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2015年11月24日

2015年J2第42節 横浜FC-ザスパクサツ群馬 「原点に戻る」

今年の最終節もJ2リーグは手に汗握る展開となった。自動昇格を賭けた戦いは勝ち点で並ぶ磐田と福岡の一騎打ち。福岡が大勝し、磐田の結果待ちとなった。後半45分に大分が同点に追いつき、福岡が自動昇格をつかみかけたが磐田が後半46分小林の逆転ゴールにより磐田も勝利し、得失点差で上回る磐田の自動昇格が決まった。

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この時自分の脳裏をよぎったのは、第5節三ツ沢で行われた福岡戦。後半ロスタイムに寺田の放ったミドルシュートが福岡ゴールを揺らして引き分けとして勝ち点1を拾った。福岡はあの試合で引き分けがもし勝ちだったら勝ち点3を積み上げており自動昇格を決めていた。そういう巡り合わせを考えるとシュート一つが、勝ち点どころかリーグ戦の順位や選手の評価、契約を決めてしまう。ところが不思議な事にあの時を境に寺田のミドルシュートは影を潜めてしまう。サッカーとはゴール数を競うスポーツであるにも関わらずだ。

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その寺田のミドルシュートが戻ってきた。前半29分、ゴールの右上を狙い澄ましたミドルシュートはポストに弾かれるも反対側のポストに当たりゴールに吸い込まれた。昇格も降格もない。マークも緩くプレッシャーも何もない状況だから放つことが出来たのか。ゴールを決める為にシュートを放つ。サッカーの当たり前の原点が少しだけ戻って来た気がした。

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その後群馬が逆襲するもシュートミスや南の身体を張ったセーブでこれを脱する。後半一際大きな声援を浴びたのは野崎の登場の時。2010年半ばにやってきて横浜には4年半所属。夏場に急上昇する横浜にとって、その原動力となった野崎。リードしている横浜は野崎にボールを集めるも、1対1のチャンスもゴールを捉えきれない。それじゃダメなんだけど、その溌剌としたプレーは野崎らしいというか何というか。

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2015年11月09日

2015年J2第40節 横浜FC-大分トリニータ 「8連敗からのご褒美」

横浜は残り3試合にしてやっと降格の可能性が完全に消滅する事になった。リーグ中盤のお寒い8連敗でプレーオフ圏内どころか、降格争いに足を踏み入れてしまった。この大分戦も自分たちのミスからゲームを失いかけた。

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魔の8連敗の最初となった7月の熊本戦。多くの選手は自分たちのミスを敗因に上げた。自滅だと。ところがそこから8連敗。あの結果をどう捉えたらよいのだろうか。
一つ言えるのは、ミスだけが敗因の理由ではない事だ。ミスをしない選手はいない。しかし強いチームはそのミスをチーム全体で補ったり、次の試合までに修正できる。横浜はどうだったのか。大宮戦昇格したいと強く出てくる相手に受け身になり惨敗。水戸戦では小野瀬が決定機を外して流れが変わり耐えられなくなり敗戦。東京V戦では石井のミスを責めるだけで6失点。この辺りで書くのは終わりにするがつまりは、ミスを修正する力がなかった。

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そしてそれは3ヶ月以上経った大分戦でも変わらなかった。前半からチャンスらしいチャンスもなく、蹴ってくる大分にピンチを何度も許した。後半FKのこぼれ球を拾った中里の千載一遇と言える絶好のクロスに安が飛び込んでゴールを奪った。しかしゴールを上げて押せ押せになったはずの空気もロクの投入で冷めてしまった。

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前線でセカンドボールが拾えなくなり、自分たちで苦しくしてしまった。勝って残留を明確に決めるミッションのはずが、欲が出たのかあるいは別の意図があったのか。まさしく8連敗を喫した最初の熊本戦と同じ。またしてもミスを繰り返した。

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2015年10月26日

2015年J2第38節 横浜FC-ファジアーノ岡山 「寒いのは季節かゲームか」

先週までラグビーワールドカップやEURO予選の観戦の為、イギリスに行っていたがその熱気と言ったらまぁ凄い。カーディフでは、アイルランド人やフランス人が街を占拠しているかの様に、そこら中のパブや飲食店で飲めや謳えやのオンパレード。こういう図は中々サッカーでは見られない図でもある。
ワールドカップクラスの規模だから凄いのかと言えば、イングランドの下部リーグでも熱い。リーグ1と2(3部と4部)をそれぞれ見てきたが、現在リーグ1所属のウィガンサポーターの熱気は完全にホームチームのベリーを圧倒。アウェイスタンドを埋め尽くし、その声援が2点のビハインドを追いつく後半ロスタイムの同点ゴールを呼び込んだ。

