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2009年06月20日

2009年ホッケー日本リーグ最終節第13日 天理大学ベアーズ-コカ・コーラウェストレッドスパークス

失礼ながら途中で失速すると思っていたらコカ・コーラがとうとう最終節まで優勝争いを繰り広げている。鉄壁の守備陣が失点を許さない。敗戦を喫したソニー一宮戦、山梨学院大学戦を除くと失点したのは南都銀行戦の一度だけという守備力の高さ。
いや、守備力が高いのは昨年も一昨年もわかっていた事。そこにどうやって攻撃力を上積みしていくのかがコカ・コーラウェストの課題なのであった。
今年ここに爲藤が加入。前線でターゲットになる選手が入った事で、山口や山本が活きてくる。今まではFWに長いボールを出したきりで、走り回っては消耗するばかりだったが、コントロールできしかもフィニッシュまで持っていける選手が加入して、攻撃力は格段に上がった。また、張というFBはPCで素晴らしい力を発揮。流れから点が取れなくてもPCから確実に点が奪える様になった。



チームが変わったのは、対戦相手の天理大学も同じ。昨年までは引退された森本さかえさん、日本代表の岩尾幸美選手ら社会人が大学生に混じって出場していたが、今年から登録は大学生のみになった。
それでもここまで4位は立派な成績。さくらジャパンの候補選手もおり、また世代別代表に選ばれた選手も何人もいる。昨年山梨学院大学がリーグ戦で3位になり、今度は自分達の番と虎視眈々とその座を狙っている。



試合開始から攻め込んだのはコカ・コーラウェスト。彼女達はこの試合に敗れると、この後行われる試合でソニー一宮が勝利すると優勝がなくなる。どうしても勝たなくてはならない。その気持ちが4回連続でPCを獲得する。しかし、それを悉く止めたのは天理大学GK浦田。彼女は抜群の反射神経でシュートを跳ね返し、最後はコカ・コーラウェストのシュートミスを誘い失点を許さなかった。

ピンチの後には、チャンス有り。その格言の様に生まれた天理大学のPC。#9及川がこのチャンスをモノにして、前半26分先制点を挙げた。キーパーも動けない素晴らしいシュートだった。



チームが強くなると、選手のメンタルも徐々に強くなっていくのがスポーツ。失点してもそのショックを引きずらず、逆に攻撃に転じるコカ・コーラウェストの選手達。小野は中盤で存在感があり、攻守に活躍。そして失点から4分後にコカ・コーラがPCを得る。大田がドラッグフリックで入れたボールを前田が落とし、振りぬいたのは小野。そしてそのボールに合わせたのはFW#16亀崎。"バチン"とゴールの下部にある金属を叩く鈍い音。それがゴールの証明だった。

後半、今度は天理が立て続けにPCを得る。だが、これをコカ・コーラウェストが凌ぐ。ここからは、午後2時過ぎという過酷な条件の下での消耗戦模様となった。ミスがお互い増え、ファウルも多くなってゲームが動かなくなった。



片や勝ち点差1を追う激しい優勝争い、片や社会人がいなくなり本当の意味での自立したホッケーの証明。自分達の存在をどちらが示したいか。それだけだった。
その戦いに終止符が打たれたのは、後半23分。コカ・コーラウェストのPC。得点ランキングトップタイの張が、ゴール上段に突き刺す見事なシュートを決めてコカ・コーラが逆転。



その後諦めない天理大学をコカ・コーラウェストが何とか押さえて、1-2でコカ・コーラウェストが勝利。ソニー一宮のこの日の優勝はなくなった。コカ・コーラは最終戦で、前回の対戦で敗れている山梨学院大学と対戦。その時の悔しさを忘れている訳ではあるまい。翌日も第3試合。勝って人事を尽くして天命を待ちたい。

敗れた天理大学だが、悲観する内容ではなかった。中々コカ・コーラ守備陣を振り切れなかったが、元々守備の強い相手だから1点勝負になるのは覚悟の上。それに主力の多くは2年生、もしくは3年生。来年以降がかなり楽しみである。

どちらにとっても意味のある試合だったと思うからこそ、炎天下でゲームをさせるのは少々酷に映った。
posted by おかき at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ホッケー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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