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2017年04月15日

2017年J2第8節 FC町田ゼルビア-横浜FC 「超えられぬ高い丘になれ」

ゲームは思わぬ形で動いた。後半29分、左サイドから西河がバックパスを戻すとGK高丘がこれをトラップ出来ず、ボールは横浜のゴールに転がっていった。スコアレスで拮抗しているゲームに風穴を開けたまさかのオウンゴールとなった。町田・相馬監督が試合後話していたように、横浜と町田は接戦が多い。そういう一点の重みが大きくなる試合で、明らかなミスの失点はダメージが大きい。

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横浜は、後半からジョンを前にしてゲームの主導権を握りにいった。町田の選手が言っていた様にセカンドボールの奪い合いを挑んできた中で、前線イバだけでゲームを動かすのは難しかった。そこで前節流れを良くしたジョンのFW起用だったが、この試合では不発。ボランチ2人に激しいプレッシャーが来るので落ち着いてゲームを組み立てられない。最初こそジョンが裏に抜ける形もあったが、徐々にケアされ中盤の選手との距離が開いていき、埋没してしまった。

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スコアレスのゲームではあったが、流れは町田。前半から谷澤を基点に、中島、戸島へボールを供給し、やや無理な姿勢、距離からでもゴールを狙っていた。前半一度クロスバーにボールを当てられたが、はっきり崩されたシーンはなし。これは後半も同じで、こぼれ球の跳ね返りなどでバタバタしたところを抜け出されたのを高丘が1対1を止めたシーンこそあれ、横浜サポーターが唸り声を上げないといけない光景は少なかったはずだ。

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ただ攻撃が機能していないから町田がボールを持つ時間が長い。後半徐々にイバへのファウルを取ってもらえるようなったが、そのFKを簡単に放り込んでは奪われる展開が続く。失点をしてからは、寺田と大久保を入れて中盤でのボール保持を意図したが、これも叶わなかった。シュートも4本。イバを抑えること、中盤の佐藤と中里に前を向かせないことの2点で横浜は詰んでしまった。前節のことを寒風勝利と書いたが、多少汚くても徹底的に守るチームには何も出来ないのが証明されてしまった。高丘のミスよりも、形にならない攻撃の方に問題がある。

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結局高丘のトラップミスがオウンゴールになった1点を取り返すことが出来ずに横浜は町田の丘を下ることとなった。集中力とか町田・戸島のプレスとか、目線を切るのが早かったとか、芝がとか理由は様々あれどきっと全部だろう。周りはかばってくれたり、茶化してくれたりするだろうがそれに甘えてはいけない。サッカーは突き詰めると個人。その個人がこれをどう糧にするか。これは誰も手伝ってくれない。高丘個人の戦いである。

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ベンチにいた南はどう彼に何を伝えるか。彼はもっと直接的にゴールにボールを投げ込んだこともある。それでも南は柏で正GKを長年務めた。横浜でも菅野は開始1分PA外のハンドで退場したが、ゆくゆくはJ1で新人王を獲得し日本代表にまで上り詰めた。そう考えるとこうしたハプニングは誰しもが持っているとも言える。
また2人に共通するのは、名GKであること。そして横浜に所属経験があること。高丘もその名に違わぬ三ツ沢の超えられぬ高い丘になればよい。
posted by おかき at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2017観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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