2008年04月19日

ホッケーイタリア代表は若かった

ホッケーの北京五輪最終予選は、ドイツが優勝と五輪出場を決めて
幕を閉じた。私が観戦した最後の2日間で、最も盛り上がったのは
土曜日のマレーシア-日本戦。ロスタイムがないホッケーで残り2分で
同点にして、しかも決勝進出という劇的なゲームは日本人のファンに
とって、内容は別にしてこれ以上ない盛り上がりを見せたゲームに
なった。

このゲームは土曜日の第2試合で、このゲームが終わると多くの観客が
家路についた。これから始まる第3試合はスイス-イタリアと最下位を
争うチーム同士の対戦であり、それも仕方ないかなと思われる。
ただ、ゲームを見る視点を、勝負やプレーの質という部分から
変えてみる事で、こうしたゲームも非常に興味深いものになる。



おやっと思ったのは、イタリアの4番「Vargiu」選手。どう見ても
ユニフォームがダラダラしていて大きい。で、名鑑を見ると18歳。
この五輪最終予選、イタリアは非常に若いチームで来ている。
20人近くの登録メンバーのうち、10代が5人、初代表も6人。
代表キャップが1ケタの選手は11人と他国を圧倒する若さ。
この試合先発したGKミトロッタはまだ18歳で代表スタメンデビュー。


このDUSSIも19歳

世界ランクも37位とこの予選に参加した6カ国で一番低い。
(ちなみに日本は11位)
この予選突破が厳しいのを見越して次世代の選手に経験を積ませる
というのがイタリアの目的だったのだろう。
この土曜日の試合はイタリアにとっては何も出来ないまま
負けてしまった。GKは18歳で初選出のミトロッタが4失点。
攻撃も完封されてしまった。
イタリアのユース世代の選手がスイスの大きな選手とする
マッチアップは常に厳しい勝負になるが、いい経験である。

実はドイツの様な世界ランク1位のすごいプレーを見るのも
重要だったりするが、この試合の観衆の多くは近隣の高校の
ホッケー部員で、自分と同じ世代の選手がどう戦うかを見るのに、
このスイス-イタリア戦は非常に参考になったと思う。



それと、イタリアがこれだけ若手を連れてくるというのは、
それだけ層が厚くないともいえなくもない。
イタリアはサッカーはもちろんバレー等が人気のスポーツで、
この予選にきた選手もどちらかというと体格的には小さい選手が
多かったから、イタリアのホッケー事情が垣間見えた気がした。

そして、その若手を使って最後の5・6位決定戦では、土曜日に
戦ったスイスと再び対戦し、これを2-3で破って5位になった。
イタリア代表は、表彰式でフェアプレー賞を受賞したが、
良いご褒美になったと思う。

今回5位に終わったイタリア代表だが、今から4年後8年後を
考えれば、予想以上の成績だったのだろう。試合後の彼らの表情は
5位に終わったのではなく、5位を勝ち取ったに近いものだった。
posted by おかき at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ホッケー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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