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2009年06月24日

2009年ホッケー日本リーグ最終節最終日 ソニー一宮BRAVIA Ladies-天理大学ベアーズ

直前の試合でコカ・コーラウェストが引き分けに終わり、ソニー一宮は7点差以上で負けなければ優勝が決まる試合。その試合を見る為に、試合後の表彰式に出るために、グラクソ・スミスクラインとコカ・コーラウェストの選手達がスタンドに現れる。良い意味でアットホームな、悪い意味で内輪なホッケーのスタンドは独特である。

この日最後の試合、そして今年の日本リーグ最後の試合は静かに幕を開けた。気が付くと雨はあがり、少し肌寒い位である。最後の試合にしてはやや熱気が冷めてしまっていた。コカ・コーラウェストが勝利していれば、また違った空気になっていただろう。

最後も勝利して締めくくりたいソニー一宮だったが、どうも攻守の切り替えが遅い。前日山梨学院を一蹴した速さがない。ボールは巧さと強さで奪えるが、前線の動き出しの遅さから囲まれては弾かれて逆襲される展開。



天理大学は攻撃の回数こそ少ないが、選手の動きは溌剌としており見ていて清清しい。FB#2諏訪、MF#5上野、FB#8小櫻、FW#10永山らのプレーはピカピカしていた。そうそう、MF#9及川も。彼女がボールをつなぐ事が出来たから、天理大学のチームはまとまりがある様に見えた。



ボールのポゼッションはソニー一宮が握ってはいたが、ゴールになる気配が感じられなかった。大量失点しなければ優勝という安堵というか、安心に近い気持ちがどこかにあったのかも知れない。



そういう試合を見ていると、一観客としても何だか直前のコカ・コーラウェストの試合の方が食べ応えがあったメインディッシュだったのかなとも感じてしまう。

後半開始早々にソニー一宮はPCを獲得するが、これも得点にならない。何となくボールが持てて攻め込める展開を繰り返すと集中力が切れる事がある。



この隙を突いたのが天理大学だった。後半13分。この試合初めてのPCを奪い、連続の2回目。#9及川が放ったドラッグフリックシュートをGKが弾いたところに詰めたのは#3佐々木。天理大学が0-1とリードを奪う。

この後もソニー一宮は懸命に攻め続けるが、村上のPCからのシュートも決まらない。逆に、パスミスからリバースシュートを放たれる等どうも歯車がかみ合わないままだ。



天理の先制から27分後、タイムアップのフォンが鳴る。スタンドは何とも複雑な空気が支配した。コカ・コーラウェストが勝利していれば逆転優勝であり、ソニー一宮が勝利していればやはり強かったと結果を見て納得させられる部分がある。最後の試合でソニー一宮の完封負けを目の当たりにすると、ソニー一宮の三連覇よりもコカ・コーラウェストの今年の健闘の方がより印象に残った。



ソニー一宮の選手達も優勝したというのに、満面の笑みはない。終わったという安堵の表情ばかりだ。もっとも、この状況で心から笑っていられる選手などいないだろう。



直前の試合がメインディッシュなら、この試合はデザートだろうか。天理大学の選手が勝利した後の笑顔は掛け値なしに美しいものだったからだ。
posted by おかき at 04:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ホッケー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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