就任が決定しました。以下はオフィシャルのニュースより。
横浜FCは、本日8月27日(月)をもって高木琢也監督(39)を解任し、
後任としてジュリオセザールレアルジュニオール氏(56)の
就任が決定いたしましたのでお知らせいたします。
Julio Cesar leal Junior(ジュリオ セザール レアル ジュニオール)
プロフィール
■生年月日:1951年4月13日(56)
■国籍:ブラジル
■指導暦 長いので略
個人的な主観から言えば、この予感はちょっと前からあった。だから
このブログでも「私のいない間に監督交代しなければいいが」と
書こうと思ったがチームの状態も上がっている中で、縁起が悪くて
書くのを辞めていた程だ。
この時期の交代は、実るのかどうかは別としてタイミングとしては
実は足達監督を交代させたのと同じ状況と感じる。
足達監督解任の際も2年目で第1節で敗戦で交代させたが、昨年の選手
補強に関しては足達監督のリクエストにフロントが応える形で行い、
万全の状況で臨んだが敗戦を迎えた事で1年目の結果と合わせて鑑みて
交代になった。今年も同じ様に中断期に補強を行って、その結果が
1分3敗となったところで解任。4試合もあったのは昨年の実績を加味
していたのだろうか。それとも後任監督と契約を詰めるまでの時間
稼ぎだったのだろうか。
高木監督の最大の魅力は、精神的な部分にあるだろう。選手と年齢も
近く、試合に対して熱く情熱的だった。試合では戦術的な指示も
そうだが、それよりも強い言葉で「戦って」いたのが印象的だ。
「命張って戦っている」という言葉は試合中に口に出来ない言葉。
戦術的に斬新な事をしている訳ではないが、弱小チームでも決して
媚びる事なく「勝利」を目指す凛とした姿勢を持っていた。
また情に厚く、昨年の最終戦では抗議して退席を命じられた際にも
サポーターにタオルマフラーを掲げた姿は、今でも記憶に新しい。
高木監督が今年目指していたものとは大きく異なるリーグ戦に
なってしまっている筈であるが、そもそもこの結果を予感させた
のは、今年2月の合宿である。今年J1に臨むに当たって、戦術の
変更を試みているが、それに失敗。4-1-4-1で山口の1ボランチ、
久保の1トップ。しかし、効果はなく合宿で放棄する羽目になる。
昨年までの戦術の中心にあった城、アレモン、ルイスを失ったのも
高木監督には大きな痛手となったに違いない。契約の話なので、
監督にはどうする事もできないが、攻撃の3本の柱を同時に
失ってしまったのは昇格チームとしては悲劇的だった。
個々の能力で劣るチームを戦術浸透度で上回りたかったが、
前線のメンバーが大幅に入れ替わった事で攻撃面が機能せず、
ボールを奪われるだけの前線は守備への負担を増やしていった。
その兆候が合宿に見られたのだ。
シーズン開幕前に獲得した外国人が機能しなかったのも大きい。
守備の要として期待されたアンデルソンは出場はカップ戦1試合に
とどまり、快足シウバは怪我もあり出場に目処が立たず、
アドリアーノは技術は高いが守備を重視する高木監督の構想には
合致せず、結局3人ともシーズン途中で契約解除となった。
また、今年の目玉選手だった久保・奥の両選手が安定して
結果を残せていないのも大きい。腰痛を抱えている久保は怪我で
安定して出場する事ができず、5月以降はピッチに立っていない。
奥は出場こそあるが、結果を残したといえる働きはなく、
アシストの記録もあるかどうか定かでない状況だ。
実質今年新加入選手で機能しているのは和田だけ。昨年の選手が
スタメンの殆どを占める中でJ1を勝ち抜ける程甘くない。
高木監督でなくとも相当厳しい戦いを強いられていたはずだ。
アジアカップによるJ1中断期で、彼がリクエストしたのだろうか。
10名近くの補強選手がやってきた。そして希望が見えた4-1-4-1は
高木監督が本来やりたかった形なのだろうと思いながら見ていた。
ただ、希望は見えても結果にまで結びつくには時間がなさすぎた。
戦術の浸透には時間がかかる。他のチームはある程度浸透して
このシーズンを戦っている。
ただ交代させるなら中断期だろうと思うのは誰の目にも明らかで、
新監督になってたった2日、実質1日で清水戦に臨むのは非常に酷。
ただそのリスクを背負った上でのフロントの判断か。
とにかく、今は高木監督にお疲れ様と言いたい。J1昇格を叶えた
結果は残した。きっとまたどこかで。私はあの強気の発言が
大好きでした。昨年10月の柏戦後の記者会見より。
「2点差を追いついた、引き分けだった、それでOKか?
僕はそう見ていない。」



