オフサイドで凌いでいただけならよかったが、サイドのケアに腐心していると、ポポ、前田に前を向かれたり、ペナルティエリアに侵入されるケースも増えていく。そして、安が前田を倒してPKを献上。そして失点。同点になっても、横浜は得点シーンのような攻撃を見いだせない。裏への飛び出しは影を潜め、横パスで散らしてもスライドしない相手、縦パスを入れては挟まれて奪われる苦しい展開が続く。



前半44分には、松井のショートカウンターを永田が倒してFKを与え、そのFKにペナルティエリア内で壁だった飯尾が手でボールに触れたとして再び磐田はPKを獲得。これを松井が決めて磐田が逆転。

続きを読む
posted by おかき at 04:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 横浜FC2014観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月14日

2014年J2第7節 横浜FC-FC岐阜 「人身御供を勝利に捧げる」

まるで何かに取り憑かれているみたいだ。横浜の対戦相手のチームは退場者を出していく。ここまで7戦終わって4戦で横浜は相手に退場者を出させて数的優位の中でゲームをしている。しかもそのうち3戦はホーム三ツ沢でである。ところが、この三ツ沢での2戦はいずれも未勝利で、前節も敗戦。相手チームは、アウェイゲームでの勝ち点の為に、人身御供を捧げているようなものだ。



この試合も岐阜に疑惑のジャッジからPKで先制点を許す苦しい展開。後半17分に岐阜・阿部が退場になると、岐阜はそれまで以上に守備を固めてのカウンターという狙いがはっきりした。横浜もこの試合は手をこまねいている訳ではなく、飯尾とホナウドと前線の選手を入れてプレッシャーを掛けるがゴールは遠くそのまま敗戦。シュート数12対2という一方的な戦いでも、数的有利でも横浜は1ゴールすら挙げられなかった。

横浜の課題は色々あるのだが、結局のところゴールまでのイメージが共有出来ていないから、点から点へという組み立てしか作れない。それで相手の陣内までは行けても、スペースの無いゴール付近では何も出来ない。
今足りないのは、シーズン当初からの第3の動き。左サイドでは徐々に深まってきているが、まだ落として捌いて、既に裏に走り込んだ選手に〜という流れは不十分。チームとして結果が出ていないから、各自が空回りして一人一人の局面での戦いになる。



飯尾がホナウドのミスパスで文句をタラタラ言っていたが、正直見苦しい。ああいう部分でチームはまだ自分を犠牲にして誰かを引き出す動きなんて出来ないんだろうなぁと見ている。
続きを読む
posted by おかき at 04:04| Comment(4) | TrackBack(0) | 横浜FC2014観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月06日

2014年J2第6節 横浜FC-ロアッソ熊本 「切り換えの速さが、次への準備の長さ」

人生何十年も生きていると、自分がどこに向かっているのかわからなくなる、あるいはわかってない事は多々ある。そういう意味で、愚直に粘り強くやる事を果たした熊本は勝者に相応しく、横浜は困難な状況の中で一つになる事が出来ず敗戦を喫した。熊本のハードワーク、ハードなプレッシャーをいかにかいくぐるのかが横浜に課せられたミッションだったが、自分達がどこに行けば良いのかを見失っていた。



前半から横浜は苛立っていた。熊本のファウルが激しいとその度にカードを要求し、それを却下されるとまた苛立ってしまう。上手くファウルをもらいにいったが、それを見透かされてファウルをもらえずカウンターを許してまた苛立つ。
彼らは何と戦っているのだろうか。本来ケガをしない程度のファウルでフリーキックをもらえるなら自分達のチャンスだと思い込んで、ジワジワと優位にゲームをすればよかった。熊本の戦略に乗っかってしまい、パスを寸断されて、何度もピンチを迎えた。



前半35分、元横浜の片山が味方とのワンツーから抜け出して、折り返しのボールに熊本・斎藤が合せて失点。苛立ちに対して、「君達が戦っているのは熊本だよ」とお灸を据えられてしまう。それで取り返せるかというとそうでもなく、それまでの34分間を思い出してまた苛立つ状態でゲームが続く。

気になったのはキャプテンマークを巻いた寺田だ。なぜ失点した時にチームをもり立てないのか。切り換えないのか。今年10番でキャプテンを背負っているのは、監督が彼に向けたメッセージだ。テクニックがあり、守備も頑張る。残りはメンタルなんだと。背中を見せてみろと。ある観客は言った「これが横浜の10番かよ」と。聞いていて悔しかった。フィールドではベテランの松下も安もいない。だからそいう場所で彼が一皮むける事を期待している。



90分横浜はやり場のない怒りに包まれて、自分達がしたい事など殆ど出来なかった。残り10分になって相手に退場者が出てから、目が覚めてその怒りのはけ口がゴールに向いたが、ペナルティエリアを10人で守る熊本ゴールをこじ開ける事は出来なかった。
続きを読む
posted by おかき at 14:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2014観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする