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2012年03月03日

ハワイ国際招待2012決勝 横浜FC-釜山アイパーク

試合終了のホイッスルが鳴る。横浜は敗れた。しかし、そこに敗北感も空虚感も感じることはなかった。ハワイの温暖で穏やかな空気がそうさせたのではない。必死に応援しすぎて疲れてしまった訳でもない。



後半から本来ボランチの佐藤を右サイドバックからセンターバックの位置に入れたのを見て、このゲームの位置付けをはっきりと理解した。私が見ている限りでは、センターバックを実戦でやったことのない佐藤にさせるということは、このゲームの優先順位が「勝つ」から、「試す」「終わらせる」といった感じに受け取れた。
実際この堀之内とのコンビネーションは皆無に等しく機能せず、また中盤ではカズ、高地という運動量を望めない2人がこなしたことで守備は後半あってないようなものだった。サイドに簡単にボールを揺さぶられて攻撃を許した。



後半25分。後半から右サイドバックとして出場していた野崎が、自陣低い位置からのロングフィードの際に軸足を濡れた人工芝に滑らせてパスをミスし、そのボールが相手のFWファグネル・シルバに渡り、GKとの1対1を制されて決定的となる3点目を許し、ここからは反撃の機会も殆どなく低調な内容のままゲームは幕を下ろした。
釜山も3点差で勝負ありと見たのか、前半から続いた積極的にプレッシャーも止めてゲームを終わらせる事に終始した。そして短いロスタイムが過ぎて釜山アイパークの優勝が決まった。



試合開始前に入場してくる時から、スッキリしなかった。スタメンが前の試合から大幅に変わり、控え組がメインとなっていた。前の試合でもそうだが、左サイドの守備に難を抱えている横浜はその穴をピッタリと突かれてクロスをフリーで上げさせて、堀之内はマークを外しこれまたフリーでヘディングシュートを許し、ゴールも許した。こんな簡単に許可なく入れるゴールなら、相手がどこのチームでも同じだろう。
前半45分にはセンターサークル付近でファウルを与え、すばやいリスタートからミドルシュートを決められて追加点を許した。
序盤からゲームは釜山ペースで進み、横浜は中盤より先にボールを運ぶことすら困難だった。コロラドとの戦いは何だったのだろう。その記憶を逡巡させていた現地組の横浜サポもいたことだろう。

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posted by おかき at 17:25| Comment(7) | TrackBack(0) | ハワイ国際招待2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月01日

ハワイ国際招待2012 コロラド・ラピッズ-横浜FC

後半27分コロラドのドリューがCKを渡邉と競り合いながらヘディングで押し込み一点を返す。お世辞にも多いとは呼べない観客ではあったが、ここはアメリカ・ハワイ。横浜からすればアウェーの地。その観客がアメリカびいきに変わるのに時間はかからなかった。
そのゴールから一気に攻勢を強めるコロラド。前半鳴りを潜めていた木村も右サイドから突破を仕掛ける。シュートを果敢に放つコロラド。それに耐えることが横浜は出来るのか。そういう状況の中で、私は13年前のことを思い出していた。



横浜FCが何らかの国際大会に出場するのはこのハワイ国際招待が初めてではない。まだチームが出来上がって間もない1999年の8月に上海国際に出場し、上海申花、ウルグアイプロ選抜、シドニーユナイテッドと試合を行っている。私はまだ当時大学生で、その大会に行く先輩サポーターを誇りと感じ、また羨ましくも感じていた。時間が流れて2012年、今度は自分がそういう順番になった。ACLなどに比べれば大したことのないトーナメントではあるが、出場するからには優勝したい。負けたいと思って、勝たなくてもいいと思ってプレーする選手がいないのと同じように、負けるのを見に行くためにサポーターも足を運ぶ訳ではない。このハワイの地で君が代を聞けば、どうしたって気持ちは高ぶる。泣いても笑っても自分たちしかいないのである。

対戦相手はコロラド・ラピッズ。2010年のMLS覇者。2部の横浜にとってはチームの成績としては格上ではあるが新しい監督が就任したばかりで、MLSも日本と同じ様に3月開幕を迎えるとあって開幕直前へのテストマッチという意味合いがお互い濃いのだろうと思われた。



横浜に関して言えば、コロラドが初戦ということでほぼベストメンバーを組んできた。関、杉山、スンジン、渡邉、阿部、内田、中里、八角、野崎、難波、大久保。序盤こそコロラド#14カミングスの力強い突破に苦しむも徐々に横浜がペースを握り始めた。
最初に目が行ったのは八角だった。危険なところに顔を出して懸命のタックルを繰り出して、相手の攻撃を遮断してハーフカウンターの形で何度も持ち込むことが出来ていた。その先の崩しという部分においては課題があったが、八角、内田、杉山という右サイドは試合を通して崩されることもなくほぼパーフェクトといってよかった。
攻撃に目を移すと大久保が前線で身体を張ってボールをキープし、難波がセカンドボールに畳み掛ける、あるいは右サイドに開いて攻撃する様子が見られた。前半はほぼ互角。

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posted by おかき at 08:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ハワイ国際招待2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする