アジアカップ2007は準決勝が行われ、日本はサウジアラビアと対戦し
2-3と敗れ、決勝進出はならなかった。
敗戦の原因は、
・運動量の少なさ
・それに起因した積極性
それだけだろう。運動量は走破距離だけではない。
しつこいマークではなくどの場所においても相手をディレイさせる
動きに重点が置かれてしまい、後手を踏んでしまっていた。
激しくボールを奪い合っての守備側のイエローカードは皆無で、
常に相手の動きを見てコースを限定させる事に終始。
しかし、それが速い選手にとって臆病と思ったのだろうか、
人数が多い日本代表が敷く網の中にでも飛び込んできた。
中盤で中澤がアル・ムーサを倒したシーンでは、4人の日本代表が
相手を囲んでいるのに誰もボールを奪いに行こうとしなかった。
前半から繰り返したのは、キレイに崩そうとするプレーの繰り返し。
だからパスの本数も多いし、ボールを支配している時間も長いが、
それがシュートまで結びつかなかった。
そして、中盤を過ぎての運動量の少なさは異常だ。
ボランチにボールを預けた後に動きがないから、その選手は
プレッシャーを受けたら下げるしかない。鈴木、中村憲の両ボランチの
球離れも良かったとは言えないが、かわいそうだったなと。
矢野や佐藤を入れても選手達には意図が理解できていなかった様で
パスを繋ぐ事に腐心していた。ロスタイム近くになってロング
ボールを入れたり、裏にボールを入れる事に気が付き始めたが、
手遅れだった。ミドルシュートも、後半中村憲や羽生が放ってから
チームが思い出した様に打ち始めた感もある。
チームとしてあまりにバラバラな感は否めなかった。
中村俊と高原の不調ぶりも異常だ。高原はこの試合まで
4得点を挙げているので、この試合だけの結果を以って責める事は
できないだが、中村はこの大会精彩を欠いた。
チームでも上から数えた方が早い選手になり、そして親善試合では
なく、アジア大会という真剣勝負の場で引っ張るという
ポジションに馴れていなかったのかも知れない。



