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2019年10月23日

2019年J2第36節 横浜FC-ツエーゲン金沢「期待値を上げていけ」

前節の柏戦は1万人を超える観衆の中で、草野のアディショナルタイムのヘディングシュートが決まり柏に勝利。17戦負けなしと無敗記録を伸ばし、3試合連続の引き分けに終止符を打った。そして迎えた金沢戦。個人的には、ここが横浜の今の力を表すことになるのだろうと考えていた。

大規模な集客もしてない、平日夜に来ることが容易な関東の近郊のチームでなく、失礼ながら金沢はアウェイゴール裏を満員に出来るチーム状態でもない。だから、このゲームに何人の観客が呼べるのか、それが今の横浜の力だと考えていた。
蓋を開けてみると台風19号の来襲により試合が土曜日から平日の火曜日に順延した影響もあるだろう、このスタジムに集まったのは2500人弱。前節の25%。何度も招待券を配布してみたり、選手のイラストの入ったグッズを抽選で配布する様な状態でもこの結果になったのを、クラブとしてはどこまで想定していたのだろうか。



この夏チームが上昇基調にあったのと比例する様に、クラブの動員数も伸びていたが、それもここでストップ。招待券を配っていたから人が入っていた。インセンティブがあるから来場していた。様々な理由はあるとは言え、この昇格争いをしているチームのホームゲームの観客動員数としては寂しい限りだ。寂しいと感じるのは、実数や施策の中身を見ていない以上、サポーターとしては期待していた部分がある。

期待という意味では、夏にブレイクした中山と松尾の2人も相手チームに研究されて少しずつ勢いが止まり始めている。下がって対応されてスペースを与えてもらえていない。このゲームでも、目を引くシュートを放ったが夏までにあった様な活躍はさせてもらえなかった。

今このチームは勝たないといけない。今年もご多分に漏れずJ1昇格戦線は激しい。試合が土曜から火曜に変更になった事でこれまで先発を続けていた松井を休ませる意図なのか齋藤が先発。これまでの試合よりも格段にボールがスムーズに回っているのだが、それも低い位置での話。相手を剥がす事は出来ても、それより前でゲームメイクをするには足りてなかった。彼への期待値が高すぎるのだろうか。なぜそんな低い位置でばかりボールを捌いているのか。受けて中に入っていくことをしない内は、チャンスメイクは出来ない。
金沢の中盤の足が純粋に早く、セカンドボールの回収やプレスバックが思ったより速かった部分はあるにせよ、それでもゲームメイクは皆無の状況。



そういう状況であってもゴールがこぼれてくる。前半22分、レアンドロ・ドミンゲスがゴール前に上げたクロスにイバが反応するも、ジャンプした頭を掠めたボールはポストに当たりゴールに転がった。これで昇格に向けて一気に畳みかけたい横浜だったが、次のゴールは金沢のものだった。

フリーキックから左サイドにいた金沢・沼田にフリーでクロスを許すと、ディフェンスラインとの駆け引きに勝った金沢・山本がヘディングでコースを代えて同点ゴールとなってしまった。

後半開始早々には、またしても沼田の左足から今度は金沢クルーニーに飛び込まれて逆転を許してしまう。下平監督も「ここ使ってくるんだから」と試合中に指示をしていたそのサイドから同じ様な形で連続失点。



逆転した金沢はスッとラインを下げて横浜の攻撃を遮断しかけるが、これを見て横浜は松尾に代えて斉藤を、中山に代えて草野を投入。そして、チームも3バックに近い状態の時間が増える、斉藤もこれまでの様にサイドに張ってしかけるというよりも、指示されてあえて内側にポジションを取り、3-4-2-1に近い形でゲームを進めることに。

斉藤はいつか自身のインスタグラムで「変わります」と話していた様に、無理な仕掛けよりもスペースを意識した動きになり、複数の相手に包まれた場合はフリーの相手を探すようになり、深い位置でのロストも減少。されても貯めが効いている分高い位置からプレスをかけられた。
金沢は奪ったら長いボールを蹴り始めるが、これは横浜の思うつぼで最終ラインで金沢のロングボールを回収して攻撃につなげた。



斉藤は何度かミスの様なクロスを入れてしまったが、そのクロスが実ったのが後半36分。左サイドから一人交わしてクロスを入れると、イバ、そしてレアンドロ・ドミンゲスが競ったボールを草野が押し込んで同点に。草野がここに来て2試合連続ゴールで勢いを増す。

さらに終了間際には、皆川の競ったロングボールに草野が反応。ドリブルで駆け上がり、金沢DFに囲まれたところで、戻って来た金沢・梅鉢に倒されてPKを獲得。これを自身で決めて2試合連続アディショナルタイムでの逆転ゴールとなった。3-2で横浜は暫定ながら2位に浮上。

草野自身も試合後「期待値を上げてくれ」と言っていた。「やっぱり」と口にして三ツ沢を降りていた。果たしてそれでよいのか。選手自身が期待値を上げろと言っている。だから、もっていくべきは「やってくれる、もっと出来る」という観点でクラブもチームも見る事だ。暫定でも2位に浮上した。残りはたった6試合。6試合で今年の横浜FCの命運が決まる。

期待値を上げてみて見る。「やってくれる」「勝ってくれる」「昇格する」だから、自分達はそういう期待値の高い選手を最後まで押す。サポーターは選手たちから見て、期待値の高い後押しが出来ているか、サポートが出来ているのだろうか。残りわずかだからこそお互いの期待値を高めて横浜は勝ち抜きたい。
posted by おかき at 11:25| Comment(0) | 横浜FC2019観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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