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2017年06月26日

2017年J2第20節 横浜FC-湘南ベルマーレ 「無情か無常か」

後半42分、小宮山は天を仰ぐ。ダイビングボレーシュートは枠の外へ外れていった。後半アディショナルタイムに、もう一度彼にチャンスが訪れた。ロングスローのこぼれ球に食らいついて身体を伸ばし頭に当てた。だが、これは湘南DFにクリアされてしまう。自身のオウンゴールを取り返す為に必死に身体を投げ出したが、ゴールは遠かった。無情にもタイムアップの笛が吹かれた。

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システムを4-4-2に戻した横浜は序盤から良い形でゲームを進めた。特に野村がサイドも中盤も上手くボールに絡みボールを動かし、佐藤、中里がボールを散らして左サイドを主体的に攻撃する。3バックの3トップ気味にくると想定していた湘南は、横浜を上手く捕まえることができず浸入を許した。ただ、そこは上位のチームで、形こそ崩されても最後の部分で自由にシュートを許すことはなく拮抗したゲーム展開だった。

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ところがである。前半35分、湘南・山根のクロスを小宮山がクリアしようとしたところ、横浜のゴールに叩き込んでしまった。オウンゴールである。意図としてはコーナーに出そうというもののはずだが、このゴールはしびれるゲームに大きな穴を開けてしまった。直接の因果関係はないが、小宮山はこの試合それまでに何でもないところでボールロストを2回しており、全体的に良い形だった横浜の中で唯一ゲームに入りきれていない印象があった。そのツケがオウンゴールという形でめぐってきたのなら残念だ。

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後半は横浜のシステムに対応した湘南がペースをつかむ。前半の横浜がそうやった様に左右に揺さぶり、中央を食い破る。プレスバックが運動量が落ちて効かなくなり横浜はサイドの選手を止められなくなった。

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横浜は後半19分ジョンを投入。これを待っていたかのように湘南も選手交代をして2点目を狙いにいく。横浜の狙いはジョンを入れて前線での裏に抜けるところではなく、前を向いて相手を下げながら得点チャンスを狙うもの。ただ、個人的にはこの交代は結構疑問で、相棒が津田から代わっただけで大きな効果はなかった。大久保を入れて1トップとしてイバをもう少し自由にさせてやる方がよかった。最後クロスに身体を投げ出したのが中山でなく大久保ならゴールを捉えていただろう。

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横浜はこのままオウンゴールを取り返すことが出来ず敗戦。ただ内容は5月中旬からに比べて改善している。主力組は天皇杯を休養に当て、この週末の試合の為に英気を養った。勢いだけで勝っていた3バックを修正して4バックのベーシックな戦いに戻り、鋭さが戻ってきた。守備もいくつか危ないシーンはあったが組織が破綻している状況ではない。

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課題は攻撃陣だけだ。イバ対策も進み簡単に向かせてもらえない。イバに集めておけばそれなりにゴールを決めてくれる状況でもない。決して厚くない選手層の中でやりくりしないといけないのは仕方ないが、効果的な采配の少なさが気になる。ゴールを取れと毎試合叫ぶつもりもないのだが、交代しても機能していないのが気になる。昨年からメンバーがほぼ同じで勝てないというのは上がり目のなさではと感じ始めている。

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新外国人の加入も噂されている。ある程度今までのチームの形を壊してもより良い結果を求めていかなければならない。諸行無常。良かった形は既に過去のもの。そこからまた新しい組み合わせが生まれるのを楽しむ。順位も常に動き続ける7位に転落?構わない。その順位も今だけのもの。昇格争いに情けはない。結果が全てだ。
posted by おかき at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2017観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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