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2010年08月05日

南アフリカW杯旅行記 第31歩 6/19 「別れはいつも後ろ髪引かれ隊」

レソトでの朝食はアメリカンな感じ。ビュフェではなくて、卵をどう調理するか聞かれるので選択すると、持って来る感じ。一杯食べる事は出来ないが、まぁそんな歳でもないだろう。とは言いつつ、パンは自由なので何個も食べていた。
その食事から戻ると部屋の鍵が締まっている。もう一度鍵を入れて回すと開く。一瞬身構える。離れに朝食に行く時に自分が締め忘れだろうか、いや誰かが内側から掛けたのか。ふと見るとベッドのシーツは変えられ、奥のシャワールームからは鼻歌が聞こえる。メイドさんがもう入っている!
ここBlack swan B&Bの部屋には、「朝8:30までは部屋に入らない事」とスタッフ用に貼り紙がしてあるが、裏を返せば8:30以降は入ってもいいですよという許可にも読める。なので、そこに客がいようがいまいが、さっさと掃除に取り掛かっているのだ。

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何も盗られていないかチェックしていて、鼻歌が止んだと思ったら、シャワールームから出てきたメイドさんは開口一番「チップは?」と直球勝負。
この部屋はベッドのヒーターは半面しか使えず、シャンプーのボトルはあるが空、ルームサービスのコーヒーは豆は1袋なのにシュガーが5袋と正直チップを置けるレベルではなかった。なので、肩をすくめてわらってごまかした。すると直ぐに部屋を出て行くメイド。それもどうよ。。。このゲストハウスは。。。

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ま、それはともかくチェックアウトをする。時間は9:30。フライトは11:15。成田や香港みたいな大きな空港なら危険な時間だが、ここはレソト。小さな国だけに何とかなるとタカをくくって出発。
ちなみになぜか宿泊代は、前日に提示されたR450=M450=5400円ではなく、なぜかR310=M310=約3700円になっていた。ルームサービスの悪さを自覚したのかと思った。というか、価格も曖昧なんだろう。

10時に出発。タクシーで空港に向かう。モショエショエ1世空港はレソトの首都マセルから車で約30分。どんどん中心地から遠ざかる。空港に行く途中で何度も見かける「Please don't kill me」という看板。タクシーのドライバーに聞くと本当にこの看板がある地域は危険なんだそうな。南アフリカより怖く感じた。止めてもらって写真でも撮ろうと思ったけど、本当に危ないらしいので記憶に留めるだけにしておいた。

そんな地区を抜けて、見渡す限り赤土ばかりの風景の中をタクシーは空港に向かっていく。そして10:30頃空港に到着。フライトまで45分しかないのだが、あまりにも余裕だった。

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何せ客がいないし、航空会社も1社。空港内には土産物屋"らしき"空間はあるが無人。一つだけカフェがあるが、空間を仕切っただけで成り立っていた。出国、到着ゲートは共に一つ。あまりにも寂れていて言葉を失う。それどころか、後ろから付けて来たガードマンが「ドル?ユーロ?」と違法な両替を吹っかけてくる。

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淡々と時間は過ぎていく。時間がありすぎて手荷物検査の人たちと談笑していた。日本から来たという事に興味津々だった。待合室は一つだけ。そこを出るともう滑走路(笑)ヨハネスブルグとを往復する便が一日数本しかないレソトの空港、搭乗する飛行機以外風景を遮るものがない。

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離陸に当たっては整備士ではなく、空港の受付のおばちゃんらが手を振って見送ってくれ、、、いや談笑していた。。。そんなほのぼのとしたレソトを離れてヨハネスブルグに戻る。もうアフリカ大陸から離れるのだ。

1時間後ヨハネスブルグに到着。たった5日前恐怖に怯えながら降り立った日とは全く違う風景がそこに広がっていた。これからまだ何が起きるのだろうと、ワクワクした。やっぱり楽しかったんだと痛感させられた。だからヨハネスブルグを離れる時間が迫ってくると、名残惜しかった。早く帰りたいだなんて思わなかった。もう少しだけここにいたい。そう思った。

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その思いだけをヨハネスブルグに残して、私はタラップを歩いた。何度も後ろ髪引かれる思いで、後ろを振り返った。もう来る事は出来ないのかな?出来るのかな?それが分からないから旅ではいつも全力。だから別れはいつでもどこでも悲しい。

飛行機は沢山の人を乗せてヨハネスブルグから香港に向けて飛び立った。
posted by おかき at 02:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 南アフリカW杯 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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