ゴールネットを揺らした。それが前半36分。横浜FCにとって
約1ヶ月ぶりの先制点だった。彼の周りに広がる歓喜の輪が、
得点できずに苦しんだ時間を示していた。

彼がいない間の横浜FCの成績は散々なものだった。怪我で欠場した千葉戦から引き分けを挟んで7連敗で、得た勝ち点はたったの「1」。
当然最下位に転落し、チームの状況は最悪なものになっていた。
そして満を持してスタメンに戻った甲府戦は急性胃腸炎で試合
直前に交代し、チームも敗戦。直前に行われた神戸戦では
途中出場で流れは変えられたが得点には至らず、敗戦を迎えた。
内田は今や横浜一の古株であり、10番を4年も背負う横浜FCの
エースなのである。このチームの窮地、そして自分の価値の窮地に
奮い立つのは当然の事だった。実際「チーム最古参の自分が
やらないといけないという責任が強かった」とその思いを述べている。

この試合、菅野が1対1を跳ね返した事で横浜は波に乗った。
純粋に今年から加入した選手ゼロのスタメンが逆にチームに
統一感の湧出と奮起を促した。
中島が対面するFC東京・石川を押さえ込んでリズムを作らせない。
中央では「必ず勝ちます」と宣言した太田が、ルーカス・平山に
喰らいついた。
また中盤で輝いたのは吉野。昨年山口や三浦、城らが欠場すると
キャプテンマークを巻いていた彼からは、静かな闘志がオーラと
なって身体から漲っていた。中盤で危ないスペースに入り込み、
ある時は身体を張りある時は投げ出し、FC東京ルーカスが
組み立てるリズム感ある攻撃を阻み続けた。

前半から難波は、前線で積極的にボールに絡み、FC東京守備陣に
手を焼かせる。ここでジャブを打ち続けた事で、内田のFKを
生んだ三浦に対するファウルを呼んだ。
前半の得点で、後半FC東京はより一層攻勢に出てくるが、
昨年のメンバーで一つになって、強烈なFC東京の攻撃を凌ぐ。
後半途中に、FC東京はこの日CBに入った今野をボランチの位置にし、
ボランチだった伊野波をCBにしたが、これは攻撃面では流れが
スムーズになったが、守備面では難波や滝澤にあしらわれ続け、
逆に押し込んでいながらカウンターをもらい続ける事で、
最後はチーム全体に疲労感が漂ってしまった。
シュートは放つが、枠に飛ぶケースも少なかった。


横浜としては東京の石川が下がり、ワンチョペが入った事で
前線への単純な放り込みが増えた事が幸いし、昨年何度も
経験している、粘り強さを引き出してくれた。
結局終わってみれば20本ものシュートを浴びながら、無失点の
完封劇を国立競技場で披露した。
内田のブログは必ず「みなさんこんにちは」で始まる。
「こんにちは=ハロー」とは「憂鬱を吹き飛ばす言葉」。
「ハロー ハロー 交そう ここから全てが始まるよ
同じ目線で ためらわずに交そう
ネガティヴな昨日に さようなら
どうせなら裸足で出掛けて もう一度
さり気なく言うよ ハロー」
(title「ハロー・ハロー」)
そう、昨日までまるでリーグが終わったかの様な気持ちで包まれて
ていたクラブ、チーム、サポーター達のネガティブな思いを
全部吹き飛ばす言葉「ハロー」。内田が放った鮮やかなFKは、
まさに横浜FCのエースが放った「挨拶」代わりのJ1公式戦
初ゴールだった。

そして、このハロー・ハローを歌うアーティストの名は「Superfly」。
不死鳥がロゴになっているチームの飛躍の萌芽と信じたい名前である





よかったよかった。
ウッチーの笑顔がピカピカに光って見えましたよ〜〜!
これで去年の得点&攻守のパターンを思い出してもらいたいですね。
ガンバレ!!
勝利の円陣涙が出ました。試合前に、このメンバー懐かしいね!思った横浜サポは沢山いたと思います。で、その意地を見せてくれた。
「俺たちが横浜だ!」って感じで。
うれしい。円陣にはいりたかったよう!(^^;)
うっちーは試合終了後「横浜」コールをしてましたよ。嬉しかったんでしょう。
何せJ1公式戦初ゴールですから。
次に期待ですね。
スタメンは、全員昨年からいる選手だったのでやりやすさはありました。
問題は次のリーグ戦ですね。ここで勝ち点を取らないと厳しいですね。