2006年02月20日

「後手が有利」に騙されるな

ここ数日、強豪を破り序盤の調子がどこ吹く風という位
調子がいいオリンピック女子カーリング代表。

カーリングは氷上のチェスとも呼ばれる氷上のパズルゲーム



このカーリングだが、予選リーグ序盤は調子が出なかった。アナウンサーは
事ある毎に「後手が有利です」と得意げに話し、それに呼応するかの様に
スキップ・小野寺は、後手を常に取っていく作戦を取った。そのまま勝ちが
拾えればいいが、中盤に失点を重ね結局敗戦という形が続いた。

将棋では「先手有利」と言われる。日本将棋連盟の棋譜の細かいところまでは
調べてはいないが、多少先手の勝利数の方が多い様である。

同じ競技でないので真っ向から比べられないが、得点を重ねられる時に
点を取らないのは、視聴者である自分には逃げているだけとしか映らなかった。
将棋で言えば、「仕掛けられる」のを待っている手だ。

将棋では先手を取りたがる。先手先手で攻めて、相手の守備を後手後手に
していく事が勝利への近道だ。カーリングを見ていると、「後手が有利」という
言葉に騙されすぎではないか。

もちろん、小野寺のドローが上手くいかず技術的なミスもあったが、
それにもまして序盤からリードできる時も確実にストーンを置かない姿勢には
ずっとうんざりしていたし、その姿勢で案の定勝利は得られなかった。

これががけっぷちのここに来て序盤から、積極的に点を取る様になった。
だから、エンドによって先手後手が入れ替わるが、それを蹴散らす強さが出てきた。
どんな競技でも相手の時間というのは必ずやってくる。それをいかに凌ぐかが、
勝負の分かれ目なのだ。将棋でも優劣不明の形勢になる事は多々ある。

逃げて相手のミスを誘う事を止めて、自分達から「勝ちに」行っている。
後手を狙い続けて負けるより、「勝ちに行って」負ける方が悔いがない。
何といってもここは五輪だ。世界の強豪が集まる場所。そこに逃げて勝てる程
甘くないだろう。

いつか向き合わなければならないのは、カーリングも人生も同じ。
まだ勝負は決していない。準決勝まで連勝すれば望みはある。
今度も逃げずに前を向いて欲しい。
posted by おかき at 07:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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