2007年08月13日

2007年北京オリンピック最終予選 日本女子代表-タイ女子代表「扉」


五輪出場を決めている日本女子代表にとっては、9月に中国で行われる
ワールドカップに向けて控え選手の試合勘を得つつ、新しいものを
試す格好の試合となった。

開始30秒で大野がドリブルで相手を振り切ってミドルシュートを決め、
テストというモチベーションの上がらないチームに高揚感を呼び
起こすと、その後はタイの粘りになかなか追加点が奪えなかったが
前半30分に永里、45分に柳田、前半ロスタイムに澤が決め、
前半だけでゲームを決めてしまった。

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後半になると宮間を右SBで起用する等、新しい布陣を試したが、
後半はチャンスを幾度も迎えながら得点はCKから阪口が決めだけ。
5-0で勝利こそしたが、フラストレーションのたまる試合となった。

オフサイドを取られる事18回。ボールが全体的に落ち着かなかった。
タイ女子代表はラインを高く取り、中盤の運動量が高く、技術や
判断の面で日本に劣っている部分はあったが、いやらしい戦いを披露。
DFラインは若干裏への対応や、競り合いに弱さを見せたが、
中盤はしつこく守り日本女子代表の焦りを誘っていた。

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日本女子代表はこの後壮行試合を2つ行って中国に入るのだが、
タイ女子代表にサイドを崩す形が少なく、ラインを高くとって
中盤でプレスに来る相手に苦戦を強いられた。
ワールドカップでの日本の戦いに不安が過ぎる。
収穫は、どこのポジション、センターもサイドもMFで入れる原が
機能していた事だろうか。さすがにワールドカップで先発の出番が
あるとは思えないが、特に攻撃的なポジションや指向を求めるなら
彼女の出番はありそうだ。

何と言っても、称賛したいのはタイ女子代表の出来だ。
5-0で敗れてしまったが、オリンピック最終予選では
韓国女子代表を破るまでに成長。

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また、この試合に出場した選手の多くはまだ19歳以下だ。
前半2トップで出場し、ポストプレーでゲームをコントロールして
いた23番ニサー・ロムイエンは1990年生まれでまだ17歳。
彼女の活躍で前半15分過ぎからは日本女子代表が押し込まれる
シーンが見られた。特に豊田の入った左サイドがスピードに
弱いと見るや、12番チャーウォン、13番ソーンサーイが積極的に
仕掛ける。シュートにまで持ち込む事はできなかったが、PA近くで
ヒヤリとさせられる場面を作った。その彼女達も今年18歳。
日本女子代表は、相手国の実質U-19代表と試合をしていたのだ。

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タイ国内ではこれから女子のリーグ戦が始まると聞く。日本の様な
しっかりしたお国柄ではないから、流動的なものかも知れないし、
まだ来シーズンの話なのでどうなるかわからないが、本格的に
リーグ戦が始まなら日本にとっても手ごわい相手となるだろう。

タイ女子代表は、試合前からかなり威力あるシュートを放ち、
GKのキック力も高かったのを私は見ていた。
日本女子代表のゴールという扉をこじ開ける事はできなかったが、
韓国女子代表に勝利したのはフロックではない事がわかった。

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女子は、中国、北朝鮮、日本、そして韓国がアジアでは強豪だが、
新しい扉を開けてこの図式をタイが変えていくかも知れない。
試合終了後、日本代表ベンチに挨拶に行く彼女達の姿を見て
観客が上げた大きな歓声こそ、その期待感の表れであった。
posted by おかき at 01:45| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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