イラクがアジアカップを制した。
この予兆はもっと前からあって、イラクはアテネ五輪でアジア勢として
最高位の4位になったり、昨年行われたアジア大会で準優勝して
その実力は近年評価されていた。
また今大会の戦いも勢いが勝ち進むにしたがって勢いが出てきた事は
否定できないものの、オーストラリアを3-1で下す等勝者に相応しい
力を持ったチームだっただろう。
また、この国は今や世界で最も危険な国の一つである事を考慮
しなければならないだろう。毎日の様にイラク国内各地で起きる
自爆テロや拉致は、日本の様に選手選考をして合宿をしてと万全の
体制で大会に臨む事すらままならないものだった。
戦火にある為、予選も練習も全て国外で行わなければならない上、
選手の宗教上の問題も抱えながらビエイラ監督はチームを指揮しな
ければならなかった。
アジアカップ優勝でも、監督はその困難に疲れ今大会での
退任を示唆している。まだイラク国内は落ち着きそうもないが、
日本のサッカーファンとして言える事は、中東勢にまた厄介な
チームが一つ増えた事だろうか。





