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2017年06月23日

第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦 ツエーゲン金沢-横浜FC「犠牲」

この負けをどうリーグ戦でいかすか。試合後の感想はその1点だけだった。天皇杯の2回戦はいつもリーグ戦とのバランスと結果の介錯にサポーターも頭を悩ませる。サポーターとしては無論全てのゲームを勝ちたいし、勝ってほしい。だが、J2の場合はチームが好調だとJ1昇格への色気が出てくる。水曜日に行われるゲームにどこまで主力を出場させるか。その絶妙のバランスで勝たせて、自信を持たせて、成長を促したいという思いは1サポーターの自分でも受け取れているのだから、当然現場はもっと頭を悩ませているだろう。

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ところがそうしたゲームプランは開始6分で修正を余儀なくされる。野崎の負傷退場で渡邉を急きょ出場させることになった。意図として、3バックもしくは5バックをはっきりさせ役割を明確にすることにあった。ところがこの采配には大きな欠点があって、中盤の寺田の守備が遅く、左サイドバックに入った前嶋は常に数的不利を被りライン全体がズルズル下がる結果を招く。ボールを低い位置で奪うので前線が遠い、中山、増山がボールを持った時にも孤立しがちでミスが多く、相手のエリアで組み立てられない。

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前嶋の本来のポジションではなく、彼の犠牲でなんとかこのゲームは進んでいる。これを成長の糧というのだろうか、いや違うと思う。左サイドバックにリーグ戦で出場し続けてる田所、永田を突っ込めるかと言えばそれも難しい。

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前線の中山、増山もゲームに効果的に絡んでいるかといえば怪しい。特に増山はオフザボールの動きが悪い。もらった後はまだしも、それが悪いからボールを収める、捌くことがほぼできない。

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後半、やや修正を入れて前嶋の裏のスペースを楠元がケアし、石井と寺田のポジションを変えたことで収まるかと思ったが、楠元が引っ張られてしまい中盤のスペースが空いてチャンスを作られる。ボールを低い位置でしか奪えないのは前半と変わっていない。
中山は後半から修正して、距離感とプレーの選択がよくなったが、決定機の直前のプレーはチームとして精度を欠き、チャンスというチャンスは単発のミドルシュートなどに限定されてしまった。

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そうこうしている間にカウンターから失点、そしてギアを前に入れたところで再び失点してゲームは2-0で敗戦。横浜の今年の天皇杯はこれにて終了。ユース出身の山本、斎藤は公式戦デビュー、石井も今年初出場、前嶋も長い時間出場できた。と前向きに捉えるくらいしか材料がないのが現状。ただ、ちょっとプレーの精度の質は高いとは言えない。これを受けて若い選手がどれだけ成長していくか。きっかけの試合になってほしい。その為に、この試合が犠牲になるなら惜しいことはない。

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もう一つは平日夜のアウェーしかもスタメン組が大半は出場しないであろうゲームでもサポーターは足を運んでいた。みんな仕事や時間を犠牲にしてやってきている。そういうものも背負って横浜は昇格争いに集中することになった。自分たちの時間を削って昇格できるならこんなたやすいことはない。だからこそ思う。横浜にはもう退路もないし、天皇杯というエクスキューズもない。目指すところは一つだ。
posted by おかき at 02:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2017観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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