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2010年07月24日

南アフリカW杯旅行記 第27歩 6/18 その1「南アフリカ最後の朝」

南アフリカで迎える最後の朝は、今回の旅で一番気持ちよいものだった。冬だから肌寒いが、透き通る様な空気が心地よい。少し遠くを見ると草原が広がる。眺めが良い。やや高地にあるブルームフォンテンのまたそのやや登った丘の上にこのゲストハウスはある。清清しい気持ちになった。

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ところがその空気も午前7時までで吹き飛んでしまう。予約していたはずのタクシーが来ない。この為に無理を言って朝6時から食堂を開けてもらい朝食を済ませておいたというのに。一応自分で電話したが、どうにもこうにも来る気配がない。
仕方なくゲストハウスの人に相談して、タクシーを呼んでもらった。というか、タクシーが来るという事を確認してもらえた。もどかしい時間。窓の外と時計を交互に見つめる。たった数秒しか変わらないのに、もっと時間が過ぎている様に感じる。

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そして、7時45分ギリギリの時間にタクシーはやってきた。8時のバスに乗る必要があると伝えたところ大急ぎで車を飛ばしてもらうが、平日のこの日は朝から混雑して思ったように進まない。途方に暮れそうな時に、運転手が奮起。アニメの様に車の列を縫うようにどんどん追い越していく。そして昨日15分かかった道を10分で戻ってきた。

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意気揚々とツーリストセンターに入るがどうも様子がおかしい。そこで「8時のバスは10分遅れです。」のアナウンス。

「またか。」

急いだ時に限ってその先は遅延したりしているんだよなぁ。こんな忙しい移動で南アフリカ最後の朝は過ぎていった。

結局余裕でバスに乗れた。バスは自由席だから早く乗ったもの勝ち。と言ってもほぼ満員だからどこでも大差はないが。

このインターケープのバスは快適だ。日本の4列の長距離バスとは大差ない。車内には添乗員がいて、ドリンクの販売もしている。窓の外はまさしく荒野。麦畑なのか自生している植物なのかとにかく同じ様な風景が続く。時折見える山は岩肌を晒した岩山ばかり。

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乗客は見渡すと南アフリカ人、日本人、韓国人、イスラム系の人など多種多様な人種が集合。日本人がいるのは、このバスは終着地がダーバンで翌日のオランダ戦の観戦に行く人なのだろう。
たまにすれ違う標識を見ているとブルームフォンテンという名前は減り、徐々にマセルという標識が増えてくる。レソトに近づいている証だ。それを確信しながら一旦眠りについた。

ふと目が覚めたのは、バスが渋滞で立ち往生した時だった。そろそろ国境だ。インターケープのHPではブルームフォンテン〜マセル間は1時間40分だったが、もうとっくに10時(2時間)を過ぎていた。

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何とかバスは降車場に到着。預けていたバックパックを手に取り国境に向かう。
まず南アフリカの出国審査。流れ作業の様にスタンプを押してもらって出国完了。それにしてもレソトから出国する人が圧倒的に多い事。レソトは国を南アフリカに囲まれ、また経済的にも南アフリカに依存している面もあり、出稼ぎや仕事の為の移動でも毎度審査が必要になる。それで列が長いのだろう。
それにしてもすれ違う人達が私の方をジロジロ見てくる。アジア人は少ないのだろうか。南アフリカを出国して、たった一本の橋「マセル・ブリッジ」を越えてレソトに入国する事になる。この橋でタバコを売って生活している人がいたのだが、南アフリカでもレソトでもないところで生きるというのはどういう感覚なのだろうか気になった。

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レソト側では入国カードを書いておしまい。宿も決まっていたし、出国の便も決まっていた。Holidayにチェックを入れたからだろうか、入国時にレソトのパンフレットをくれた。親切というか興味深いというか。

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さて、これからレソトの首都マセルの中心部に向かう。タクシーを探すのには事欠かない。レソトのイミグレーションを出ると、そら中で「チナ!チナ!」と声がかかるからだ。ヤレヤレと思った時だった。

「ハ〜イ」と女性が声をかけてきた。
posted by おかき at 13:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 南アフリカW杯 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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