アメリカがメキシコを下し連覇を果たした。
北中米カリブ海王者を決める決勝戦は、決勝戦の名に相応しく
ワールドカップ出場国同士の白熱した戦いとなった。
前半からボールと人が良く動いていたのはメキシコ。
ボルヘッティをターゲットに、21番カスティーロのドリブル突破が
鋭いキレを見せてアメリカゴールに迫るが、ハワードのセーブにも
助けられてアメリカは失点を許さない。
アメリカは、非常にオーソドックスな組み立てを披露する。
マイボールにすればボールを落ち着けてから、展開を始める真面目な
サッカーをしている印象を受けた。
16分。メキシコがチャンスを潰している間に決定的チャンスを作ったのはアメリカ。
ドノバンが右サイドから挙げたクロスにビーズリーが走りこみながらシュートを
放つがメキシコGKサンチェスが弾き出す。
25分にも左サイドを突破して内に切れ込んだ#13ボーンスタインが
放ったミドルシュートは枠を捉えきれず。
準決勝までとは一つレベルの違う攻守の切り替えが早く、運動量も多い
決勝でトラブルが起こる。メキシコ・ボルヘッティがDFを追ってパスコースを
消そうとした時に、左太ももの裏を負傷。結局これで彼は負傷交代。
メキシコは、ボルヘッティの負傷に臆する事なく右サイドで#7メディナの
パスを受けたカスティーロがそのままPA内までドリブルで駆け上がり、
DFとGKを引き付け最後は中央にいた#18グアルダードにパス。
彼は大きく口を開けたゴールに流し込むだけでよかった。
前半1-0とメキシコがリードして折り返す。
後半リズムを掴んだのはアメリカだった。前半飛ばしすぎたのか
運動量が落ちてきたメキシコに対して、基本に忠実にポストから
叩いて裏に走りこむ味方にパスする等、メキシコを翻弄。
後半序盤には、ミドルシュートをサンチェスが弾いたところを
再びシュートするもこれもサンチェスの正面で助かったメキシコ。
61分。#11シンが倒されてアメリカがPKを獲得。
これをドノバンが冷静に決めて同点に。
そして72分試合を決めた2点目が生まれた。
アメリカ・ドノバンの蹴ったCKをメキシコDFがクリアしたボールを
#5フェイルハーバーがミドルシュートで突き刺してメキシコを逆転。
メキシコはブランコ、バウティスタを投入して同点、逆転を図るが
アメリカのゴールを破る事はできず。
バウティスタとGKハワードの1対1もゴール上部を狙ったシュートに対し、
ハワードが懸命に手を伸ばして見事なセーブ。
89分には、アメリカは#20トゥエルマンとビーズリーが抜け出して
GKと2対1になるもののビーズリーのシュートはバーに嫌われるものの、
流れをメキシコに戻させずそのままタイムアップ。
アメリカがゴールドカップ2007を制した。
メキシコはボルヘッティの怪我が痛かった。あれで前線に起点が
なくなってしまった感がある。元々カウンター主体の攻撃陣は
枚数が少ないだけに大きなダメージだった。
カスティーロはいい選手だった。メキシコが勝利なら彼がMVPだっただろう。
アメリカは非常に堅実なサッカーをする。前線でポイントを作って
サイドが押し上げてくる。中央はバランスを保つ。確かに速さは
メキシコの方が一枚上手に映ったが、守備は非常に安定していて、
何度もマークがずれたメキシコと比べると差があった気がする。





