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2018年09月17日

2018年J2第33節 横浜FC-水戸ホーリーホック「距離感」

早朝、私は北爪のマンションにいた。話していたのは、横浜に移籍してきての話だったり、体調管理だったり、チームの状況だったり。8時頃になっただろうか、彼は「これから練習に行かないと」と試合当日だから行われるはずのない練習を口実に家を出ることになった。だから自分も仕方なく彼の家を出ることに。自身の車に乗って出ていく北爪。そしてそこにいてタクシーをあたふたと探す自分。そこで目が覚めた。夢だったが、今日の試合北爪がいないのを暗示していたのだろうかターンオーバーと思われた福岡戦を欠場した北爪は、この水戸戦でも姿を現すことはなかった。

この日の横浜はその北爪が不在どころか、福岡戦に出場していた野村もカルフィン・ヨン・ア・ピンも不在。代わって永田とブルーノ・メネゲウが出場。どちらも今年リーグ戦初スタメン。期待は大きかったが、それは直ぐに萎んでしまう。ブルーノのポジショニングは非常に奇妙で、不思議な状態。4-3-2-1の2シャドーなのか、4-4-2のサイドなのか守備はほとんどしない。左サイドは武田が走り回ることになる。さらに永田も厳しい。怪我をかばっているのか、相手との距離感が合ってないからプレスしているようでしていない。ゲーム勘がないといえばそうなるのか、守備では特に相手にしつこくついて回る激しさは消え失せ、遅れてカバーに回るのでは苦しい。

1失点目、2失点目とも全て左サイドを崩されてのもの。形はほぼ同じで、左サイドに長いボールを展開されて、サイドを広げられてバイタルエリアにボールを入れられて走りこんできた選手がフィニッシュするだけ。横浜は前半ここが常にガラガラでスペースを与え続けてしまった。後ろの選手は3トップ気味の水戸の選手、特にジェフェルソン・バイアーノの迫力にしり込みしたかラインを下げていた。前半最初のうちは、水戸のミスにも助けられていたが、前半31分に水戸・伊藤のゴールで失点すると前半38分にもほぼ同じ形でやられてしまう。距離感がまるであっていない。

それでも前半34分、武田の敵陣浅い位置からのアーリークロスにイバが合わせて同点にするあたりで流れが変わるかと思ったが、水戸に与えた2点目でゲームはまたしても追いかける展開になってしまった。

後半横浜は一気に2人選手を入れる。瀬沼と齋藤を入れて4-4-2として横浜は流れを奪い返そうとした。後半は比較的横浜の流れで、相手の右サイドを抑えて、攻撃の形を作らせなかった。水戸はブロックを作って耐える戦いに。後半21分には齋藤のミドルシュートがポストを叩けば、イバのFKも"相手の選手にあたり"ながらも枠をとらえることは出来なかった。

思ったよりも気温が高いのかここから徐々に両チームには疲労の色が濃くなり、プレースピードも鈍る。レアンドロ・ドミンゲスもトラップミスも多いし、序盤からボールを触りたくて低い位置に降りてはバランスを崩してしまった。イバも時にディフェンスラインでボールを回さざるを得ない状況だったりと、選手同士の距離感は定まらないままだった。

そして、佐藤謙介のミドルシュートがクロスバーを叩くシーンもあったが結果としては、1-2で敗戦。この節で昇格を争うライバルの多くが引き分け以下で終わったことを考えるとこの敗戦は苦しい。後からでは何とでも言える部分があるのだけど、主力を欠く中でのゲームになり苦しい台所事情とは言え、初スタメンの選手を2人とも前半だけで下げなければならなかったのは、結果的には采配としては失敗。

上位が取りこぼす中で、横浜は敗戦を喫して下からは追い上げられて遂には5位に転落。それでもまだ自動昇格圏内までは差はわずか。そしてプレーオフ圏内にもいることを忘れて悲観しても仕方ない。クラブと選手とサポーターは距離を縮めて一体となって戦う。下を向いた方が負け。不死鳥は空だけを見て再び羽ばたく。あの空は離れていない。
posted by おかき at 02:22| Comment(0) | 横浜FC2018観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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