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2008年11月16日

アルバニア旅行記 10/31 その1 「やれやれ」

この日は早く起きなくてはならない。アドリア海に面したドゥレスに日帰りの旅行をする為である。手元のガイドによれば、始発は5:55。次が6:30である。始発に間に合う様に出てもよかったが、多分定刻に出発はしないとたかをくくり、6:30目標で出発する。

スカンデルベク広場に面する建物は綺麗にライトアップされており、それは一つの見ものでもあった。この広場は、様々な旅行会社のバスが止められていて、早朝からどこかに行く乗客を待っている様だった。

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さて真っ暗な駅に到着。待合室も薄暗く、灯りらしい灯りといえばおばちゃんが詰めている事務室だけ。売店もなければ、上品に音楽がかかる筈もない。乗客らしき人間は一度待合室から外に出るので、私も外に出てみると、乗車券を売っている。入り口じゃないところから入ったみたいだ。

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駅のプラットフォームでも電気は半分しか付かない。電力不足なのか、電球を交換する予算がないのか、交換が面倒なだけなのか、はたまた全部なのか。話には聞いていたが、これほどとは。単線の上、ティラナ駅の片側は動けなくなった廃車がそのまま放置されている。
客車はドイツDBから払い下げられたものを使っている。中に入るとホコリが凄い。酸っぱい様な苦い様な匂いが立ち込める。

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どうやら出発らしい。駅の事務室にいたおばちゃんが何人も出てきた。ホームの乗客も急ぎ足になったが、走る事はない。何の合図もベルもなくゆっくりと列車は動き出す。腕時計を見ると7:00近く。30分遅れならマシな方だろう。日本での分刻みのダイヤに慣れているとイライラくると思うだろうが、いやあまりに酷くてよく動かしているとも言える。

ホコリの匂いはガソリンの匂いにかき消されていく。日本の様な電気で走っているのではなく、ディーゼル機関車なのだろう。考えてみれば架線はなかった。

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最初の駅はVora。ここで北のシュコデルから来た列車とすれ違う。この駅は3本の線が走っている駅で、北のシュコデル、東のティラナ、西のドゥレスを結んでいる。駅といってもホームはなく、停車しかけた列車に駅舎から飛び出して乗るがここでは常識の様だ。途中車掌さんが登場。乗車券の先の方を少しだけちぎって、乗車券を確認していく。

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そして、SUKTHI、TRIESTE駅を通過してドゥレスに到着。1時間の列車の旅は終了。言われているほど酷くはなかったなぁ。アナウンスも、駅もホームもないから、次がどこになるかわからないってのはあるけど。

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時間は8時近く。最初に向かったのは、遺跡群である。このドゥレスの都市としての歴史は古く、紀元前3、4世紀にはもう存在していたとされる。ギリシャやローマ時代の遺跡を残している。

その第一弾ビザンチン会議と当時の風呂が残されている!と言いたいところだが、正直保存状態が良いとは言えない。遺跡の中を配水管が走ったりと、朝から少し悲しい気分になった。

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気を取り直して、ルードウィック・トンプソン、ウルキナクの像を拝見。アルバニアの歴史の中では有名な人で、調べていくと前者は、イタリアの侵略と戦ったオランダ人で彼はここドゥレスで亡くなった。後者は1939年に進駐したイタリア軍と戦ったアバス・クピを支えた部下。なぜクピじゃない?

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朝早くに起きたのでここで一休み。アドリア海を眺めながら、まったりする。美しいのかと思ったが、砂浜でなかったからなのか結構濁って汚れてしまっている。
それでも、夏になるとヨーロッパから数十万人が来るというアルバニアのアドリア海沿岸の西側はの砂浜の方は美しいのだろう。そう思いたい。

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と、日記を寂れた遊園地で書いていたら、時刻は既に9:45近く。この遊園地を北に少し向かうと考古学博物館がある。開館は9:00と書いてあるので、十分に開いている時間だ。

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ところが、入れてくれない。玄関には9:15とは書いてあるが、それでも十分に過ぎている。入り口で掃除をしているおばちゃんにどやされる。もちろん、アルバニア語で。9:15は過ぎているのだから入れてもらってもおかしくないのだが。。。ひとまず建物の周りを回って来いといわれたので、見て回る。この博物館は、発掘したものを陰干ししている様だった。

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裏口にはベンチとテーブルがあり、「やれやれ」と休んでいたら会館の職員らしき女性が登場。裏口に見ず知らずの東洋人のバックパッカーがいたから、驚いていた。「ハロー」というので、英語が通じると思い「10時なのに、なぜ開かないのですか?」と聞くと衝撃、いや笑撃の一言が。

「今、9時よ」

は?時計を見る。10時だ。

あ、気がついた。私の時計は世界の各都市の時刻が20種類位入っているので、時刻を変更しないでその各都市の時刻を表示させていた。アルバニアは-8時間なので、パリに合わせておけばよい。
ところが、時計を見るとベルリン(-7時間)に。だから1時間早いのだ。いつ変わってしまったのだろう?と思い直すと、深夜に一度目が覚めた時、真っ暗な中で時間を確認する為に液晶のライトを押すつもりで違うボタンを押していた事を思い出した。

じゃぁ7時に出た電車も6時となり、ほぼ定刻通り。「一時間増えてもっと遊べるぞ」じゃなく、俺は何やってんの?という自責の念が強かった。
posted by おかき at 23:35| Comment(1) | TrackBack(0) | アルバニア旅行記 2008.11 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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Posted by ホテルマン at 2008年11月21日 10:09
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