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2018年10月01日

2018年J2第35節 横浜FC-レノファ山口「ピタッと」

このゲームは開始1分で横浜のゲームプランは壊れてしまった。現在15試合勝ちなしの山口に対して見せた隙。右サイドの侵入から、折り返しのパスも、そしてサイドから流れたクロスに対しても誰も大してピタッと体を寄せる事なく、山口・高木のゴールを許してしまった。試合開始から横浜の選手の足が止まっていた。

試合開始前に、佐藤謙介キャプテンから昇格へのメッセージがゴール裏にあった。マイクを通してだったのでスタジアム全体に届いていたと思うが、これがプレッシャーになったというのはないだろう。昇格するぞってのは、まだ通過点の話だからだ。2006年の昇格は、昇格したい昇格したい。1年で降格してもいいから経験するんだ!で上がった昇格。上がる事がゴールだった。
今回は違う。定着する為の戦いに挑む昇格。その通過点にもいない自分たちが、通過点を語って緊張するんだとしたら、その心構えはまだできていない。そうじゃないはずだ。選手たちだって上でやりたい。日の目を見たい、年俸上げたい、もっと有名なクラブに行きたい、はたまた海外に行きたい。その先の夢をかなえる為に戦っているはずだからだ。

そういう意味で、この1点は挨拶に対して痛烈な罰を下した。そんな甘くはないんだと。横浜は追いかける展開になると途端に苦しくなる。サイドバックにボールが入っても下げるばかりの苦しいゲーム。下げないといけないのは、彼らの足元にボールが入っているから。足元にボールを入れざるを得ないのは、その先のスペースを消されているからだ。ピタッと横浜のサイドバックを封じる守備の上手さばかりが目立った。


このゲームでいえば、武田北爪の両サイドは抑え込まれた。特に武田は、対面する高木の前にボールを下げるばかりで、低い位置から効果的なクロスは上げられなかった。彼のスキルの問題もあるが、齋藤はサポートしていないから距離は遠く、そこでキャラが上がってくるから渋滞を起こし、ブロックを作った相手守備陣を崩せなかった。
山口は後半明らかに高木を守備では5バック、攻撃ではサイドMF的な疑似5バックとして使って機能していた。サイドを抜け出したはずが、持ちあがってみると彼がそこでブロックを作っていて攻撃をピタッと食い止めていた。


その一方で後半、横浜に流れが来た時間があった。後半8分、レアンドロ・ドミンゲスの突破から放ったシシュートはポストに嫌われるものの、跳ね返りをイバが押し込んで同点に。ベンチ陣も大きく喜ばず、次の1点を取りに自陣に戻れのジェスチャーを繰り返す。このゲームに勝ちたいという思いは伝わってくる。

が、次の1点は山口に入ってしまう。後半16分、この数分前から途中出場の山口・ジュリーリョのFKに合わせたのは山口・楠本。イバのマークも及ばずピタッと綺麗に先に触られてしまい逆転ゴールを与えてしまう。
横浜は2枚替え。4バックにし4-2-3-1。そして、渡邊を下げて戸島を入れてより攻撃的に。手は打った様に見えたが。

が、その数分後、ピタッと狙ったかのように山口のカウンターを浴びて、最後は山口・山下に絶望的な3点目を許してしまう。

ただ、戸島を入れてロングボール主体になった横浜も後半アディショナルタイムに瀬沼がロングボールを胸トラップして右足を一閃。ゴールを決めて1点差に迫る意地は見せたが、ここでゲームはタイムアップ。

横浜は破れて6位に後退。自動昇格圏内を求め町田を上回るどころか、半歩以上の後退。佐藤謙介キャプテンは言う「切り替えるしかない」負けて苦しいのは選手もサポーターも同じ認識。だから次取り返すしかない。追いかける者はそれしかできない。ピタッと追走して追い越す僅かなチャンスをモノに出来るか。ここからが正念場だ。
posted by おかき at 19:32| Comment(0) | 横浜FC2018観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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