ここまで全勝の横浜Fマリノスと、開幕こそ引き分けたものの
その後3連勝と勢いを見せる浦和レッズの対決。
前日からチケットの売れ行きも好調との報道があり、
当日の入場は4万とも5万とも言われ混雑が予想された。
自分のサッカーの試合を午前中に終え、
2時近くにはスタジアムに。
それでも横浜のホーム側自由席はほぼ満員の為、浦和側の自由席に。
日差しの良さと疲れから眠ってしまい、
試合開始の歓声で目を覚ます。
試合開始からまず目に付いたのはFWの関係。
横浜は横、浦和は縦と言う関係だ。
マルケスが特に左サイドに顔を出し、タメを作り
全体の押し上げを図る。
ドゥトラ、マグロン、奥らが絡み合いゲームを作る。
この連携は素晴らしいが、要所要所でボールを寸断され、
ゲームを作れない。久保にボールが収まらなければ、
この戦い方は厳しい。今の横浜はいかに久保にお膳立てを
出来るかにかかってしまっている。
浦和は、ワシントンにボールを集め、その裏をポンテが
飛び出していく。横浜はワシントンに対して人数を掛けて
プレッシャーを与えボールを奪うか、あるいはポンテを
きっちりケアする事で、失点を凌いでいた。
その均衡が前半終了間際に崩れる。前半43分、コーナーキックからの
ワシントンの折り返しを山田が決めて浦和が先制。
あっけない先制だった。ワシントンが殆どフリーで、
その折り返しもフリーの山田。
前半が終わりこの部分も修正できるかと思いきや、
後半は浦和の手のつけようがない程、マリノスは混乱した。
まず後半の開始早々にワシントンにカウンター気味の
攻撃を簡単に許し失点。これで0-2。
これ以降は失点し前掛りになった為に、ワシントンをDFと中盤で
挟み込めなくなり、前を向いてボールを捌かせるシーンが増える。
殆どが浦和の時間だ。
決定的なのは、奥の交代。中盤でバランスを執っていた奥を
下げて3トップ気味にして、久保、マルケスを前線に張り付かせ、
トップでのターゲットを増やし、清水が拾う。
同時に吉田に変えて隼磨の投入。縦勝負よりもクロッサーを
入れてロングボールを増やす。
なりふり構わず得点を狙いに行く姿勢は嫌いではないが、
「Win Back The Champ!!」という人間が敷く戦術にしては
質が低くないのだろうか。しかもまだ後半半ば。
そして、リズムが明らかにおかしかったのはその後半半ば。
横浜のキーパー・榎本のパントやゴールキックが
殆ど直接浦和ボールになり、危ないシーンを幾度も見る。
横浜に焦りと苛立ちが伺えた一端だ。
そこで横浜・岡田監督は流れを変える為に、上野も交代し大島投入。
1点をまずは返して、流れを作る事を目論む。
それがやっと実ったのはロスタイムが3分と掲示された後半44分。
マルケスのクロスをその途中交代の大島がヘッドで
ゴールネットを揺らす。1-2
活気付くマリノスの選手とゴール裏。走って自陣に戻り同点に
したしたいと意気込むが、その気持ちを浦和・長谷部が切り裂いた。
まるで火の玉とでもいうべき長い距離のドリブルから、
ワシントンのシュートはGKに跳ね返されるも、
そのこぼれ玉を豪快に決めて1-3。
ロスタイムのマリノスのゴールはまるで「焼け石に水」。いや、
「焼け"ダイヤ"に水」か。その位内容に差があったゲームだった。



