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2014年11月25日

2014年J2第42節 横浜FC-ギラヴァンツ北九州 「山口監督から課せられた宿題」

試試合が終わり、北九州の選手達が山口監督に挨拶に来る。元フリューゲルスの後輩・大島や元横浜八角に渡邉と山口監督が如何に慕われていたのかがわかるシーンだった。慕われているという意味では、佐藤の決勝ゴールをきっかけにチームメイト達が監督に殺到する場面もそうだった。一体感という意味では、単純なJ2最終節ではなかった。



「このクラブはいつまで経っても成長しないから」そう言い残して応援を辞めた人がいる。某コーチが試合直前にブログに上げた言葉も、山口監督が試合後のセレモニーで語ったのもほぼ同じ。いつまでも成長も発展もしない。試合内容や環境云々ではない。クラブがどこを目指しているのか全くわからない。

山口監督退任にあたって、自分は横浜のサッカーとは何なのか理解出来なくなった。元日本代表主将、元横浜フリューゲルス主将、元横浜FC主将というレジェンドを監督に据える事は、単純にある監督を迎えるというのではなく、もっと重要な意味を持つ。それまでの横浜のサッカーを作り直す位の作業だったはずだ。



ところがである。「クラブとして育成年代を含めた若い選手というのを考える」という急に耳障りの良い言葉を出して、その方針がブレる。確かに昨年GKシュナイダー潤之介にはコーチとしての契約を持ち出したり、今年は19歳のフェリペを加入させているが、その一方で日本で最高齢となったプロサッカー選手には複数年契約を提示していると言われているし、それが何とも支離滅裂な感じでクラブの意見をそのまますんなり受け止められない。

その一方で、結果が出なかった事でその発言力は下がってしまった。結果の世界なので、その自身のやり方でプレーオフなどに行ければ、例え誤っていようともクラブの意向はねじ伏せる事が出来たのだが、それは出来なかった。成績面から言えば、11位と比較的J2でも上位の資金力を持ちながら過去2年一桁順位にも入れなかった。



また、サポーターもチームを支え切れたとは言えない。シーズン中でも選手への暴言は負ければ続いた。実際は負けてもそれを支えている人間もいたのだが、それらを発信できないところで「一体感」は無かった。サポーターからの信頼が厚い監督はクラブも簡単に手を出せない。つけ込まれる隙をクラブ側にサポーターから与えてしまったのは残念でしかない。

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posted by おかき at 19:57| Comment(10) | TrackBack(0) | 横浜FC2014観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月17日

2014年J2第41節 湘南ベルマーレ-横浜FC 「北風に吹かれて」

湘南が試合終了後にゴール裏でサポーターとダンスをしている。日本でどこが始めたのかは知らないが、J2でも湘南、熊本、松本などこうしたセレブレーションを行うチームは増えている。(岡山もしてたっけ?)勝った事を選手とサポーターみんなで共有する良い表現方法の一つだと思う。
それと対照的なのが横浜。前節で昇格争いから脱落しサポーターも魂のない状態で平塚にやってきた。そして敗戦を迎えて、一部で怒っているサポーターはいたがみなツンと腕組みしたまま。勝った訳ではないので喜びの表情は出ることはない。ただ敗者には冷たく接する人が横浜は多い。まるで北風の様に。



試合内容も決して褒められたものではなかった。前半10分頃までは気合いも入ってサイドを突破してクロスを上げるなど横浜も健闘したが、前半11分に湘南・ウェリントンにCKからヘディングでゴールを許すと、意気消沈しそのキックオフのボールを奪われて湘南・菊池に決められて2-0となったところで、ゲームはほぼ終わってしまった。目標のないチームはそれ以上何も出来ないままだった。
一方、湘南にとってもゲームを決めた感じはあったのだろう。この後から自陣にラインを下げて対応し、隙があればギアを入れて一気呵成に攻めるシーンも見せたが、勝っている事、優勝も昇格も決まっている事もあり徐々にテンションは下がっていった。中盤以降はやや横浜がボールを支配したいや持たされたが、それでもペナルティエリアより先が遠かった。



後半横浜は小野瀬に代えて野崎を入れて、やや前線で運動量が増え裏を狙う黒津にボールが出るが、それが期待出来たのも僅かな時間だけ。結局のところ目標を失ったチームが、新たに自分を奮い立たせる理由を見つける事は難しく、横浜はその後カウンターからさらに2失点。後半ロスタイムの明らかな誤審で得たPKを入れるにとどまった。何とも寒い試合でしかなかった。

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posted by おかき at 13:33| Comment(4) | TrackBack(0) | 横浜FC2014観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月11日

2014年J2第40節 横浜FC-ファジアーノ岡山 「ゴールが昇格なら、シュートは勝利」



後半34分、トラップミスした松下裕樹からボールを奪った岡山・押谷がGK南との1対1を制してゴール左隅にボールを流し込み決定的な2点目を挙げると、ここで横浜の命運は尽きた。2014年シーズンの昇格プレーオフへの道は消え去った。プレーオフに残るには岡山との直接対決を制して、わずかな可能性に賭けるしかなかったのだが、それすら叶わなかった。



ゲームは序盤から両者ともパスをつなぐ渋いサッカーを展開。崩して、はがして、開いての繰り返し。前半の中ごろから岡山のサイドの攻撃を身体を張って凌いだ横浜がペースを握って攻撃を継続したが、岡山GK中林のスーパーセーブでFKを止められたりと、決定機と呼べるチャンスもあったが決めきれない。
すると、前半38分のほんの一瞬の出来事。押谷が横浜のマークが緩んだ隙を見てほぼ完ぺきなコースでシュートを放ちこれが決まってしまう。静寂が襲う三ツ沢。



後半、3バックから5バック気味に対応してスペースを徹底的に消してくる岡山。それでも寺田のパスから内田のシュートも、内田に代わって入った野崎のシュートもGK中林がストップ。どうしてもゴールが遠い。永田に代えて小野瀬を入れる時は、3-1-4-2という超が付くほどの攻撃的なシステムに変更してゴールを奪いに行った。



ところが、その直後3バックに入った松下がボールを奪われて追加点を許して万事休す。ロスタイム4分の終わりの笛は、岡山のプレーオフの生き残りと横浜の撤退を告げるものとなった。

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posted by おかき at 18:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 横浜FC2014観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月08日

国際親善マッチ 日本代表-ブラジル代表

結果から言ってしまうとネイマールの4ゴールで日本代表は惨敗を喫してしまう。感覚で言うと、日本がギアを上げるとブラジルも一つあげて対応、日本がさらに上げるとブラジルもさらに一つあげるという状況で、競馬で言う「どこまで追っても届かない」という位の差があったと思う。もちろん、日本代表は代表キャップが少ない選手を中心にチームをスクラップビルドし直している状況があり、ブラジルもチームを作り直してはいるがそれでもW杯4位になったチームのメンバーもそこそこ帯同しているし、カカやロビーニョといったビッグネームも名を連ね、日本とブラジルは差があったように思う。



前半日本は「そこそこ」ボールを持たせてもらえる。田口はボールホルダーにプレッシャーをかけて奪うと、柴崎が持ち込む展開が見られた。ただ、田中、森岡は効果的な動きは出来ずここで停滞してしまう。岡崎はブンデスリーガで活躍しているように、ブラジル代表相手にも堂々と戦いをしていた。



その何となく戦えそうという空気を一気に吹き飛ばしたのがネイマールのゴール。一本のパスで抜け出されてゴールを決められる。シンガポールという中立国での開催だったが、観客の大半はネイマール、ロビーニョ、カカをはじめとするブラジル代表を見に来ている。盛り上がるスタジアム。



それでも前半はまだ戦わせてれた。小林のあわやというボレーシュートも見所としてはあった。が、総じてブラジルに押し込まれ、そのチャレンジは悉く失敗してしまう。



そして、後半開始早々のネイマールの追加点でゲームはほぼ決まってしまう。ゴールで決まったというよりも、その後のプレーの質や集中力の低下が導いたものではあったが。結局0-4という圧倒的な差で日本はブラジルに敗戦を喫してしまう。

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posted by おかき at 17:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ├日本代表戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする