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2016年10月17日

2016年J2第36節 水戸ホーリーホック-横浜FC 「二段ロケット」

J1昇格プレーオフ圏内まで残り6試合で勝ち点差を10としてしまう絶望的な引き分けとなった。

横浜は天皇杯・長野パルセイロ戦の後の讃岐戦から勝利を奪えないでいる。内容も芳しくない。もっと言えば今までずっと修正されてこなかったミスでそのまま失点につながっている状況だ。中田監督も毎試合の様に修正を口にしているが改善される気配はない。
夏場はそれでもまだ監督交代直後で対戦相手もスカウティングできていない部分もあって勝利を重ねることができたと思う。また9月以降はけが人も増えて選手のやりくりも難しくなった。
その中で讃岐、愛媛と四国の連戦で勝ち点1すら挙げることができないまま京都、町田に置き去りにされてしまった。

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前節の長崎戦も追いつかれてのドローと下降気流に如何に抗うか。そういう意味では、この試合は順位も下で比較的組みやすい水戸のはずだったが、積極的にプレッシャーをかけてくる水戸の前に前にボール運ぶことも難しく、押し込まれる展開を続けてしまう。
前半26分には水戸・兵働のFKに水戸・細川が合わせて先制。横浜は大崎がマークを放してしまいフリーでゴールを許した。大崎のこうしたミスは今に始まったことではないが、野上を移籍で放出し、デニスは怪我の影響もあり日本のサッカーに順応できず夏前に退団。代わりになるべきセンターバックの層が薄いから仕方ないのだろう。

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横浜は4-4-2のシステムなのだが、野崎がどうしても内に絞って守備を始めるおかげでいつも右サイドが空いてしまう。前半こそ彼の走力で大きな破たんは生まれにくいが、後半になるとここの電池が切れる。かと言って、彼が内にいないとセカンドボールを拾えないという難しい状態。
つまり津田が機能していないだが、ここに大久保を起用すると後半のパワープレー要員がいなくなり、カズでは運動量やスピードに欠ける。駒が揃っていない。

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その中でも野村が見せた。前半42分、野崎とのパス交換から右足を振りぬくと左に曲げたシュートがゴールに突き刺さって横浜が同点に追いついた。

昇格のために負けられない横浜は後半システムを変更して水戸に対抗するも流れは続かず。懸案だった右サイドの攻撃に蓋を出来ず、水戸・湯澤、内田に突破を許す。セカンドボールを奪えない横浜は、ロングボールをイバ、途中出場の大久保に集めるもその先が続かずゴールの匂いもしない。イバも無理な位置から強引にシュートを放ったが枠を捉えることもできない。
逆に勢いに乗る水戸はCKからチャンスを生み出す。細川の叩き付けるヘディングに、福井の触るだけのボールがゴールを逸れたりと横浜にとっては苦しい時間帯ばかりだった。

終了間際、カウンターで小野瀬が持ち上がり、佐藤とのパス交換からペナルティエリアにフリーで侵入するも、シュートではなくクロスを選択し跳ね返されてしまった。これが今のチームの勢いなのだろうか。

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結局そのまま試合は1-1のドローとなった。水戸からすると、ベトナムとの親善試合ということで残り5分でなんとかベトナム代表グエン・コン・フォンを投入でき、セットプレーからあわや逆転というところまで持ってこれたから最低限の試合にはなったはずだ。ベトナムでも生中継されていたとの事なので、相当プレッシャーはあったと思う。

横浜に関していえば、このゲームの進行そのものが今のチームの状況なのだろう。2014年オフ、社長は話していた。夏場に若手が育たたなかったから昇格争いに食い込めなかったと。それから2年経ってその若手はこの場にいるのか?指揮官も選手も変わったけど、結局のところ同じ展開だ。

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夏場から失速してしまうのは選手の層が薄い部分で編成が甘かった事にチームは集約される気がする。イバの獲得は大きなプラスだが、FW全体の陣容はどうか。結果的に夏場の補強がなかったのが響いてる。無論、選手の移籍はクラブの意思だけでは決められないし、予算もあるからクラブが何もしていないとは思わないが、こういう時にこそ二段ロケットになる勢いを持った選手を入れる事も必要だったと思う。

とは言っても残り6試合それをいつまでも嘆いている訳にはいかない。今いる選手で戦うしかない。薄い選手層でも勝利は勝利。厚いから勝てるのではなく、勝ってるから厚く見えるだけなのだ。サポーターの応援がもう一段高みを目指す為に必要なロケットになる時だ。
posted by おかき at 03:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2016観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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