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2017年07月16日

2017年J2第23節 横浜FC-FC岐阜 「チャンスは2度ある?」

左サイドを突破した中山からの折り返しにジョンが右足を合わせるが、ボールは左に逸れていった。決定機を外してサポーターは頭を抱えたが、このミスが次のプレーの伏線となっていた。後半17分GK高丘のゴールキックをイバが競らずスルーして、裏に飛び出していたジョンが先ほどのシーンと同じような角度からこれに再び右足を合わせた。今度は左に外さないように右足の甲のやや外側で預けるように蹴り、岐阜GKビクトルのニアサイドをぶち抜いた。同じようなプレーでのミスで、ボールタッチを修正して2度目の決定機をモノにした。

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2度の決定機といえば、前半主導権を握った岐阜が迎えたGK高丘との2度あった1対1を決めることができなかった。高丘は福村、古橋との1対1を悉くストップ。「自分が止め切れずに失点していたのが勝てなかった要因の一つだった」とGKのせいでもないような失点も自分の責任の一つと高い緊張感を持っているのが、高いパフォーマンスを誇っていることにつながっていると思う。

2度の大きな決定機を逃した岐阜は、徐々に攻勢を弱めていく。前半31分に阿部がイエローカードを受けたことでイバへ強いプレッシャーをかけにくくなった。イバが機能すると攻撃が回り出すのが横浜。前半ゴールは生まれなかったが、時間が経つに連れて横浜が前を向くシーンも増えていった。
後半、この流れがはっきりする。前半プレスにいって剥がされ続けたのでやや受けてたつことで岐阜の攻撃に手詰まり感が出始める。

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後半見ているとイバがボールに絡む回数が減る。以前にように縦に彼に当てて、回りを走らせて打開するというよりも、前後のプレーの距離感を短くして中山を前に抜けさせてその戻しを仕留める攻撃も引き出しとして増えた。今中山が重宝されているのはこの部分だろう。その延長線上にジョンのシュートミスがあり、ゴールがあった。

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ところが先制点を挙げた横浜だったが、自分たちの策でゲームを難しくした。渡邉を入れて5バックにしておかしくなった。ラインは下がるし、ボールを持った相手へプレッシャーにいかないのでズルズル下がるだけになってしまった。残り20分近くあるのに、5バックにして逃げ切るというメッセージが逆に悪い方向に働いてしまった。
先制してリードしているという精神的優位だけで粘りこむしかなかった。最後は大久保をサイドMFに起用するという謎采配もありつつも何とか岐阜の攻撃を無失点でしのぎ切り、横浜は約1か月ぶりに凱歌を聞くこととなった。

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ただ当初ジョンに代えて永田を入れる予定を、ジョンのゴールによってその余力を買ったことで変更したのが裏目になってしまった。ゴールをすると選手の動きは一般的に良くなりやすいから、その期待値を買ったのは理解できなくないが、最後は大久保をサイドMFで起用するなど、試合をしっかりと終わらせる采配ではなかったのは残念。今年この相手の反撃にあった時の采配が昇格戦線に残れるかの鍵になる。

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この勝利で暫定ながら5位に浮上。前半の高丘の2本のスーパーセーブがあるかないか。2回目のチャンスを決められるかどうか。その位の差でサッカー人生が左右される厳しいリーグ。横浜に次のチャンスはあるのかと考えてはいけない。毎年毎年がサバイバル。今年のチャンスを外せない。
posted by おかき at 02:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2017観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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