、いつ自分達は残留諦めてしまったのかをクラブがオーロラビジョンに
流す映像を見ながら考えていた。

あの日の夢を 今もずっと 追いかけ続けていたら
今頃 僕は 何処にいて 何をしていたんだろう
選手もサポーターも口では「まだまだ」と言いつつも、きっと誰もが
どこかの段階で諦めた気持ちがあったのだと思う。でも、本当に純粋に
少なくともサポーターだけでも諦めていなければ、また違った結果に
なっていたのだと思う。たとえ結果的に降格したとしても、最後の
最後まで粘る事ができていたんだと思う。ひょっとしたら、今この
J2というカテゴリには戻っていなかったのかも知れない。

ため息で錆び付いたこの鍵で 今もまだ開くのかな?
信じたまま 脱ぎ捨てた 夢と一緒に 僕を待ってるあの日のロッカー
またあのステージに戻る事になった横浜FC。このズタズタに切り
裂かれた気持ちのままで、昇格の扉を開ける戦いを始めなければ
ならない。それでも三ツ沢のロッカーは私達をやさしく迎えてくれる。
そこに刻まれた汗も涙も全部知っているから。
今よりずっと蒼く 優しく見えた空
何を忘れたんだろう? 何を覚えたんだろう? 何を見つけたんだろう?
答えのない問いに 白く滲んだ空
踏み出せなかった あの道は 今ここに続いていた

最終節・浦和戦の後に見上げた空。この1年何をして過ごしてきた
のだろうか。今は答える事はできなかった。その位自分は未熟だった。
ただ一つ、踏み出せなかった残留への道の代わりに、J2への道が
目の前に広がっていた。でも悲しむ事はない。山の頂上がゴールなら、
今一度峠を下って登りなおせばいいのだ。ゴールへの道は一直線とは
限らない。遠回りして、この山を深く知れば良い。
何度負けても 間違っても 夢は終わりじゃない
何度勝っても たった一度の 諦めに崩れていく
見上げるほど長い上り坂 今 僕の目の前に
引き返してしまえば また後悔だけが 僕を待ってる 下り坂

大幅に変わったチームには、一昨年や昨年とは違った困難が
生まれる事だろう。でも私達は戦うしかない。勝利しかない。
目の前にあるのが、どんな急な坂でも私達は再び乗り越えていく
だけの強靭な気持ちを備えなければならないのだ。山の七合目より
上はもっと急な道が続いていた事を、私達は身をもって経験
しているじゃないか。
逃げ出すのは簡単な事だが、それで後悔はしないか。このオフ、
多くの戦士達がこのクラブを後にした。彼らがどういう気持ちで
このクラブに来て、去っていったのか。ずっとここにいる私達
だから出来るじゃないか、前向きに戦士の背中を押し続ける事が。

心の叫びなど 誰にも聴こえない
だから笑うんだよ 涙が出るんだよ だから輝くんだよ
自分らしさを探して 誰かの真似もしてみた
何かが違うんだよ 誰にも聞けないんだよ
それでも探していたいんだ

日の当たらない2部に落ちてきて辛いだろう。でもな、そんな事は
笑い飛ばしてやればいいんだよ、悔しければ泣けばいいんだよ。
もっと多くの経験をして輝けばいい。不死鳥の羽の一枚一枚を
少しずつ金色に変えていこうじゃないか。
私達は私達の歩き方がある、飛び方がある。誰も教えてくれは
しないんだ。自分で自分の道を歩くしかないんだ。

今よりずっと蒼く 優しく見えた空 何を忘れたんだろう?
何を覚えたんだろう?何を見つけたんだろう?
あの日よりずっと蒼く 強く信じた空
踏み出せなかった あの道は 今どこに・・・

あの日からたった1年。空は同じ青色なのに、どうして優しく
見えたのだろう。私達は何が変わってしまったのか。
荒んだ自分の心が叫び声を上げている。
あの日からもう1年。夕暮れ時で紅く染まった空。
必ずここに戻ってくると強く強く願った。残留等考えなくても
良い位のチームになると。
あの日の僕が ずっと待ってた 心の行き止まりで
少しだけ話を聞いてくれるかい? 少しだけ休んでもいいかい?

降格したくてしてるんじゃない。ケガ人は沢山いたし、外国人も
殆ど活躍しなかったし、思った様に戦術が機能しなかったし、
クラブの資金も潤沢ではなかった、監督交代の時期だって。。。
愚痴りたい事は数知れない程ある。
何もかも上手くいって輝いていたあの頃の自分に聞いてもらい
たい事は、両手で抱えきれない位にある。
でも今は、ただその胸で眠らせてくれないか。
きつく抱きしめていてくれないか。きっと今年また輝く為に。
by コブクロ 「蒼く優しく」



