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2017年10月02日

2017年J2第35節 ザスパクサツ群馬-横浜FC「まさにこれがJ2だ」

こういう光景はもう幾度となく見てきた。試合内容の良くないチームが、ふとしたチャンスでゴールを挙げるとその後は徹底的に下がってゴールを割らせないサッカー。これで日本サッカーの歴史が〜とか、次に繋がる内容の〜とか意見があるけど、目の前の勝ち点3が欲しいチームはそれこそクラブの将来につながる訳で、そうした所謂ドン引きサッカーになってしまうのも仕方ないとは思う。

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もうちょっと言えば、1点差で5バックを敷いて逃げ切ろうという最近の横浜のサッカーも褒められたものではなく、それと同じようなものである。相手が攻撃の枚数を増やせば、こちらも守備を固める。セオリーとも言えるし、臆病であるとも言える。セオリーと言っても、それはJ2スタンダードに照らし合わせてであるかもしれないが。

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前半35分、先制点を挙げた群馬はそこから自陣に10人が張り付く徹底的な守備重視のサッカーを展開。横浜もそれを打開しようとするが、それを簡単にこじ開けられない。そもそも失点が簡単すぎた。キャラの裏のスペースにクロスを挙げられて、田所が振り切られるもしくは捕まえきれず失点するのは今年何度目だろうか。昨年町田と対戦した時も、キャラの裏のスペースに的確にクロスを上げて大久保が決勝点を挙げている。キックの名手・松下裕樹に簡単に蹴らせてはこうなってしまう。

「2016 J2リーグ 第20節 FC町田ゼルビア×横浜FCのハイライト映像」


このゲームの入りはよかった。ジョンが、阿部にスプリントで先手を取れるのがわかったので、右サイドを突いて攻略できそうな気配はあった。ところが、それが一旦落ち着くと迷小路に入ってしまったかの様にミスが増え、ゲームを支配できない。特に左サイドの野崎はボールロストも多く、ここで引っかかってしまって左サイドは完全に停滞してしまった。その矢先に群馬に決められてしまう。最下位でJ2残留争いで厳しいチームに先制点を許して目を覚ました横浜。

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後半はほぼハーフコートマッチの様に相手を押し込んでいく。群馬も前線に高井をカウンターの為に残して、9人がペナルティエリア付近でスペースを埋める。積極的に横浜の選手たちはゴールを目指すが、枠をとらえきれなかったり、群馬GK清水の好セーブに阻まれてしまう。

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その苦しい状況を変えたのは、途中交代で入った大久保だった。後半29分佐藤の右サイドからのクロスに、群馬DFに引っ張られながらも高い打点で放ったヘディングはゴールを捉えた。同点になったが、それでも横浜は負けているかのような空気だ。何としても勝ちたい。攻め続ける。

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放ったシュートは計26本。それでも90分で得たゴールは1つのみだった。結局横浜は逆転することが出来ず最下位・群馬と引き分けに終わった。プレーオフ圏内ギリギリの戦いをしている中で、この引き分けは痛い。タラレバは好きではないが、勝ち点3であれば7位とは勝ち点差4となっていた。自分たちで局面を難しくしてしまった。

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取りこぼしというと失礼ではあるが、リーグ終盤に上位チームが下位チームに勝ちを逃すケースはJ2あるある。前節は松本が山口に7分間で逆転負けを喫し、その前は名古屋が金沢にダブルを献上、その前は福岡が博多の森で初めて愛媛に敗れた。そして今節は横浜が。これがJ2の恐ろしいところ。
だが、リーグ最終盤での逆転があるのもJ2。横浜も同じ。まだ死んでないはずだ。一寸先は闇。来月の話はまだまだ。目の前の敵に立ち向かう。毎年苦しい戦いになるJ2。だが最後に勝ち残るのは、やはり思いの強い者だけなのだ。
posted by おかき at 02:16| Comment(2) | 横浜FC2017観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
親子で前橋まで行ったのですが、残念な結果でしたね。
松下をフリーにした時は、危ないと思ったのですがその通りに。
点を入れられてやっとスイッチが入った感じでしたね。
スピードのある選手をサブに入れて欲しかったのですが。。。。。
層の薄い中、けが人も多くいたしかたないのかな。
次の福岡戦は何としても勝ってほしい。
応援するずっと!
Posted by こうおや at 2017年10月03日 00:49
スタッツ上は圧勝していた試合ですが、最後押し込めませんでした。
群馬GK清水もよいセーブが多かったですし。

どっちかというと、簡単に中破られて失点するのがないですね。
松下のクロスも見事ですし、4枚いる間を入り込まれるのはちょっといただけない。
Posted by おかき at 2017年10月08日 17:25
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