自分のバックパックとスーツケース以外にはもう部屋に何もない。
トリニダード・トバゴの時の様に忘れ物をしない為に、
今のうちに全部放り込んでおいた。
エッセン市内の散歩も済ませた。
近くの公園にあった美術館は価格が高すぎて中止。
20ユーロの入場料を払う余裕はありません。

ドイツでミルクを買う。宿のすぐ隣がスーパーだ。
味が日本に比べて少しだけクセがある。薄いのとは違う。
日本の様にスルスル飲む感じではない。
18時前にチェコの敗戦を見届けずして宿を出る。
0-2で残り数分では引き分けも無理だろう。
ドルトムントに向かう。エッセンからは程近い駅。
ドルトムントは日本人、ブラジル人、そして即席ドイツ人ブラジルサポーターで
混雑していた。彼らの多くは勝負の行方を知りたいのではない。
ブラジルがいかに美しいサッカーで勝つかその興味だけだ。
日本に求められているのは、どれだけ引き立て役になるか、
ドイツで言えばで料理に添えられる酢キャベツでしかない。

スタジアム外の公園は混雑
その嘲笑的な意味も込めた「GOOD LUCK」を本物の幸運に
できるのか、容赦なくキックオフへのカウンドダウンは進んでいる。
「エッセン〜ドルトムント」



