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2016年11月07日

2016年J2第40節 FC岐阜-横浜FC 「空白の14分」

空白の10分だった。後半17分岐阜・レオミネイロにPKを決められて横浜は2点が必要になったが、ベンチに動く気配がまるでない。この試合、岐阜がイバ対策として打った手はサイドからのボールを徹底的に抑えることだった。サイドに風間・田中という俊敏な選手を置いて前線からしつこくプレッシャーをかける。横浜はボールを蹴ってこれをいなしにかかるが、前半風下の横浜は遠くに蹴ることができず相手ボールにしてしまうばかりだった。

とはいえ、岐阜も難波、レオミネイロの快足2トップを前線において裏に蹴るだけで、大きな見せ場という見せ場はなかった。感覚としては、風間の運動量が落ちてくるであろう後半、左サイドを起点にどう攻略するか。

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後半風上にたった横浜は、前半よりもロングボールが効果的になり裏のスペースでキープしながらイバが落としたところを津田が、野村がチャンスを作るが、その展開したサイドを攻略できないまま時間だけが経過していく。最悪どんな展開でもいいから点を奪わないと勝てないのだが、ベンチからも指示らしい指示はない。優勢と見ているのだろうか。それでも1点を奪えばいい。勝てば京都、岡山にプレッシャーをかけられる。

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そう思っていた矢先、後半17分ロングボールの処理を大崎が誤り後逸。ボールをレオミネイロに奪われてしまう。慌てて大崎が追いかけてプレッシャーをかけるとレオミネイロを倒してしまいPKを献上。今シーズンずっと見てきた象徴的なシーンに思えた。PKは渋谷がコースを読んでいたものの、ボールの速度が速く決められてしまう。横浜が勝たなくてはならない試合で、痛恨の先制点を与える。

ここから2点を奪うためにどうするか。そういう想定はしてあるはずだ。岐阜の速攻カウンターに屈して先制点を許した後、状況に応じてどう逆転まで導くのか。いつまで経っても動かない。先に動いたのは岐阜だった。疲れてきた小野に代わって野垣内を入れて永田を継続的にケアさせる。

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やっと動いたのは失点してから14分後、試合終了まで15分を切ってからだった。遅い。遅すぎる。野崎に代わって小野瀬を同じポジションに入れるが、役割に大きな違いはなく岐阜には動揺が見られない。佐藤が警告をもらい、次節以降の出場停止が決まったことで、逆にここで勝ち切りたいという気持ちが出てボールにより一層絡み横浜が取り返そうという気概が見え始めた。

ところが、またしても岐阜に追加点を献上してしまう。後半38分、前がかりになっていたところを、藤井がボールを奪われ一気のカウンターでレオミネイロの元に。西河とGK渋谷を交わしてボールをゴールに流し込んだ。レオミネイロはこの試合、この2本しかシュートを放っていないが、そのどちらもゴールに結びつけた。

2点を取りに行かなければならないところで、岐阜にとっては残留に大きく前進する、横浜にとってはプレーオフ進出が絶望的となる2点目を与えてしまった。そこから立て続けに大久保、カズを投入するもゲームは動かず2-0でFC岐阜が勝利してゲームは終了。

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数字上プレーオフの可能性は横浜には残されているが、残り2試合で勝ち点差6、さらに得失点差が15点開いているので現実的にはほぼ消滅しているのに近い状況だ。

失点した後の、もうちょっと言えば後半の采配が勝ちに行くという気配すら感じなかった。今いる選手であれば、最初に大久保を入れて放り込んで相手のディフェンスラインを乱しにかかってもよかった。後半永田が空いている状況もあり、田所を入れて3バックにして永田をもう少し前に出してやることもプランとしては選択できた。勝っているのを終わらせるのと逆転しにいく采配は別で、中田監督はその辺りが苦手に感じる。迷っている間に、岐阜に手を指されてさらに迷ってしまった印象だ。

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シーズン当初を考えたら、プレーオフ圏内まで争える状況になったのは極めて素晴らしいことだ。ただ、その立役者のイバは既に移籍のオファーはあるだろうし、もちろん選手の入れ替わりは戦力外や移籍があり来年もここに来られる保証はどこにもない。だから行ける時に行かないといけなかった。
可能性は消えてはいないから最後まで応援するのがサポーターの矜持。しっかり残り2つ勝って終わる。
いや、天皇杯にも可能性がある。まだシーズンは終わってない。
posted by おかき at 11:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2016観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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