
コカ・コーラは昨年参加チーム最多となる45失点と守備が崩壊していたが、ここに守備のセンスに優れる#8小野が加入した事で、大幅に改善されている様だ。コカ・コーラの守備のセンターラインは全て日本代表のGK#12吉川、FB#3中里、FB#8小野としっかりした事が大きな理由で、この試合は首位を走る天理大学との1点を争う好ゲームとなった。

スタジアムに響き渡るコカ・コーラ#8小野の声は、選手を引き締め守備に対しての集中力を切らさない。相手は昨年の得点王もMVPも擁する天理大。守備のポイントを前に作らず、FBが対応している間に挟みこむ戦術だろうか。天理大の前線と中盤が明らかに間延びして、孤立している。昨年リーグのMVPだった天理大#20森本は、それを感じて下がってくるが、味方が抜けるスペースを消してしまい効果的ではなかった。

ボールを奪い前を向く事ができたコカ・コーラだが、前線に脅威となる選手がいなかった。スペースが見えておらずミスパスを繰り返す。また右サイドからのビルドアップが安定せず。両者どちらも得点を奪えないまま前半が終了した。だが、コカ・コーラにすれば作戦通りゲームが進んでいる。
後半に入ってもゲームの流れは変わらない。コカ・コーラがしぶとい守備で、天理大のゲームメーカー・#17岩尾のパスコースをふさぎ、危ないシーンはGK#12吉川が鋭い反応で天理大のシュートw跳ね返し続ける。

しかし、たった1回だけコカ・コーラが明らかなパスミスを犯す。天理・岩尾にプレッシャーを受けて、パスミスをしてボールを岩尾に渡してしまい、そこから岩尾がゴール前まで独走。最後は、折り返しに昨年の得点王#19筑井が決めて天理大が先制。両チームともにどうしても欲しかった1点は天理大に。

失点もコカ・コーラが攻めていた時にFBが犯したミスからのもの。重くのしかかる1点を追って、コカ・コーラは反撃を仕掛けるが、どうしても天理大の堅い守備を破る事ができずタイムアップを迎えた。
天理大が千載一遇のチャンスをモノにして勝利した。コカ・コーラはたった1回のミスで涙を飲む事になった。
ただ、コカ・コーラはチームコンセプトが出来上がりつつある。後は攻撃陣に、スペースに走りこむ事の出来る人材が欲しいところ。#19ブリーマリーの怪我による不在は痛いが、それだけが問題ではなさそうだ。

直前にソニーの大勝を見ていたせいもあって、天理大がここまで苦戦するとは思わなかった。全体的な運動量も少なかった。天理の守備も堅固でこれで9試合で7失点。天理大はここからリーグ戦下位のチームと連続で当たる。取りこぼさずいけば最終節でソニーの挑戦を受ける事になるのだろう。





