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2006年11月12日

2006年J2第48節 横浜FC-東京ヴェルディ1969 「Vから始まる道」

それは突然の事だった。来年のクラブメンバーの更新用紙が届いた。その中に来年の年間チケットの申し込みの欄も掲載されていた。来年のチケットの価格も公表せぬまま、「今年の価格と比べて安くなっています」と言われてもピンと来ない。第一来年どちらのリーグで戦うのか決まってもいないのだ。


試合前に雨の中、ハエを捕まえようとする水原と高木。

この先の見えない中で、クラブメンバーに何を求めているのか誰もわからないでいる事だろう。この衝撃も冷めぬまま土曜日の2週間ぶりの試合を迎える。


雨の中登場のビッグフラッグ

ヴェルディはシウバと平本という俊足2トップに、サイドにマルクス・広山という私が考えている限り一番強い布陣を敷く。ここ数戦FWで起用されているが広山の本職であるサイドの突破は破壊力満点。左右両方に起点が出来て俊足FWといういやらしいゲームになる事が予想される。
最初からこの布陣でシーズンを戦っていれば、もっと上位にいたはずである。

高木監督のスタメンの意図は、前節柏戦で追いついた勢いのある布陣でこの試合も臨もうというもの。「勝っているチームは弄るな」という格言を考え、追いついたといういい流れをそのままこの試合に持ち込もうとする意図が読み取れる。

前半から両チームは火花散るいや豪雨の中で水しぶきが上がる試合となった。前半中頃まではヴェルディは攻撃に工夫を加えマルクスが内に絞り、シウバが左に開いて攻めてきたお陰で逆にバランスが悪くなり助けられた面があったが、前半途中で広山とマルクスの位置を逆にしてからヴェルディはバランスが良くなった。


東京Vマルクスはパスセンス、トラップ、そして正確なキックが素晴らしい。

その前半も半ばの29分。ヴェルディは左サイドでシウバが倒されFKを得る。ここで蹴るのは以前J2で2回得点王になっているマルクス。彼は壁の隙間を狙い、菅野は虚を突かれて反応できなかった。
東京ヴェルディが先制。

横浜は柏戦で追いついた時の再現とばかりに、城を中心に気合を入れ直す。サイドの攻防が増えて、横浜がコンビネーションから押し込む時間帯が長くなる。序盤は冨澤がDFと城を挟み込んで仕事をさせなかったが、警告をもらってからは少しゆるくなった。
城が落とした所からゲームは始まり、最後はヨンデのクロスを城が落とし前線に飛び出していた内田が同点ゴールを決める。


同点ゴールの内田。崔との呼吸がずれていた。

後半もその余勢を駆って攻め立てたのは横浜。ところが幾度かあったチャンスをフイにしているうちに、流れはヴェルディに傾き始める。ヴェルディのカウンター気味の攻撃で簡単に横浜陣内に侵入し、押し込める様になった後半23分、ハーフウェイ付近でボールを受けた平本がスピードで何人も交わしていく。最後は小村の追い込み方の技術的ミスもあり1対1にさせてしまい、逆転ゴールを許してしまった。失点したシーンも問題なのだが、その直前の数プレーから簡単にバイタルエリアへの侵入と縦パスを許していたプレーを見て、FWへの対応が甘くなって来ていた事に不安を感じていたのだが、それが的中する形となった。この日のヨンデはマークのミスが多かった。


クロス以外の見せ場はなく、守備面でも相手に付いていけていなかった。

逆転を許した横浜は滝澤・智吉を交代させ、それぞれ北村と中島を
投入したが効果は殆どなかった。中島のアーリークロスが期待が
もてたという程度の内容だった。

そしてこのままタイムアップ。前節柏に後半の2分間だけで同点に追いつき、この試合の持つ意味は非常に大きかったのだが、無残な敗戦。「次に切り替えてやっていく」という城の言葉が虚しく響いた。


試合後早川はアレモンに説教

ばけつをひっくり返した様な豪雨が前半から降り続き、ゲームを直視できなかった。また雨に寄って霞んだのは選手達のプレーだけでなく、VagueなVictoryへの道は曇り、それを演出したVariantだった東京Verdy。そして、見えてこない来年のValidなVision。下を向きたくなる気持ちがないというサポーターはいないだろう。


菅野もさすがに苦い顔をしている。

しかし、私達は心の中に燃え盛る勝利へ思いと言う名の炎は消してはならない。その炎が「昇格」という二文字をあぶり出す。泣いても笑っても残り4試合。思いの炎が強い者だけが生き残る。私達に失うものは何もない。それが横浜の最大のVirtue(長所)なのだ。
残り5試合で「V」なら、残りWXYZの4文字は横浜の残り4試合とダブる。次は「Wonderful」な試合を期待したい。
posted by おかき at 10:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2006観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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