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2017年06月19日

2017年J2第19節 横浜FC-モンテディオ山形 「誤算」

中田監督は、2017年シーズン開幕戦勝利の後に「ピークはここではない」と発言していた。42節もあるJ2リーグで、チームのコンディションを開幕戦に持ってくることはないのは当然だ。勿論開幕戦をしかもホームで勝つと勢いが出るのは自明の理。だからテンションを少し高く設定するのは想定できる。

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一回ピークが4月下旬で出来上がってしまったのは良い誤算だったはずだ。特に千葉戦の後半から採用した3バックがはまりここから3試合連続4得点という爆発的な攻撃力を披露しつつ、一方でリーグ屈指の守備力で負けないサッカーを確立し始めた。

ところが、このシステムは一種のオプションだったはずが、継続的に採用したものの野村、永田、ジョンが離脱すると途端に機能しなくなった。メンバーを変えてみる、システムを修正するが攻撃面が絡み合わなくなった。大量失点こそ免れているが、サイドからバイタルエリアを使われる攻撃を中々止められない。その部分の修正を立て直そうとすると、攻撃に連動性が生まれなくなる。一種袋小路に迷い込んでしまっている。

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今節はコンディションが戻ってきた野村とイバが2トップのような形で、津田が右サイドのMFか右FWというシステムで臨んだ。ところが、このシステムも機能しない。イバと野村を近づけて、津田を裏に抜け出させる意図を感じたが、そもそもイバが前を向いてボールを持った時に味方との距離感があり、意図したようなプレーはできなかった。全体的に前線の選手が前を向いてプレーさせてもらえない。

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前半何とか0-0で折り返したが、後半の横浜はスタミナが切れたのか、ボールを奪うポイントが下がり続ける。野村を下げてジョンを入れると3-4-2-1が、5-4-1と逆に山形に押し込まれ続ける展開になってしまった。同じタイミングで山形が投入した荒堀が右サイドを支配。このサイドを食い止められず支配される。イバは前線で孤立し始める。本来は左サイドを支配して、攻撃を食い止めるはずが逆に受けてしまう。荒堀の投入が誤算だったのか。そもそも後半どうしてズルズル下がってしまったのか。

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その後も有効な攻撃を続けられずにいると、後半アディショナルタイム4分に悲劇が待っていた。スローインのこぼれ球を田所がヘディングに前線に流すも小さく、山形が裏に蹴り込んでカウンターとなり、それをそのまま繋がれて、最後はフリーで山形・瀬沼にゴールを割られてしまう。
ヘディングが小さくなったり、その前の段階で新井が一回後ろを向かせたのに止められないとか、プレーの選択が悪い方を選んでしまっていた。中田監督にとっても誤算なのだろうか。サポーターにとっても、あんな軽率なプレーは誤算だ。

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そしてそのまま0-1で横浜は敗戦。大分戦にしても山口戦にしても何とか勝ち点を得ていただけ。実際ゴールのすべてがPKなのだ。それを踏まえたらこのゲームをポジティブにとらえるのは無理がある。たまたまこの内容ではない。もう何試合もこの内容なのだ。ポジティブは、下手をすると問題の先送りにしかならない。確かに失点はカウンターからだ。でも、前半からピンチは何度もあったし。厳しい局面は与えている。チャンスらしいチャンスもない。まずはこの状態がよくないと受け入れるべき。その上でこの順位こそ誤算だと考える。横浜は最初から最後まで首位にいるほどの力もないし、環境もない。

誤算も長く続けばそれが実力になる。思い通りに進まないからサッカーは楽しい。思い通りにいかないなら、上手くいかない時も思い通りには続かない。このまま落ちていくのか、粘りづけるのか。まだ星取表の誤算を起こし続けたい。
posted by おかき at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2017観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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