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2018年08月26日

2018年J2第30節 松本山雅FC-横浜FC「信じられないじゃない。信じるんだ。」

今でもあまり納得のいく説明ができないでいる。後半の松本の失速ぶりは予想外の出来事だった。前半41分に松本・高崎のシュートを手で防いだとしてこの日2枚目のイエローカードで退場となり、さらのそのPKも松本・セルジーニョに決められてしまった。前半が終わった時点で、数的不利、リードを許し、そしてアウェイという3重苦が待ち構える危機的な状況から横浜は立ち直ったからだ。

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裏返すと、数的有利、リードし、そしてホームという状況の松本は後半からボールを追うのを止めてしまった。前半5-3-1-1で前節からそうだったように丁寧にボールをつなぐのではなく、4-3-2というシステムにして縦にボールを入れて打開することになった。後半佐藤謙介が前を向いてゲームのタクトを振るい始めた。どのチームも必ずチェックに来るはずの彼がボールを持てるというのは数的不利であることを考えると信じられない状態だった。後半開始数分で得たコーナーキックから佐藤謙介のシュートが松本のゴールを脅かせば、再び得たコーナーでは裏から走りこんだ北爪がつま先でボールのコースを変えてアッというシーンを作る。レアンドロ・ドミンゲスは、松本の選手を引き連れてドリブル突破を見せて、数的不利のはずの横浜が押し込む展開を迎えていた。

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そして、後半16分。佐藤謙介のミドルシュートを松本GK守田が弾いたボールを田所が拾って、ペナルティエリアで仕掛けると松本・岩上が倒してしまい横浜がPKをゲットする。これをイバが落ち着いて決めて同点に。それでもまだこの時は、この先の未来を信じていなかった。残り30分、まずどう守り切るか。松本は岩上に代えて田中を入れる。横浜の2トップに対して3バックでは分が悪いと、4バックにして横浜のサイドに蓋をしにきた。
が、勢いの出た横浜にこの程度の交代は無意味に近かった。その田中のいる右サイドを野村が突破して得たFKを田代がヘディングで逆転ゴールを奪うとゲームは完全に横浜の流れに。横浜に勢いが出ると同時に、松本には失望が広がった。

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それでも松本も2枚替えで前線を刺激するが、今度はDFのミスを誘った横浜が追加点を挙げた。後半30分、イバを下げて藤井を入れて北爪をFWの位置に。野村から出た縦のボールはレアンドロ・ドミンゲスと合わなかったが、松本・橋内がトラップミスしたのを北爪が見逃さず奪い、GKとの1対1を制して決定的となる3点目を手に入れた。

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その後、松本は後ろからボールを放り込むが効果なく、セカンドボールを拾って放ったミドルシュートも枠に飛ばない。横浜は武田を入れて松本の右サイドを運動量で制し、瀬沼を入れてバックラインを常に追い込み数的不利のはずの横浜が勝利を挙げた。

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横浜のサポーターでも、後半どうやって1点取るか苦戦を強いられると思っていたはずが、松本の余裕と上手くかみ合ってしまった。そして、4-3-2で北爪をトップに持ってくる奇策が成功。数的不利で横浜の選手の方が運動量を求められるはずが、北爪の方がスプリントでもスタミナでも勝っていたのだから笑いが止まらない。

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逆に言うと、前半戦の戦いは難しいものだった。うまくかみ合ったから逆転できたがまだまだ高いラインで戦うのは時間が必要だと感じた。最初のプレーで裏を取られてから、田代は高いラインを取るのを躊躇していた。前半は、町田がそうだった様に北爪のところを攻められてリズムを作れなかった。ここをどうできるかが一つのカギなのかもしれない。

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ひとまず、この結果を信じられない!と言ってはダメだ。サポーターは信じるのだ。首位とのビッグゲームを制したが、まだ勝ち点差は4もあり残り10試合以上ある中では、何かを得ている訳でもない。ただひたすら、昇格を信じ、勝利を信じ、チームを信じ、仲間を信じ、そして自分を信じる。その先に未来がある。
posted by おかき at 02:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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