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2016年09月20日

2016年J2第32節 横浜FC-京都サンガF.C. 「三ッ沢には神がいる」

まるで何かに魅入られたかの様にPKを蹴るキロス。GK南はそれをすべて読み切ったかの様に止める。そのたった約10分後、今度はエスクデロにPKを献上するも、これまた南曰く「スカウティング通り」コースを読み切りこれもストップさせた。京都には有名な賀茂神社があるが、この日詣でをするべきは神社ではなく三ツ沢だった。

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前節町田戦は押し続けながら引き分けに終わってしまった。6位京都とは勝ち点差が7。この試合の勝ち負けでプレーオフ圏内に入る訳でもない。重要なのは、そういう目先のモチベーションが低くなりがちな時でもちゃんと勝ち点を積み上げて相手との差を小さくできるか。そこだけだった。

前半京都が高い位置からプレッシャーに来る。本来はここをイバを使って逃れたいところであったが、早い段階でイエローカードをもらってしまった為、中々打開策が見いだせない中でエスクデロのいる横浜の左サイドを集中的に攻略される。彼はボールを持ててフィニッシュまで行けるのでブロックを食い破られた。
しかし、京都・石丸監督が言うように、その先で上手くやろうとして京都は空回りしている感があってエスクデロを押さえると京都の前線は怖くなかった。山瀬も存在感がなかった。

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横浜は逆に津田が倒されてFKを得ると前半13分これをイバが左足で巻くように蹴ると、ゴールに吸い込まれていった。京都GK菅野も動けない鮮やかな先制ゴールだった。

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この後も横浜がゲームを支配したが、前半最後のプレーでペナルティエリア正面わずかに外のところでFKを与えてしまい、エスクデロのキックはゴールを襲うが、ここにいた永田がヘディングでこれをクリアして前半終了した。イバや南がすごかったが、永田の気の利いたポジショニングは横浜を失点から救った。

後半になってややポジションをリトリートし始めた京都。前半のような前線からの果敢なプレスが影を潜め、より横浜のゲームになっていった。
三ッ沢に降臨した神がイバに乗り移る。野村から縦パスが入ると巧みに京都DFをかわし、GK菅野の不意を突く左足でトゥキック気味にシュートを放つとゴール左隅に突き刺さった。

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2点差となり京都も動く。大柄な新加入FWキロスを入れると、横浜もそれに呼応したかの様に大柄な楠元を入れて5バックとして長身FWへの放り込みを跳ね返そうとする。だが、好事魔多し。その楠元がキロスをペナルティエリア内で倒したとしてPKを献上。
残り20分近くある時間を考えると1点を許すと京都に勢いが出てくるのは自明の理。どうても止めたい。その願いは叶う。目線でフェイントを入れていたキロスのシュートコースを読みシュートをはじき出した。失点の危機を脱すると横浜は寺田を投入。

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負傷から戻ってきたキャプテンだったが、ゲームの流れには乗れずゲームを決めきることはできなかった。彼は優しいから、味方がゴールをとれるところまで入ってくるのを待っているのだが、それでは門は閉じられてしまう。ゲームをコントロールする意味ではキープする力があるのは効果があるが、そこでロストしてしまうとバタバタしてしまうだけだ。
しかしこれに発奮したのが佐藤。寺田がいない間に司令塔になっていたが、途中出場とはいえ寺田が復帰したら自陣まで守備に走る走る。浦和ユースで勝手を知るエスクデロ対策は任せとけと言わんばかりの獅子奮迅ぶり。途中彼と対峙した時には笑みすら浮かべていた。

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そのエスクデロ対策が実った?のは後半41分。市村が京都・有田を倒したとして、この日2本目のPKを京都に献上。キッカーはキロスに代わってエスクデロ。ここで佐藤が蹴る位置を指示し、煽られたエスクデロはキロスと同じコースに強いボールを蹴るが、これも南がゴールを阻んだ。

意気消沈した京都はそのまま有効な手を繰り出すことができず、アディショナルタイム4分も経過して横浜が勝利し、6位京都との勝ち点差を4に縮めた。三ッ沢には二体の神がいた。ゴール前では自分たちの守備を無力化し、相手ゴール前には見えない壁がいる。一人が攻撃なら、もう一人は守備。破壊神と守護神なのか、あるいは風神雷神なのか。
そしてサポーターは信じていた南を、ゴールを、勝利を。だからこの勝利はつかみ取れた。サポーターの存在がチームに力を入れるし、力を削ぐこともできる。サポーターこそ創造神なのかもしれない。これで勝ち点差4だ。横浜のどんな未来を創る?暗い未来を描く愚者などいない。さぁ三ッ沢に集う八百万の神々よ。目指すは上だ。
posted by おかき at 01:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 横浜FC2016観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつもありがとうございます。
イバ選手と南選手が輝いた試合でしたが、影のMVPは謙介だと思っています。
大事なところで結果を出してくれた選手たち、僕らは彼らの背中を押すことしかできません。
昇格しましょう、昇格させましょう!!
Posted by northflight at 2016年09月21日 20:33
浦和ユースのエスクデロもいたし、彼が司令塔になって責任感が目に見えて生まれてますよね。
まだ昇格を口にするのは早いと自分は感じます。目先の試合をひとつひとつ勝って上にいきたいです。

> northflightさん
>
> いつもありがとうございます。
> イバ選手と南選手が輝いた試合でしたが、影のMVPは謙介だと思っています。
> 大事なところで結果を出してくれた選手たち、僕らは彼らの背中を押すことしかできません。
> 昇格しましょう、昇格させましょう!!
Posted by おかき at 2016年09月21日 21:09
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