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2008年02月14日

細雪

市川崑監督が亡くなったとニュースで見かけた。自分自身は、彼の
作品の多くを見た事はないのだが、遺作の中で細雪が気になった。

気になったという事は、この作品の事を語る訳ではないのだが、
この「細雪」で思い出したのは、先日の日本代表の試合である。
あの日は、降り続く雪の中で行われた試合で、気温も低く観客も
3万5000人程度で、「代表不人気」が露呈した形となった。

あの観客の入りになったのはいくつか理由があると思うが、
集約すれば「客の目が肥えた」。その一点になると思われる。
その直前に行われたキリンチャレンジカップ2試合もそうで、
選手の連携を深める為の練習試合に、高い金を払って寒い場所に
行く必要はどこにもないとわかっているからだろう。

ワールドカップという真剣勝負の場でも観客は大入りになる事は
なく、バックスタンドはガラガラの状況だった。
真剣勝負になればなったで、日本代表の「位置」を知ってる多くの
観衆は、タイ相手に足を運ぼうとは考えなかったのだろう。

オシム監督に代わって就任した岡田監督は「W杯3位」を目標に掲げた。
そもそもアジアを如何に勝ち抜くかは想定になく、如何に世界を相手に
するかという目標を掲げたチームのアジアの3次予選の試合を見に
行かなければならない強い理由はないだろう。
勝って当然という試合に、


一部では、さいたまスタジアムのアクセスが悪い等あったが、
ではあの日、国立競技場で開催したとして観客は増えただろうか。
否である。

さいスタに観客が来たのは、スタンドにはある程度屋根があって、
雪でも関係なく試合観戦ができる事を知っていたからだろう。
実は私はあの試合に行っていたが、もし国立競技場なら細雪が
降り続く天気の中、屋根もない席で退屈な圧勝劇を見に足を運ぶ
だろうか。そう思えない。

そもそも、Jリーグは地域密着を掲げているにも関わらず、その
地域の代表である、日本代表の試合を地方でも開催しないのか。
90年代は愛媛で開催したり福岡での開催もあったが、最近は
首都圏か関西、大分あるいは札幌程度に留まる。
警備の問題や設備の問題もあるのだろうが、そういう問題も
すべてひっくるめても地方で開催する方がメリットがある。
新しいファンの掘り起しにも繋がる。首都圏で3連戦をやっても
観客の財布の紐は、寒さもあって固いままである。
日本代表を支えているのは、試合を7時20分から始めさせる
テレビ局でもなければ、広告代理店でもない。
日本中のサッカーを愛する人だという事を忘れてはならない。

細雪の降ったタイ戦では試合展開よりそんな事ばかり考えていた。
という訳で、観戦記はなしヨ。
posted by おかき at 10:57| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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