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2006年06月13日

2006年W杯グループリーグG組 韓国代表-トーゴ代表 「No.9」

前半31分韓国は左サイドから放り込まれたロングボールの対応をCBが誤り、トーゴ17番・クバジャに先制を許してしまう。


トーゴ歓喜の舞

韓国の14イ・チョンス、19チョ・ジェジン、7パク・チソンの3トップは
個々の能力はあっても孤立してしまっていた。この4-3-3のシステムが機能していないと見るや、後半頭からアドフォカート監督は迷う事無く6キム・ジンギュを下げて、9アン・ジョンファンを投入する。

彼の投入で3TOPの布陣を、19チョジェジンをセンターに固定して、アンジョンファンのシャドーという2TOPに変更し、さらに左パク・チソン、右イ・チョンスと前半とポジションを入れ替えた。これで横並びだった7-19-14のポジションを修正する意図だ。


試合前のフランクフルトスタジアム


何と書いてあるかはわからない。


トーゴのサポーター

前半、技術力のあるチソン、速さを持つチョンスを左右に並べて、トーゴDFを押し込みたかったのだが、逆にそのスペースを使われて、チソンの裏はトーゴ・アデバヨールに基点にされ、チョンスの裏は失点の基点とされてしまった。

これを4-2-3-1と修正したお陰で走りこむスペースが生まれ、11人全体で押し上げることが可能になった。身体能力のあるトーゴDFと無理に1対1の勝負をする必要がなくなった。ジョンファンが2列目から飛び出す姿勢を見せるので、トーゴは彼に付く事で精一杯になりスペースが作られ始めていた後半5分。そのギャップから韓国の得点は生まれる。

チソンがDFの裏に飛び出しGKと1対1になろうかというところでトーゴの主将DF5番・アバロが彼を後ろから倒してしまい、この日2枚目のイエローカードで退場。しかもゴールほぼ正面PAやや外の直接FK。

ここでキッカー14番チョンスの放ったFKは鮮やかな弧を描きながらゴール左に吸い込まれる。歓喜に沸くゴール韓国大応援団。これで試合は韓国にとって振り出しに戻った、いや、1人数的有利な状況になった。


試合前からチームに活を入れるアデバヨール

トーゴは看板選手であり、チームの決定的な仕事をするアデバヨールを前線に残し4-4-1の形でカウンター狙いでチャンスを探す。前半主に左サイドを中心にプレーした彼が1トップで左右に顔を出し、中央に作ったスペースに味方が飛び出し幾度もチャンスを作るが、シュートは枠に飛ばず、決定機を逸する。数的有利になった韓国は暑さからか前線とDFラインが間延びし始め、セカンドボールを拾えなくなった。


トーゴは数的不利になってもチャンスはあった

こうなると数的不利ながらカウンターでチャンスを作るトーゴが先に得点するか、セカンドボールを拾えずに苦しみながらも攻撃時にはシュートで終わるところまでいける韓国のどちらが次に点を決めるのか。その1点で勝敗は決する。

そして後半35分試合を決めたのは、韓国9番アン・ジョンファンだった。裏に飛び出し、PA内右サイドでボールを受け、右足で強く振りぬくとボールはGKが触れる事もできないまま左隅に突き刺さる。豪快なシュートだった。これで韓国が2-1と逆転。


この日の得点を決めた韓国の二人

トーゴは4-4-1の形は維持しながらも、中盤を完全に省略してアデバヨールに放り込む作戦になったが、要のアデバヨールが疲弊し、チャンスを作る事もできなくなった。もう戦う術は残っていなかった。韓国が2-1で勝利。


試合後健闘を讃える両チームの選手

この日フランクフルトにこだました韓国サポーターの「歓喜の歌」。ボンで合宿している日本代表のサポーターも歌えなかったこの歌は、この試合のMOMアンジョンファンにこそ相応しい。なぜなら、「歓喜」は「偉大なるNO.9(=Symphony no.9)」が導いてくれるのだから。

もう一つ。トーゴ国歌の際に韓国国家を二度流すと言う国際大会であるまじき失態をした関係者と、禁煙を訴えるスタジアムで人目はばからず煙草を吸うスタッフという運営レベルの低さ、それは「NO.9」ではなく「NEIN(英語で「NO」の意)」だ。


普通に観客席でタバコ吸う関係者。


韓国国歌が2度流れて帰ろうとする子どもと引き止める選手


むなしい状態になってます。
posted by おかき at 15:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ├ワールドカップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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