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2017年08月20日

2017年J2第29節 横浜FC-水戸ホーリーホック「納豆以上に粘る」

如何に効率良く粘って勝つか。それが横浜の今の命題なんだと、後半イバ目掛けてロングボールを蹴って水戸の攻撃を交わすしか出来ない横浜の選手たちを見ていてそう感じた。もっと戦術が練られていたり、もっと良い選手がいたら、後半でも低い位置からボールを繋いで相手ゴールを目指すことができるだろうし、多くのサポーターもそう考えていると思う。
とは言え、ここはJ2であり、もっと言えばそのJ2でも中位で昇格を目指そうというチームが、そういうJ1チームがするようなことは簡単には出来ない。イバがいて彼がボールを収めて、中盤の選手が追い越して、それで全体のラインを上げることもできるならそれはそれで策として有効だと思う。

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このゲームの入りは水戸が支配していた。前田、林、そして斎藤と前線にロングボールを入れつつも、横浜のアキレス腱である右サイドを水戸・湯澤が突破を繰り返す。以前の様にとにかくロングボールという水戸ではなく、林をダミーにして追い越したり、前線からのプレスを狙ったりと非常にしぶとい。
横浜も激しい守備とプレスでミスを誘発し、中々攻撃の形を作れない。前半野村のミドルシュートくらいしか決定機はなかった。



ただ徐々に相手の攻撃に慣れて、ラインを高く取り始めてから横浜は自分たちがボールを回せるようになった。ラインを高くして前線との距離を縮め、セカンドボールを持つ、持てなくても高い位置からプレスが掛かると水戸・前田に向かうボールは自然と減少した。
この試合は水戸・齋藤をサイドに置いてくれて助かった部分もある。もっと高い位置ならDFが前田と2人ではがされる危険性はあったが、サイドのスペースの優位性を選んだ結果助かった。

横浜の先制点は、佐藤がチャンスに絡んで生まれたコーナーキックからだった。一度中里のクロスにヘディングで合わせたヨン・ア・ピンが、再びレアンドロ・ドミンゲスのクロスに水戸DFよりも一歩早く足を伸ばして
トゥキックでゴールを決めた。

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そこから水戸は、攻撃的なカードを切ってくる。横浜もそれに呼応するように運動量の落ちた野村に代えて永田、レアンドロ・ドミンゲスに代えて野崎。それでも水戸の佐藤和、船谷はセンスのあるゲームメイカー。横浜も押し込まれる時間帯が続く。
ただこの日の采配は見事で、運動量を維持し水戸に簡単な突破を許さなかった。サッカーでは、前線が良い形でボールを受けたら攻撃は機能するが、持たされた時に相手が対峙していたり、プレーの準備が出来ていないとパスを出してもらえない。そういう意味で、90分暑い中で粘り強さを感じた。
アディショナルタイム4分が経過して、横浜は久しぶりのクリーンシートでの勝利を挙げた。

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納豆は暑くなると再発酵してアンモニア臭がして臭くなる。前節の讃岐戦はまさに臭い試合だった。夏も過ぎようとしている。この節運良く引き分けが多く、まだ横浜はプレーオフ争いを目指せる位置にいる。これから涼しくなるが、横浜は今以上に粘れるか。次節は名古屋、その次は湘南と死のアウェイ2連戦が続く。糸引き納豆の様に粘りでその糸をどこまで伸ばせるか。まだ運命の糸は切れていないはずだ。
posted by おかき at 23:28| Comment(0) | 横浜FC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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