ティラナに向かう途中、窓から見えるのは山と牧草地ばかり。狭い区画に牛や羊を放っている。バスの運転手はクラクションを何度も叩いて、乗用車を威嚇してどんどん進んでいく。乗客一人なのに何を焦っているのか。
25分程走ってバスは大きな広場の真ん中に到着。それだけでここがティラナの真ん中にあるスカンデルベク広場とわかる。この日からティラナには約5日間いる事になる。思ったよりも人は多く、街には活気がある。さすがに首都だからだろう。


最初に足を運ぶのは国立歴史博物館。スカンデルベク広場に面しているので、誰でもわかるだろう。10時開館。いわゆる旧石器時代から第2次世界大戦過ぎまでが展示されていた。本当はもっとあるのだろうが、そのフロアの手前にはソファ等で道が塞がれていて、係員にも「そこまで」と言われてしまった。工事をやっていたので、準備中だったのだろう。正面ロビーにはアルバニアの初代大統領ゾグー1世の人生が写真等のセットがあった。

ここは年代別に資料が並んでいるので、言葉はアルバニア語ではあったが、それなりに理解する事も出来る。また、スカンデルベクの巨像なんかもあって結構面白い仕上がりになっている。小学生達も勉強に来ていた。その小学生にアルバニア語で話しかけられたがさっぱりわからず、一瞬の間があったが、そこに引率の先生が入って答えてもらったりした。

この博物館にはショップがありそこでお土産等が購入できる。狭いショップではあるが、品は充実していた。そこでお土産にTシャツと靴下を購入する。計4000レク=35ユーロ程度。アルバニアの物価の基準がわからないまま購入したことを後で大きく後悔する。空港までのバスが250レク=約2ユーロで、シャツと靴下が4000レク=35ユーロ。他の土産屋に行くと、約半額から1/3。凄くもったいないことをした。
ひとまず背中の荷物を置きに宿を探すが簡単に見つからない。詳細な地図もなく、一旦諦めて昼を食べに行こうと思う。
この昼だが、価格は日本とは大差がない。街のいたるところにあるパン屋は、ほぼ1個50レク〜100レクなので倍率×1.2と考えると一緒位。カフェ等でも300レク位〜なので少し安いかどうかというレベルだった。

南にあるマザーテレサ広場にあったのが、KOLONAT。またグルメ編で掲載するが、どう見てもマックのパクリ。一応「M」じゃなくて、無理やり崩して「K」にしているところが面白い。
実はこの日は朝から何も食べていなかった。MENUというセットと、BIG MENUという大盛があったので後者と、今後の持参する為に500mlのペットボトルを注文。これで550レク=650円位。やはり日本と変わらないなぁ。牛丼が380円なだけ日本の方が安いと考えながら、食事を済ませた。
そして、今度こそ宿をと思ったが、KOLONATの直ぐ北に考古学博物館があるので寄ってみる。ところがロビー等は無人。で、入ろうとすると脇の小部屋の女性が一旦待ってといい、戸棚の奥の方からチケットを取り出して、「はい、100レク」ですという。確かに地球の歩き方にも100レクとあるが、普段は徴収していないのだろう。実際、私の後に何人か入ったがその事務所はスルーだった。

この考古学博物館は歴史博物館に比べると、資料の展示数や説明も少なく、博物館というよりも大学の研究室に近い感じ。内容も歴史博物館とかぶる事ばかりだ。

そしてもう一度この日の宿を探す。「HOTEL EUROPA」は一泊30ユーロの宿。高くはないが、最近アルバニアのホテルは価格が高騰している事を考えると安い方か。
慎重にMyslym Shyri通りを歩いて、ようやくマンション風の建物を見つけたと思ったら、入り口でいかついおばさんに右手に回ってと追い払われてしまった。きっとみんなここで間違えているんだろうなぁ。

Myslym Shyri通りは緑も綺麗で、通りに面したショップも豊富

小道の小さな看板にホテル名を発見

右に行きなさいと

すぐそこの看板に左にいけとあるので、矢印に従うと怒られる。
実はもう一本右手の通りを左に曲がる。

そうするとEUROPA HOTEL
ホテルにチェックインして、ビールを飲んで眠る。普段は寝る為に酒を飲む事はめったにないが、身体は何を言っても新しい土地で興奮状態のままでいるだろうし、前日から睡眠不足の感は否めなかったから、無理やり寝かしつけた。
初めてのティラナで、飲んだビールもティラナビールだった。




