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2017年07月23日

2017年J2第24節 横浜FC-V・ファーレン長崎「事故も続けば日常になる」

とうとう失点してしまった。いや、またしても失点したと言った方が適切なのかもしれない。前半41分長崎・高杉のコーナーキックからのヘディングシュートは西河が頭に当てたものの横浜のゴールネットに突き刺さった。横浜の守備で不安があるとすれば、このセットプレー時の守備である。この試合でも何度か相手選手に抜け出されてシュートを放たれていた。高杉のゴールもファーサイドでほぼフリーでジャンプさせてしまっている。これでは。セットプレーからの失点は事故といわれやすいが、ここまで来るともはや日常に近い。

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前半6分佐藤から新加入レアンドロ・ドミンゲス、そこからイバへ、イバの落としたボールを野村がダイレクトで裏に抜けたジョンに。抜け出してこれもダイレクトでシュートを決めて横浜が幸先よく先制。これで勢いの出た横浜は佐藤が積極的にレアンドロ・ドミンゲスにボールを集めて、イバと縦の関係を築かせようと腐心する。ただ、レアンドロ・ドミンゲスは技術は高くともゲームを決められるほどチームに順応しておらず、セットされた守備の前には思うようにゲームメイクできていなかった。
ただ、横浜としてはボールを前線で奪われにくくなったので、ゲームを進めやすくなった。ところが、セットプレーの守備がそれを邪魔をする。前半11分のセンターライン付近からのボールでも長崎・ファンマに抜け出されてシュートを許しヒヤッとさせられた。

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横浜が追加点を奪えないまま、同点にされて前半終了。ゲームの流れも悪くはないが、優位ではない。

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後半またしても事故が起きる。センターサークル付近からのFKで中里がロングボールを入れたところ、選手は触れられず虚を突かれた長崎GK増田も反応が遅れ、ディフェンスの裏でワンバウンドしたボールはそのままゴールに転がっていった。横浜の逆転ゴールは長崎にとって事故となった。

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逆転した横浜はここから守りを固めて5-4-1とするが、この采配もイマイチ。右サイドのジョンと小宮山の周辺を使われてバタバタしていたのは前半からであるが、ここにカズを入れたこと、左サイドにレアンドロ・ドミンゲスを置いたことで横浜は中盤の運動量が激減。長崎にボールを持たれてしまう。持たせているのか、持たれているのかの判断は難しいが、横浜としては持たせていたはずだが予想以上に横浜は受けているばかりだった。実際相手がスイッチを入れる時に横浜のサイドは全くゲームに関与できていなかった。失点しなかったのは長崎の選手のクオリティの問題で、何度もボールをトラップしないと前を向けてなかったり、パスが届かなかったりと結果的に助かっただけだった。クオリティの高いチームは5バックにしてくれるなら、もっとサイドを使って攻略しにかかるだろう。現代サッカーで5バックをなかなか採用しないのは、結果的に相手の選手を呼び込んでしまう危険性があるからだ。

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アディショナルタイム3分が過ぎて横浜は逆転勝利を挙げた。セットプレーを守れない失点が増えていく。事故のような失点も繰り返せば、それはいつものことになる。中里は「引き分けが妥当な結果かなというのが否めない」と語ったが全くその通り。事故で失点し、事故で得点を得たが、事故による失点は改善できるがいつまでもそうした失点が減らない。これが日常になってはいけない。
逆に大切なのは相手チームにとって事故であっても、横浜にとって必然と呼べる日常を作ることだ。横浜がまさかのゴールを、勝利を重ねれば、それが普通になる。ラッキーなゴールだった。内容もよくない。それでも勝った。そこに感謝して、また勝利を重ねる。それを横浜の日常にするために。
posted by おかき at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2017観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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