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2016年10月09日

2016年J2第35節 横浜FC-Vファーレン長崎 「雨降って地固まりすぎた」

「ここ侵入されたらどうすんの?」後半野崎がベンチに叫ぶ。前半リードで終えた横浜は、後半長崎の攻勢を受け止める時間が長くなった。監督や選手が口々に言うように、チーム全体が「はっきりしない」戦いになっていた。2点を奪うまでの躍動感はなかった。後半日が差したのは長崎だった。

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前半から良くない傾向はあった。相手ボールが低い位置にある時に野崎はロングドライブでサイドバックもサイドMFにもプレスに行っている。潰れるまで飛ばすのはやり方としてありだが、根本的にそこが閉まってないのはなぜだろうと。前線と後ろが開いてしまっていた。前半からこの傾向があるのは2点差の余裕をどうするかが明確でないからだと考えていた。

それが現実のものとなったのが後半。長崎のパスワークで横浜はバイタルエリアを切り崩される。ここでボールを奪っても前線に走りこむ選手も少ない。守備では野村、野崎が引っ張られてギャップを作られてと厳しい展開が続く。

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「セットポジションをしっかり取って守り、そこから攻撃に」と中田監督が話したことが逆に選手たちの足を重くしてしまった。ブロックやポジションを意識しすぎる余り、裏に蹴る事も少ないし、押し上げもないからセカンドボールも奪えなくなった。

ブロックを作る事は、ポゼッションの状態では機能していても、オープンスペースの前には何の意味もないことを後半37分長崎・永井がカウンターから決めたゴールを見れば明らかだった。佐藤謙介はこれを「一瞬の隙」と表現していたが、サイドを使われてスライドさせられてスペースを作られて突破を後半何度も許していたのを見ていると、隙だけではなく一種の修正能力のなさを突き付けられてしまった。

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2-2の同点となり、そのまま試合終了。前半を思い出していた。長崎の3バックのサイドを突いて津田が突破して、イバが決めた先制点。津田が同じようにサイドバックの裏を抜けたところにボールを入れてPKを誘発し、これを再びイバが決めて2-0となった時、こんな状況になるとは思えなかった。無論サポーターはわがままなもので、もう1点、イバのハットトリックを期待した。その一方でこのままクリーンシートでいう考え方もあった。サポーターでもまとまっていなかった。

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2点を先行して、讃岐戦、愛媛戦の連敗を払拭できたと思ってしまった。数字上はプレーオフ圏内に行くのは、京都が勝利した為より一層厳しくなった。残り7試合で勝ち点8は困難だ。とはいえ、可能性がなくなった訳ではない。リードしてその後の意思統一が出来ていないのはチームとして熟成していないことを露呈しているのだが、とはいえそれを言っていても仕方ない。

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シーズン当初の苦難を越えて横浜はここまでやってきた。完成度も選手層も他に勝っていると言い切れない横浜は、サポーターも含めて同じ方向を向いて戦うだけ。追い込まれたら引いて相手を見る余裕もなくなる。リードしたらやる事は一つ「全てを奪い、奪い尽くせ」2点取れるならもっと奪え。今の横浜に勝ち点1は進軍ではなく、停滞でしかないのだ。
posted by おかき at 02:33| Comment(1) | TrackBack(0) | 横浜FC2016観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます、いつもありがとうございます。
私も同じことを感じながら試合を見ていました。
予想外の早い時間帯でのアドバンテージにチームとしての意思統一ができていませんでしたね。
ドーハの悲劇の時のカズさんのゴールの時を思い出しました、”あ、早すぎるな”と。

目の前の1試合1試合に全力を注ぎ、あとは神様を信じるしかありませんよね。
あ、今月は神無月でした...
Posted by northflight at 2016年10月11日 10:06
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