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もちろんそんなゲームが毎試合見られると思ってはいないが、選手の熱ってのはプレーのレベルに関係なく、サポーターに伝播し、科学反応的にそれが広がっていくんだなぁと改めて実感したし、その逆もまた然り。サポーターが火を点ける事もある。
が、この試合に限っては何というか消化不良いや消火不良というか、どこを目指してるんだろうなぁというお寒い内容。数字上残っている降格への火を完全に消しておかなくてはならないはず。それが例えレベルの低い話であっても。

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2015年09月28日

2015年J2第34節 横浜FC-愛媛FC 「抜け駆け」

面白いものを見たと言えば、見てしまった。後半19分大久保のヘディングシュートがポストに弾かれるも、そのこぼれ球を永田が押し込んで横浜は同点に追いつく。そして、その後のセレブレーションはこれまでの鬱憤が爆発した様に吠えた。クラスにいる普段は物静かな子が怒ると実は怖い子だったを地でいくような感情の弾けっぷりだった。



そんな感情が嘘の様に前半は時間が流れた。素早いブロックを作り横浜に攻撃を許さない愛媛とそれを崩せずサイドからの単調なクロスばかりになってしまった横浜のゲームは良くも悪くも噛み合ってしまい退屈なものだった。
スタンドが湧いたのは、元横浜の愛媛・西田がGK南と1対1になりながらもゴールを決められなかったシーンや、同じく西田がコーナーキックをフリーで合せるも同じく枠を捉えられなかった場面位だった。



そんな非常に締まらないゲームを動かしたのは愛媛だった。セレッソ戦でスーパーゴールを左足で決めた内田のFKに玉林が合せて愛媛が後半18分に先制点を挙げる。キックの精度もさることながら、奥にいたのを前に動きマークに付いていた森本から距離を置いてヘディングを許したミスだった。


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2015年09月21日

2015年J2第32節 横浜FC-ツエーゲン金沢 「勝利のために貫き通す」

この日の未明に行われたラグビーワールドカップの日本戦を見ていた。W杯過去2回の優勝を誇る南アフリカに何点差で食らいつけるかというのが事前の肌感だったが、「世界を驚かせる」と高らかに宣言した代表は違っていた。何人もが素早く飛びかかるタックルが相手の前進を止め、突き放されてもそれを何度もしぶとく詰めていく展開。そして、試合最後のプレーで遂に逆転。W杯史上最高の番狂わせを起こしたのだった。

ラグビー日本代表監督のエディジョーンズは試合後こう話した。「勇敢になりにきたのではない。勝つためにきたのだ」と。それはサッカーも同じ。相手がどこであれ、勝つために準備するだけだし、勝つために丘を登るだけだと。頑張りに来ている訳ではないのだ。
そういう意味で、このゲームは戦術的な洗練度や真新しさはないが愚直にサイドを突破してからクロスを入れて前線の大久保に合わせるシンプルな戦術が嵌った。左の小池がディフェンスラインの裏を狙えば、市村はやや遠目からもクロスを上げ続けた。



これが当たったのが前半34分。市村のクロスに金沢DFに競り勝った大久保がヘディングを決めて先制点を挙げた。貴重な先制点は、新指揮官となった横浜に自信をもたらす。



後半その流れを継続したい横浜だったが、主審という新しい敵が出現する。この主審は前半とジャッジの基準が変わりファウルの判定が厳しくなった。ただ、それにも横浜の選手はしっかりと耐えて、追加点を挙げる。



センターライン付近からの佐藤のフリーキックを大久保が落とし、これに反応した黒津が左足でダイレクトボレーを放ち一度は金沢GK原田に弾かれるも、こぼれ球に再び反応してゴールに押し込み2−0とした。

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2015年08月31日

第95回天皇杯1回戦 横浜FC-tonan前橋「ゴールがもやもやした思いを断つ」

後半37分の黒津の挙げた3点目でやっとゲームは終止符が打たれた。雨が降るのか降らないのかぐずつく空模様と同じで、ジャッジが前半とうって変わってブレる主審と点差から来る余裕が後半横浜のサッカーを不安定なものにしてしまっていた。



前日降格争いをする中で「天皇杯に戦う意味を見いだせない」と言っていた指導者がいた。横浜はまだそこまでいっていないが、リーグ戦のインターバルで2週続けて行われるの天皇杯をどう考えるかは難しいものがある。実際下位の栃木も岡山も敗れた。京都も一時はリードを許しPK戦でなんとか大学生を振り切った。
勝つだけが目標のチームと、降格争い、調整、リフレッシュと様々頭にあるチームとでは難しいゲームになる事もある。



そういう意味で、横浜は緒戦からほぼフルのスタメンで臨んだ。8月になりシステムを変更した横浜においてこの2週間はその新しい方法を熟成させる場所にしたと受け取った。相手の攻撃を跳ね返してはサイドを大きく使って展開し、面白いようにボールが回る。リーグ戦で連敗中の横浜は、中々挙げられない先制点を開始7分で奪う。FKのこぼれ球を佐藤がきれいにミドルシュートで流し込んだ。前半37分には自ら倒されて得たFKを松下が直接ゴールに叩きこみ追加点。



試合内容からも横浜が盤石なままでゲームは前半を終えた。ところが後半横浜が緩む。やはりというか、格下の相手に手を抜いてゲームをする選手が増える。もちろんそれでもしっかり終われるならいいが、単純にミスが増えて中央を破れられるケースが続出。

そして、なぜか横浜に厳しくなる笛。tonan前橋は、関東リーグとはいえ元JやJFLクラスの選手も所属しており、ちょっとしたジャッジのあやが勝負を左右するケースもあるから困る。それでもその苦しい状況に耐え、後半37分左から永田のアーリークロスに黒津がドンピシャのタイミングで合わせて3点目を獲得。



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2015年08月24日

2015年J2第30節 横浜FC-ジェフ千葉 「目線を下げてはならない」

アディショナルタイムは掲示された5分になろうとしている。いつ笛が吹かれてもおかしくない。何度あったピンチも守備陣がことごとく身体を張って跳ね返した。これが最後のプレーになるだろうか。千葉・中村のコーナーが蹴られる。そのボールに最初に触れたのは。。。



千葉・松田、オナイウ阿道という2トップにロングボールを入れてポイントを作り、そこからの展開を考えていた千葉には誤算だったはずだ。横浜はそうしたボールを寸断し、逆に千葉の裏のスペースをこじ開けようとした。ここ数戦見られなかった攻撃的な姿勢で、チャンスはあった。市村がロングボールに抜けだして角度のないところから放ったシュートも、佐藤がワンツーから抜け出して打ったシュートも可能性を感じさせるものだった。
千葉としては修正を図ったが、FWと後ろの連携ができておらず最初のチェックを超えると中盤には大きなスペースがあり、横浜はここを支配してゲームを優位に進めた。守備では5バック、攻撃では4バックの戦術が嵌っていた。いつもの千葉のそれではなかった。



後半千葉が戦術を整理してから、熱気を帯び始めた三ツ沢。攻勢を強める千葉。耐える時間が続く横浜。それでも時折横浜は千葉のゴール前に迫りチャンスを迎えた。ただ、横浜の最後のところが軽く相手ゴールを揺らすことができない。

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2015年08月17日

2015年J2第29節 栃木SC-横浜FC 「壁を越えたらまた壁でした」

前半35分、大久保がクロスに競り勝ち中に折り返したボールを松下がヘディングでゴールネットを揺らす。これで1-1、相手のホームゲームで先制を許しながらも、その直後に追いつくという横浜にとってはここ数試合では見られなかった強い姿勢がそこにはあった。



ところが、その同点ゴールからたった3分後。右からのクロスを野上が目測を誤り、頭を越され後ろにいた栃木・河本にフリーで逆転弾を許してしまう。そこから失ったチームの流れはもう戻ってはこなかった。横浜は2-1と敗れこれで6連敗を喫する事になった。



後半栃木は、前半と同じくサイドバックに厳しくプレッシャーに行き、横浜のボールの出所をつぶしにかかる。サイドの選手は孤立して前線にボールを運べない。そしてボールを失って、そこから栃木のカウンターを受け続ける事になった。
それに輪を掛けたのは、ディフェンスラインが相手ボールでズルズル下がる事。これは栃木が「ラインを後ろに下げるのではなくて、前から連動して高い位置からプレスを掛け続けよう」というのとは全く逆だった。ジリ貧だった。



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2015年08月10日

2015年J2第28節 横浜FC-東京ヴェルディ 「まだあわてるような時間じゃない」

試合終了後ルス監督は「コメントするのが難しい」と切り出したそうだが、自分も1-6で敗れた試合の感想も全く同じだった。彼は長い指導歴の中でこのような大敗を経験した事がなかったという事だそうだが、福島で行われた新潟戦や2007年の横浜ダービーの大敗を経験している自分にとっては、戦術とか点差よりもチームのバラバラさ加減が想像以上で声を失っていた。



右サイドバックに経験の少ない石井を起用せざるを得ないチーム事情は仕方ないのだが、彼をあまりにも一人にさせすぎていた。開始1分からヴェルディはそこを攻略し、裏に抜け出し東京V・杉本のクロスをフリーの高木大に叩き込まれる。この失点で横浜は気落ちしたのがゲームを東京Vに支配されてしまう。



前半24分には自陣低いところから寺田の出したパスが主審に当たり東京Vに支配ボールになると、それをそのまま運ばれてゴールを許す。されるがままの状態。前半36分には、カウンターで高木大に抜け出されると折り返しを東京V・南に決められて前半だけで3点のビハインドとなってしまった。
前半で、運動量の少ないカズと攻められ続けた石井を下げて、後半開始から黒津と小池を入れて3点差という事もありまだまともになったが、黒津が絶好のチャンスをフイにすると、黒津から上がったクロスを小野瀬がヘディングで合せるが枠を捉えきれない。そうしている間にさらに失点を重ねてしまう。



後半アディショナルタイムにFKから黒津が1点を返すが、東京V・安在にさらに追加点を許し終わってみれば1-6という一方的なスコアでゲームは終了した。
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2015年07月27日

2015年J2第26節 横浜FC-水戸ホーリーホック 「夏風邪に特効薬はなし」

大宮戦の翌日位から咳が止まらない。朝から酷暑の群馬に行ってユースの試合を見て肌を焼いたと思えば、夕方からは涼しい風吹き抜けた大宮でトップの試合観戦。夜は暑いのでエアコンを付けたまま就寝して、体調を崩してしまったらしい。まったく油断してしまった。



今横浜も同じくして、どうやら夏風邪に罹ってしまっている。水戸とのこの試合もチーム全体が重い。相手がブロックを作るよりも先に動き出さないといけないのだが、わざわざ自分達でテンポを遅くして相手に守る時間を与えてしまっていた。それでもまだ前半は水戸のサイドの裏を攻略し、石井や永田が駆け上がるシーンはあった。
西ヶ谷監督になって以降次第に上り調子になっていた水戸は、前半4−5−1で馬場を左サイドに置き横浜のボランチの脇を攻めにいったが松下、石井が献身的に守りきる。石井は久しぶりの登場で序盤緊張していたが、何度か機を見て前線に突破するようになってそれもほぐれていったか。ただ、クロスの回数が少ないのは急造で仕方ないだろう。



後半、横浜の病は重症化する。4−5−1から4−4−2にシステムを変更した水戸に押し込まれる。前線からのプレッシャーを上手くいなす事が出来ず、ボールを失いピンチを何度も作られる。



そして後半20分。それまで何とか堪えていたが、残念な形で失点する。コーナーキックのこぼれ球を競り合い、そのバウンドが合わず頭を越されて水戸・馬場に簡単に押し込まれてしまう。エアポケットというか、集中力に欠けたシーンだった。
集中力と言えば、寺田、中里、佐藤という中盤のタレントにも平凡なパスをトラップできないイージーなミスが多く、リズムを横浜に持ってくる事が出来なかった。

ルス監督の采配も全く機能しなかった。明らかに肩で息をし運動量の落ちている寺田を下げずにいると、その左サイドを使われて寺田がカバーで戻る前にクロスを上げられ、野上は身体を寄せもせずボールウォッチャーに。水戸・三島に鮮やかにゴールに流し込まれてしまった。

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posted by おかき at 19:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2015観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする