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2017年08月27日

2017年J2第30節 名古屋グランパス-横浜FC「潮目」

後半8分の名古屋・田口の退場劇がゲームをここまではっきりと変えてしまうとは。11対11でもゲームを優位に進め前半を終えて2-1で名古屋は優勢だった。無論、横浜としても名古屋にボールを支配されることは折込済で、ボールポゼッションには興味はなかった。鍵となったのは、ここまで5試合連続ゴールを挙げている青木と、とにかく凄いゴールとアシスト数を叩き出しているガブリエル・シャビエルがどれだけ前を向いてプレーしているか。そういった部分では、横浜は要所を押さえて守り、PKとCKからの失点以外はこれといった決定機は与えていたとは思えない。

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反面、横浜も前半9分のジョンのゴール以外はチャンスは少ない。それでもレアンドロ・ドミンゲスも前を向くチャンスもあるし、野村も元気だが名古屋陣内深くまで持ち上がれない。横浜の左サイドと名古屋の右サイドの戦いでもあった。

後半も厳しい展開が続くはずだったが、田口のこの日2枚目のカードは横浜にゲームを傾けた。それにしても軽率だった。前半でレアンドロ・ドミンゲスにタックルしにしった様に横からのタックル、2枚のイエローカードの直前にはファウルを受けた側とは言え、主審になだめられてもイバに文句を言い続けて心証を害していた様にも思う。そして、タックルを受けた野村ももらい方の上手さ。

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そこまで2-1でリードを許していた横浜に一気に火がついた。名古屋は5バックの様なシステムで抗するが、横浜のサイドが活性化してしまうだけだった。田口の退場から4分後、中里のロングスローのこぼれ球に、野村のボレーシュートがGK楢崎の手を掠めゴールに突き刺さると、横浜の旗印は勝利に変わった。
そこからはほぼ一方的な展開だった。中盤でボールを拾い横浜はレアンドロ・ドミンゲスが躍動。数的有利も手伝ってゲームをコントロールに出た。

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posted by おかき at 03:12| Comment(2) | 横浜FC2017観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月20日

2017年J2第29節 横浜FC-水戸ホーリーホック「納豆以上に粘る」

如何に効率良く粘って勝つか。それが横浜の今の命題なんだと、後半イバ目掛けてロングボールを蹴って水戸の攻撃を交わすしか出来ない横浜の選手たちを見ていてそう感じた。もっと戦術が練られていたり、もっと良い選手がいたら、後半でも低い位置からボールを繋いで相手ゴールを目指すことができるだろうし、多くのサポーターもそう考えていると思う。
とは言え、ここはJ2であり、もっと言えばそのJ2でも中位で昇格を目指そうというチームが、そういうJ1チームがするようなことは簡単には出来ない。イバがいて彼がボールを収めて、中盤の選手が追い越して、それで全体のラインを上げることもできるならそれはそれで策として有効だと思う。

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このゲームの入りは水戸が支配していた。前田、林、そして斎藤と前線にロングボールを入れつつも、横浜のアキレス腱である右サイドを水戸・湯澤が突破を繰り返す。以前の様にとにかくロングボールという水戸ではなく、林をダミーにして追い越したり、前線からのプレスを狙ったりと非常にしぶとい。
横浜も激しい守備とプレスでミスを誘発し、中々攻撃の形を作れない。前半野村のミドルシュートくらいしか決定機はなかった。



ただ徐々に相手の攻撃に慣れて、ラインを高く取り始めてから横浜は自分たちがボールを回せるようになった。ラインを高くして前線との距離を縮め、セカンドボールを持つ、持てなくても高い位置からプレスが掛かると水戸・前田に向かうボールは自然と減少した。
この試合は水戸・齋藤をサイドに置いてくれて助かった部分もある。もっと高い位置ならDFが前田と2人ではがされる危険性はあったが、サイドのスペースの優位性を選んだ結果助かった。

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posted by おかき at 23:28| Comment(0) | 横浜FC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月07日

2017年J2第26節 横浜FC-大分トリニータ「歩みを止めない」

試合終盤に見せた謙介の怒りの声がこのゲームを物語っていた。1-1の状況で、後半残り時間わずかで自陣からのカウンターだというのに、前線で彼を追い越していく、裏を取りに行く選手がいない。試合終了まであとわずかで、単純にベンチワークがこうした状況を招いてしまった。はっきり言って残念な試合だった。

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残念なのは試合開始からずっとだったのかもしれない。前半7分、大分の左サイドのクロスに合わせたのは大分・三平。小宮山もセンターバックの藤井もマークが緩く、大分はフリーでクロスを上げ、体を寄せられることもなく難しい角度のヘディングを横浜ゴールに叩き込んだのだった。この時のプレスの緩さが、試合終盤への伏線だった。この大分のサイド攻撃を横浜はほとんど止めることができなかった。

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それでも、前半19分、小宮山のパスに抜け出したジョンのクロスは大分DFに弾かれるが詰めていた佐藤謙介の右足のミドルシュートがゴール右隅を捉えて同点に。これで流れを取り戻したかに思えたが、それでも大分の攻撃の時間は続いた。

前半途中で中田監督は「集中しろ」と叫んでいたが、そういう問題ではなかったと思う。同点に追いついてからもジョンが下がってプレーしなくてはならなかったのはなぜか。一言でいえばディフェンスラインを下げすぎてしまった。特に小宮山は前からプレスにいけず、守備時はここがラインに組み込まれると右サイドは常にスペースが生まれてしまった。
ラインを上げるしか回答はなかったはずだが、後半より守備的に5バック的な構成にしたことで大分はサイドをよりワイドに使って横浜を揺さぶり続けた。

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posted by おかき at 01:18| Comment(0) | 横浜FC2017観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする